子どもの口座はいつ開設する?家族口座の管理方法

子どもの口座はいつ開設する?家族口座の管理方法

2019.09.04

子どもの口座はいつ開設するのか悩むこともあるかもしれません。生活費の管理など家族口座について知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では家族口座で引き出しや振込みをするなど家族の口座管理の方法と、子どもの口座開設などを、ママやパパの体験談を交えてご紹介します。

※この記事は、2025年9月12日に更新されたものです。

子ども用の口座はいつ開設する?

子どもの口座開設は、児童手当やお年玉、お祝い金などを貯蓄する目的で、子どもが生まれたタイミングで行うご家庭が多いようです。子どもの将来の教育費や、いざという時のための資金を計画的に貯められるのがメリットです。

30代パパ
30代パパ

子どもが生まれたときに子ども名義の口座を作っておきました。未成年の口座開設は可能なのか、引き出しは本人以外もできるのかなど、銀行で確認しながら進めました。

口座開設は、子どもが未成年の場合、原則として親権者が法定代理人として手続きを行います。金融機関によっては、母子手帳や子どもの健康保険証、親権者の本人確認書類などが必要なものが異なるため、事前に必要書類を確認しておきましょう。また、銀行によっては、窓口での手続きだけでなく、オンラインで申し込みが完結するところもあります。子どもの口座からお金を引き出す場合、本人以外でも引き出し可能かどうかは金融機関によって異なるため、こちらも事前に確認しておきましょう。

家族口座の管理方法

家族口座はどのような方法で管理するとよいのか気になることもあるのでしょうか。実際に家族で使う口座の管理方法を質問してみました。

夫婦で口座を共有して管理する

40代ママ
40代ママ

私たちは共有口座を作り、お互いの給与を振り込んでクレジットの引き落としや生活費などの管理をしています。収入と支出がひとつの口座で管理できるので、収支が見えやすく、家計に必要なものや無駄も把握しやすくなったように感じます。

夫婦でひとつの口座を共有して家計を管理しているママもいるようです。

以前は夫の給与口座から各種引き落としや現金の引き出しをしていたが、共有の口座に給与振込みをするようになると、残高不足で引き落としができないという事態を防げるようになったというママの声もありました。ネット銀行で常に残高を確認しているというママもいました。

夫婦で口座を分けてそれぞれが管理する

夫婦
iStock.com/itakayuki
40代ママ
40代ママ

我が家では、毎月一定額が必要な費用と、月によって変動がある費用をそれぞれ分担して口座で管理しています。夫の給与口座からは居住費や各種保険料、保育料などの固定費の支払いを、私の給与口座で食費などの生活費や、記念日や旅行用の特別費を管理するという具合です。

夫婦がそれぞれの口座をもち生活費などの支払い分担を決めて家計を管理する方法もあるようです。夫婦の収入に応じて家計のどの費用を負担するか決めておくと便利かもしれませんね。

カテゴリ別の口座を作って管理する

30代ママ
30代ママ

私たちは口座は目的に応じて管理する方法がおすすめと聞き、「支出用口座」「貯蓄用口座」と目的別の口座を複数作り、それぞれの給料を一定額振込みして管理しています。

支出用や貯蓄用など使う目的を決めて口座開設をしているママもいるようです。独身のときに作って放置していた休眠口座を使っているという声もありました。

口座からの出金が多い生活費のための口座は、手数料がかからないプランがある銀行を探して口座開設したというパパの声もありました。

家族口座を使うメリットやデメリット

家族口座を使うメリットやデメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

メリット

スーパーマーケット
iStock.com/Rrrainbow

夫婦で給与を1つの口座にまとめると、収入と支出が明確になり、家計全体を把握しやすくなります。これにより、無駄な出費を見つけやすくなり、貯蓄目標も立てやすくなるでしょう。また、家賃や公共料金など、毎月決まった日に引き落とされる固定費も1つの口座から管理できるため、残高不足による引き落とし失敗を防げます。

デメリット

家族口座は、収支がオープンになるため、配偶者に使い道を報告する義務感や、互いの金銭感覚の違いがストレスになる可能性があります。また、共有口座に多額のお金が入っている場合、どちらかがたくさん使いすぎてしまうリスクも考えられます。もし離婚などのトラブルになった際、財産分与の手続きが複雑になるケースもあるでしょう。共有口座を持つ際は、家計の管理方法について事前に話し合っておくことが大切です。

