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外出先での授乳はどうする?便利なアイテムや授乳マナーで意識したいこと
外出先での授乳で困った場面とは
赤ちゃんとの外出先で授乳が必要になったとき、授乳室がない場合やトイレなどでの授乳に関して、困った経験があるママもいるかもしれません。今回の記事では、外出先で授乳をするときのポイントや、外食や街中へ出かけるときの授乳マナーなどについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
外出先での授乳はどうする?
赤ちゃんとの外出はなにかと気をつかうもの。なかでも授乳はママやパパにとって事前準備が欠かせないことのひとつではないでしょうか。そこで、ママたちに外出先での授乳について聞いてみました。
「車や電車の移動中に授乳タイムが重なってしまったことがありました。事前にきちんと時間を確認してから出発するべきでした」(20代ママ)
「レストランで急にぐずりだし、周囲に気をつかいました。やはり赤ちゃんといっしょの外食は個室などがあるレストランの方が安心かもしれません」(30代ママ)
「母乳育児だったので、お宮参りのときは着物を着るかどうか悩みました。貴重な経験なので、母親としては着物を着たかったのですが、万が一のことを考えて洋服で行くことにしました」(30代ママ)
新生児期は外出する機会がなかったママも、1カ月健診や予防接種、お宮参り、近所への買い出しなど、外出が必要な機会が徐々に増えてきますよね。こんなときに授乳が必要になったらどうしようと不安に感じている方も多いようです。
外出先での授乳で困った場面
実際に、外出先で赤ちゃんに授乳をするときに困った場面をママたちに聞いてみました。
授乳グッズを忘れた
「外出先で赤ちゃんに授乳しようと思ったとき授乳ケープを忘れたことに気づきました。お腹が空いて泣き始めているのに、すぐに授乳ができなくて困りました」(20代ママ)
授乳ケープを忘れたため、外出先での授乳ができずに困ったママもいるようです。授乳ケープを忘れたため、やむを得ずトイレの個室で授乳したというママの声も聞かれました。
外出先に授乳室がない
「家から離れたスーパーに買い物に行ったとき急に赤ちゃんが泣きだし、授乳スペースが設置されていないスーパーだったのでどうしたらよいかわからず困りました」(30代ママ)
「休日にショッピングモールへ行ったとき、トイレの隣にある授乳室に向かうとすでに他のママが並んでいました。なかなか空かず、赤ちゃんも泣き出してしまい焦りました」(30代ママ)
外出先に授乳室がなく困ったというママもいるようです。また、授乳室が混んでいるとき、後ろに並んでいたママと相談していっしょに使ったという声も聞かれました。
外出先で母乳を飲まない
「慣れない授乳室の環境によっては、授乳に赤ちゃんが集中してくれません。キョロキョロしてしまったり、すぐに口をおっぱいから離してしまったりします」(30代ママ)
環境の変化に敏感な赤ちゃんは、慣れない場所に行くと母乳を飲まないこともあるでしょう。授乳室のカーテンで個室化できる場合は授乳ケープをしないママもいるようですが、授乳に集中できないときは、授乳ケープはもちろん、ママの羽織りものや、おくるみやブランケットなどで授乳中の気になるものから視界を遮るというコツもあるようです。
外出先での授乳するときのポイント
外出先で赤ちゃんに授乳するとき、どのようなことを意識するとよいのでしょうか。実際に、ママたちに授乳するときのポイントを聞いてみました。
授乳しやすい服装
「赤ちゃんを連れて出かけるときは、授乳口のついた授乳服を着るようにしています。授乳するときに肌が見えることも少なく、すぐ授乳できるので便利です」(20代ママ)
「普段からストールを持ち歩き、授乳ケープの代わりに使っています。授乳ケープとして使わないときも身につけておけるので、荷物が増えないところも気に入っています」(30代ママ)
授乳しやすい服やストールなどのアイテムを身につけて対応しているママもいるようです。また、自分の着ているアウターを使って授乳したという声もありました。
授乳間隔
「生後4ヶ月の息子は、授乳間隔が3時間くらいなので、出かける前に授乳して次の授乳時間までには帰宅するようにしています」(30代ママ)
赤ちゃんの授乳間隔にあわせて外出しているママもいるようです。赤ちゃんの生活リズムが整ってきたので、機嫌がよさそうな時間帯を選んで外出しているとの声も聞かれました。
持ち物
「混合育児で赤ちゃんがミルクを飲むので、外出するときはミルクを用意して持って行きます。ミルクなら場所を選ばず手軽にあげやすいので、授乳室がないときにも安心だと思います」(20代ママ)
「2人の子どもを連れて外出することが多いのですが、外出先で下の子に授乳していると上の子が待っていられないことがありました。授乳室のなかで飽きないよう、おもちゃを持っていくようにしています」(30代ママ)
外出するとき、授乳する場合を考えて持ち物を工夫しているママもいるようです。ミルクを持って行くときは、すぐにミルクを作れるように水筒にお湯を入れて準備したという声もありました。
外出先での授乳に便利なアイテム
では、外出するときに役立った授乳アイテムにはどのようなものがあるのでしょうか。母乳やミルク、混合など、それぞれの目線から便利なアイテムを聞いてみました。
授乳ケープ
