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夜泣きをほっとくことはある?新生児から1歳頃まで時期別での対応
見守る前にママたちが確認したこと
1歳頃の夜泣きに悩むママやパパのなかには、海外では夜泣きをほっとくという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。今回の記事では、新生児の時期だけでなく生後8カ月から生後10カ月頃をすぎても夜泣きをするときについて、ほっとく場合の具体的な対応の仕方や事前に確認するポイントなどをご紹介します。
子どもの夜泣きはほっとくこともある?
子どもの夜泣きに悩んでいるパパやママも多いのではないでしょうか。海外では子どもの夜泣きはつきっきりで世話をするのではなく、ほっとく場合もあると聞きますが、同じような対応をしたことがあるというママたちに詳しい様子を聞いてみました。
1歳児ママ
生後10カ月赤ちゃんママ
離乳食をよく食べるようになった生後8カ月頃から、夜泣きをしても少し様子を見てから対応するようにしました。今までは寝不足から私が体調を崩すことも多かったのですが、夜泣きをしても子どもが自分で眠れるようになると、私も体力が戻って日中にたくさん遊ぶサイクルが作れるようになりました。
ママたちによると夜泣きを「ほっとく」とは、泣いている子どもを放置するのではなく、しばらく「見守る」ことを指しているようです。夜泣きを見守った(ほっといた)というママからは、海外のように子どもを別室で寝かせるのではなく、いっしょの部屋で寝ていたという声も聞かれました。
子どもの夜泣きをほっとく(見守る)前に確認したこと
夜泣きをほっとく(見守る)にあたって、ママたちが事前に確認していたことを聞いてみました。
不快はないか
生後8カ月赤ちゃんママ
オムツが濡れていたりお腹が空いたりしていないか確認しました。新生児の頃からしばらくは、授乳やおむつ替えの回数も頻繁なので、パパにも協力してもらいながらお世話をしていました。
1歳児ママ
汗をかきながら夜泣きすることがあったので、寝るときに暑すぎないか、寝室の室温や布団の枚数などには気をつけていました。
小さな子どもは不快を感じても、言葉で伝えられることが少ないかもしれません。そのためまずはミルクやおっぱいの時間ではないか、オムツは濡れていないかを確認しているママが多いようです。室温の他にも、音や光、衣服や寝具の肌触りなどを変えることで、夜泣きが減ったというママもいました。
体調に異変はないか
1歳児パパ
寝る前は元気だったのですが、夜中に突然大声で泣き出しました。病院を受診したところ「中耳炎」と診断され、耳が痛くて泣いていたのだとわかりました。
9カ月赤ちゃんママ
看護師の友人から、5分から30分おきに激しく泣くときは病気の可能性も考えると聞き、夜泣きを見守るときには注意しています。いつもの夜泣きとなにかが違うと感じたときは、ほっとくことはせずに確認しています。
いつもと違う夜泣きの仕方をしている場合に、ママたちは熱や顔色、下痢や嘔吐はしていないかなど、子どもの体調を確認していたようです。体調不良で夜泣きをしているときは子どもをほっとくことはせず、早めに対処すると安心かもしれません。
日中のすごし方
1歳児ママ
昼間、大きな犬に吠えられた日に夜泣きをしました。子どもにとって怖かったり刺激が強いことがあったりしたときは、夜泣きをしていた気がします。
他にも外遊びなどで体を動かすことが少ない日に、よく夜泣きしたというパパの声もありました。夜泣きを見守る前に、日中いつもと異なることがなかったかを確認してみると原因が見つけやすいかもしれません。
夜泣きをほっとく(見守る)場合の対応の仕方
ママたちが夜泣きをほっとく(見守る)ときはどのようにしているのでしょうか。対応の仕方を聞いてみました。
すぐに抱っこしない
生後10カ月児赤ちゃんママ
子どもが泣き始めたらすぐに抱き上げるのではなく、隣でしばらくトントンしていました。最初は泣いている時間も長かったのですが、次第に短い時間で眠れるようになりました。
しばらくトントンしてあげて、自分で眠るのを見守ったというママの声が聞かれました。体を起こす必要がないので、ママ自身への負担が少なくなったと感じる人も多いようです。
そばで声をかける
3歳児ママ
子どもの体に触れるのではなく、「大丈夫だよ」「ママはいるよ」などの声をかけ、そばにいることを伝えるようにしました。
そばにいたはずのママの気配が感じられず、子どもが寂しくなって夜泣きをしてしまうこともあるかもしれません。ママの声を聞くことで、安心して眠ることにつながりそうです。
時間を決める
1歳児ママ
子どもが夜泣きをするときは、見守る時間を決めていました。最初は5分トントンしてみてダメだったら違う方法を試すようにしていました。子どもの成長に合わせて、少しずつ見守る時間を長くしていきました。
4歳児ママ
次男が2歳くらいの頃、夜中に急に泣き出すことがありました。何をしても泣き止まず困りましたが、一定の時間がすぎると再び眠りに入ることがわかったので、泣き始めてから10分は子どもを見守ることにしました。
見守る時間を決めているママが多いようです。別室で見守っているママのなかには、子どもの近くにモニターを設置し、一定時間様子を見るようにしているという声も聞かれました。
子どもの夜泣きを見守るときにママが気をつけたこと
夜泣きを見守っていた経験のあるママたちは、どのような点を気をつけていたのでしょうか。
月齢に合わせた対応をする
生後11カ月ママ
新生児から生後3カ月頃までは授乳も頻繁にあったので、泣いたらすぐ対応していました。4カ月を過ぎると授乳回数が少し落ち着いてきたので、泣いてもトントンして様子を見ることにしました。
子どもの年齢によって夜泣きの原因が異なることもあるようです。夜泣きを見守るときは、子どもの年齢や月齢に合わせて、夜泣きの対応を変えていたというママの声がありました。
室内の安全確保
1歳児ママ
1歳の息子は夜泣きをしながら寝ぼけて立ち上がることがあったので、布団のそばに落ちてきたり倒れたりしそうな危ないものを置かないようにしていました。
子どもが寝ぼけて思わぬ行動を取ることがあったので、夜泣きを見守るときは室内の安全に配慮したというパパやママがいました。安心して見守れるように、室内環境を整えることも大切かもしれません。
夜泣きをほっとくときは子どもの様子を見ながら
夜泣きをほっとく対応について、1歳前後の子をもつママたちは抱き上げず様子を見たり、優しく声をかけたりとさまざまな方法を取り入れているようです。
新生児の頃からしばらくはすぐに授乳などの対応をして、離乳食に慣れてくる生後8カ月から生後10カ月頃になって様子を見守り始めたというママの声も聞かれました。
対策を工夫しながら、夜泣きを乗り越えられるとよいですね。
子どもといっしょの部屋で寝ていますが、夜泣きをし始めたら少し見守るようにしていました。始めのうちは泣きましたが、少しずつ夜泣きの回数が減ってきたように感じます。