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ママやパパが作った家族口座の種類

実際に、家族で使う口座にはどのような種類があるのでしょうか。目的別に作っている口座を聞いてみました。

生活費用の口座

20代ママ
20代ママ

毎月の支出の多くを占める食費などの生活費用として、専用の口座を用意しています。夫婦お互いに、給与のなかから◯%と決めてその口座に振込みし、必要な生活費に充てています。

毎月必要になる生活費用に口座開設しているママがいるようです。

ママのなかには、その月にあまった分は特別出費用として貯めておき、家族の記念日や旅行用として使っているという声もありました。

貯蓄用の口座

40代ママ
40代ママ

我が家では私の給与口座をそのまま貯蓄用としており、その口座からは現金の引き出しをしないで貯めています。そのほか子ども用として決めて口座開設し、それぞれの口座に児童手当やお祝い金などを振り込んでいます。

 

30代パパ
30代パパ

以前は生活費の余った分を貯蓄にと考えていましたが、出費がかさむと貯蓄が少なくなってしまうことがありました。先取り貯蓄として給与の一部を専用の口座に振込みすることで、少しずつでも確実に貯金が増えるようになりました。

支出用とわけて貯蓄用の口座を用意しているという声もありました。あらかじめ支出用の口座とは区別しておくことで、安定的に貯蓄を増やせそうですね。

家計口座に関する悩み

生活費や貯金など、口座を使って家計を管理することがあるのではないでしょうか。家族で使う口座の扱いに関して、どのような悩みがあるのかママやパパに聞きました。

20代ママ
20代ママ

我が家では独身時代に作った口座をそれぞれが別に管理しています。子どもが増えるにあたり、このままの管理方法でよいのか共有の口座で管理した方がよいのか悩みます。

40代ママ
40代ママ

目的別にそれぞれ口座を作ると、収支などを管理するのが難しいと感じています。口座はいくつ作ると管理しやすくなるのかおすすめの方法を知りたいです。

ママやパパに聞くと口座管理の方法について、夫婦で口座をわける方法でよいのか、いくつの口座で管理するのがよいのか知りたいと感じているようです。ママのなかからは、子どもの貯蓄用に口座開設したいが、振込みや引き出しは本人でなくても可能なのか知りたいといった声も聞かれました。

家族口座の管理で意識していること

家族用の口座を管理するにあたり、意識していることを聞いてみました。

口座管理方法を工夫する

30代ママ
30代ママ

毎月かかった収支の記録や給与の振りわけなどは、夫の方が管理がうまいのでお願いしています。私も任せきりではいけないと思い、月末に家計の状況を話しあう時間を作り、次の月の計画を立てています。

口座管理は複雑になることもあるため、得意な方が行なうなどして管理を工夫するとよいかもしれません。スマートフォンのアプリを使って、夫婦で収支が見えるようにして管理しているというママの声もありました。

定期的に見直しを行なう

30代パパ
30代パパ

私はライフスタイルが変化したときや家族が増えたときなどは、今の管理方法がよいかどうか、妻と話しあうのが大切ではないかと思います。家族が増えたら持ち家がほしいねと話しているので、その時にお金の管理がスムーズにできるよう、今からお互いにお金の流れをオープンにしておくのはよいことだと思います。

家族の口座の管理について、ライフスタイルに応じて定期的な見直しを意識するのも大切かもしれません。

ママのなかには、出産後の育休中は収入も減ったので、今まで負担していた生活費の支払いをどのようにするか、夫婦で話しあうなかで、口座を整理したという声もありました。

家族の口座管理の方法はさまざま

笑顔の赤ちゃんと夫婦
iStock.com/Yagi-Studio

子どもの口座開設の時期や、生活費など家族で使う口座のおすすめの管理方法が気になることがあるようです。家族口座の管理は、夫婦で引き出しや振込みがお互いにできる共有口座を作る他、いくつかの目的別に口座開設する方法などがあるようです。

ライフスタイルや生活の変化に応じて管理方法を話しあいながら、自分たちにあった口座管理方法がみつかるとよいですね。

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2019.09.04

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