「授乳の際に肌を隠すことができるので、授乳室がなくても授乳できます。赤ちゃんも周りを覆われることで、慣れない場所でも安心して飲めるようでした」(30代ママ)
コンパクトにたたむことができるので持ち運びにも便利な授乳ケープ。人気のモスリンコットン素材でできたおくるみで代用したママもいました。好みのデザインを選べば、授乳タイムがいっそう楽しくなりそうです。
授乳ブラ
「授乳しやすいよう工夫が施されているので、授乳中の外出は必ず授乳ブラを着けるようにしていました」(20代ママ)
胸の中心部分のボタンで開閉できたり、左右の胸がクロスしていて簡単にめくれるようになっていたりと、さまざまな種類があるので、ママの使いやすいタイプを見つけてみてもよいかもしれません。
授乳服
「授乳口がついていて服を着たまま授乳ができるので、授乳時に服をめくっておなかや背中が出たり、ボタンを外す手間がなかったりと、とても便利です」(30代ママ)
胸元の布が二重になっていてケープ代わりになるものもあるので、荷物を少しでも減らしたい場合はそのようなタイプのものを選んでみてはいかがでしょうか。
エアータイプの授乳クッション
「産後、実家に長い期間滞在するときに、エアータイプの授乳クッションが役立ちました。コンパクトに畳むことができるので持ち運びにも便利です」(30代ママ)
エアータイプの授乳クッションなら、使用するときも空気の量で高さを調整できたり、吐き戻しの際にカバーを洗うだけなので洗濯が楽だったりと、さまざまな利点があるようです。ほかにも、授乳クッションがあれば無理な姿勢をすることなく授乳できてよかったという声もありました。
哺乳瓶
「外出先では消毒するのが難しいので、外出中に赤ちゃんがミルクを飲む回数分の哺乳瓶と乳首を持っていくようにしていました」(40代ママ)
哺乳瓶にはガラス製とプラスチック製がありますが、プラスチック製が軽くて持ち運びに便利だというママの声もありました。
粉ミルク
「混合育児なので、粉ミルクとお湯、湯冷ましセットにして必ず持っていくようにしていました」(30代ママ)
粉ミルクはキューブタイプやスティックタイプなどが携帯に便利なようです。ママのなかには、準備に余裕があるようであれば、保存容器に必要量を入れていくとぴったりの量を使用でき、携帯タイプよりも経済的になるというコツを教えてくれた方もいました。
外出先での授乳マナーで意識したこと
外出先での授乳マナーでママたちはどのようなことを意識したのでしょうか。場所別で気をつけていたことを聞いてみました。
街中へ出かけるとき
「レストランでは人が集まる場所なので、授乳期間中に外食をするときは個室があるお店を選び、予約を取るようにしていました」(30代ママ)
「出かけるときは、事前に外出先の施設に授乳室があるかどうか確認しました。大きなショッピングモールにいったときには、最初に授乳室がある階を確認していたので慌てることなくスムーズに行けてよかったです」(30代ママ)
「ショッピングモールで家族連れが集まるフードコートには、授乳室やさく乳室が近くに設置されていることが多かったので、外食するときは必ずフードコートを利用していました」(20代ママ)
ママたちからは、赤ちゃんに授乳することを考えて、街中へ出かけるときは授乳スペースがある施設やファミリー層向けのお店を選んだとの声があがりました。
レストランなどで外食するときには、個室や授乳できそうな場所があるか確認しておくと安心かもしれません。
交通機関を使うとき
「電車で赤ちゃんが泣いたとき、授乳ケープは持っていましたが、人の乗り降りも多いので移動中の授乳は避けました。予定より手前の駅で降り、構内の授乳スペースを利用しました」(20代ママ)
「主人と新幹線を利用したとき、体が隠せて前がはだけない授乳用の羽織りを使って授乳しました。周りへの配慮も考え、主人に通路側に座ってもらい私は奥側の席に座るようにしました」(30代ママ)
赤ちゃんといっしょに交通機関を利用する際は、赤ちゃんの様子にあわせてすごしたという声がありました。ママたちによると、新幹線には授乳ができる多目的スペースが設けられている場合もあるようです。新幹線を利用する際は、多目的スペースの近くの席を座るのもよいかもしれません。
親戚や友人の家に行くとき
「親戚の家に呼ばれたときに、前もって授乳する可能性があることを伝えておきました。当日伺うと別室を用意してくれており、とても助かりました」(30代ママ)
「ママ友の家にお邪魔させてもらったときに、赤ちゃんがお腹が空いて泣き始め授乳が必要になりました。授乳してもよいかと確認すると授乳の間だけ席をはずしてくれました」(30代ママ)
親戚や友人の家へ行くときに、事前に授乳中の赤ちゃんがいることを伝えたり、授乳してもよいか確認したりするママもいるようです。
お互いに気持ちよく過ごすためにも、訪問する相手の家庭事情に配慮するように心がけられるとよいですね。
外出先での授乳はマナーに配慮しながら
外出先での授乳をするとき、授乳しやすい服装やミルクなど持ち物を工夫していたというママの声がありました。
また、ママたちのなかには授乳スペースがないため、やむを得ずトイレでの授乳を考えた方もいるようです。街中へ出かけるときや外食するときのマナーとして、事前に授乳できる場所がありそうかを確認しておくと安心かもしれません。
赤ちゃんとの外出中に授乳が必要になったときは、周りへの配慮も大切にしながらスムーズに行えるとよいですね。