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離乳食に使いたい鍋の選び方。離乳食に利用しやすい鍋の種類や、おかゆなど鍋を使ったレシピ
赤ちゃんが小さいうちは一度に食べられる量が少ないため、離乳食を作っても余ってしまうことが多いのではないでしょうか?離乳食作りには、少量でも調理しやすい小さな鍋がおすすめです。しかし、いざ鍋を選ぼうと思っても、赤ちゃんの口に入るものを作るため、「どんな素材がいいの?」「どれくらいの大きさが使いやすい?」など、迷ってしまうママも多いのではないでしょうか。この記事では、離乳食作りにおすすめの鍋の素材や選び方、おかゆなど手軽に作れるおすすめレシピを紹介します。ぜひ、赤ちゃんの成長に合わせた離乳食作りに役立ててください。
※この記事の内容は、2025年9月8日に更新されたものです。
離乳食づくり用の鍋は必要?どんなものがおすすめ?
子どもの離乳食を始めるときに、それまで料理で使っていた鍋とは別に、新しく離乳食用の鍋を用意しようと考えているママもいるのではないでしょうか。おかゆなどの離乳食を作るための鍋をどう用意したのかママたちに聞いてみました。
「人からもらったまま新品でとっておいた鍋があったので、離乳食用の鍋として使いました」(30代ママ)
「離乳食作りにどの鍋を使って作ろうかと考えたとき、自宅で使っていた鍋は離乳食のおかゆを作るには大きいと感じて、小さめの鍋を買い直したました」(30代ママ)
ママによっては、子どもの離乳食を作るために新たに鍋を購入する人もいるようです。購入しない場合も新品のままとっておいたものなど、きれいなものを使用したという人もいました。
離乳食に使う鍋におすすめの素材
鍋の素材はさまざまあるようですが、離乳食を作るにはどのような素材の鍋がよいでしょうか。離乳食用としてママたちが使っていた鍋の素材をご紹介します。
【おすすめ素材1】:ステンレス
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「ステンレス製のミルクパンを離乳食用の鍋として使っています。お手入れが簡単なので使いやすいです」(30代ママ)
価格もお手頃でサイズが豊富なステンレスの鍋を離乳食用として選ぶママもいるようです。錆びにくいため、お手入れのしやすさも魅力のひとつかもしれません。油がのりにくいため、焦げ付きやすいのがデメリットです。
【おすすめ素材2】:ホーロー
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「ホーローでできた小さな片手鍋でおかゆなどを使っていました。蓋がついている鍋だったので、そのまま冷蔵庫で保存できて便利でした」(30代ママ)
鉄の上に特殊なガラス繊維をコーティングして作るホーローは、離乳食用の鍋として利用しやすいかもしれません。匂い移りが少なく、汚れも落ちやすいようなので、衛生的に使うことができそうです。重たいものが多いため、使いやすいか事前にチェックが必要です。
【おすすめ素材3】:セラミック
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「離乳食を作るとき、特に野菜を柔らかく煮たいときは、熱伝導のよいセラミックの鍋を使っていました」(30代ママ)
陶磁器に特殊な加工を施して作るセラミックは、熱伝導がよいといわれているので、おかゆや野菜を柔らかく煮るのに使いやすい鍋といえそうです。電子レンジでの調理が可能という点で、セラミックを選ぶママもいるようです。強い衝撃に弱く、セラミック加工は寿命が短いといわれることも多いため、「離乳食期のみ」など割り切って使用するのがいいでしょう。
【おすすめ素材4】:鋳物
「出産祝いでもらった小さな鋳物の鍋を、離乳食用の鍋として使いました。見た目にもおしゃれな鍋だったので、それだけで離乳食作りが楽しくなりました」
鋳物はとても丈夫な素材なので、離乳食が終わった後も長く使うことができそうです。また熱がゆっくり伝わるためうまみがぎゅっと残りやすく、少ない水分でも柔らかく煮ることができるので、素材の味を活かした調理ができるといわれています。ホーローと同じく重いものが多いのがデメリットです。
離乳食に使いやすい!鍋の選び方
離乳食用に鍋を用意したママたちは、どのようなことに注目して離乳食用の鍋を選んだのでしょうか。体験談を元にご紹介します。
使いやすいサイズを選ぶ
「離乳食初期の頃は1度に用意する量も少ないので、直径15センチくらいの小さめの鍋を選びました。効率よく調理でき、離乳食の準備もスムーズにできました」(30代ママ)
離乳食を作る量は少ないため、小さな鍋を選ぶようにしたというママがいました。小さい鍋は軽くてコンパクトなため、片手で扱いやすい点も魅力です。小型の片手鍋である「ミルクパン」もおすすめです。
自宅のコンロで使える鍋を選ぶ
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「引越しを控えていたので、引越し先で無駄になることがないよう、直火とIH両方に対応した鍋を選びました」(30代ママ)
離乳食用の鍋を選ぶときには、ガス、IHなど自宅の熱源に対応しているかを確認することが大切なようです。ガスの場合は鍋を五徳に乗せたとき、安定するサイズかどうかも確認できるとよさそうです。
離乳食後にも使えるかどうかを考える
「離乳食後も使いたかったので、シンプルなデザインで長く使えそうな素材のものを選びました。デザインも気に入っているので、離乳食が終わった後も愛用すると思います」(30代ママ)
離乳食用として使うのはあまり長い期間ではないので、その後も日常的に活用できるかどうかも、選び方のポイントとなりそうです。離乳食が終わった後にどのような使い方をしたいかを考えて選ぶとよいかもしれません。
蓋がついているかどうか
「おかゆを炊いたり、野菜を柔らかく煮炊きするために、蓋が付いているものを選びました。蓋がついていると冷蔵庫でそのまま保存することもできて便利です」(40代ママ)
おかゆや野菜を柔らかく煮るために、蓋がついている鍋を選ぶママもいるようです。時間のないときは蓋をしたまま保存もできるので、忙しいママにとっては重要なポイントとなりそうです。
鍋を使った簡単離乳食レシピ
© clip-photo - Fotolia
ママたちの作っている、鍋を使った離乳食レシピを離乳食の段階ごとにご紹介します。
ほうれん草ペーストを混ぜたおかゆ
「離乳食初期にほうれん草のペーストを混ぜたおかゆをよく作りました。ほうれん草は鍋でよく茹ですり鉢でなめらかにすり潰し、おかゆはご飯と水を1対9の分量で鍋にいれ、煮立ったら弱火にして30分を目安に炊きます。ほうれん草のペーストと10倍がゆを混ぜると完成です」(30代ママ)
ほうれん草などの野菜のペーストは、少し多めに作り、冷凍保存すると便利なようです。にんじんやかぼちゃなど、さまざまな野菜でアレンジできそうですね。
根菜スープ
「かぶ、にんじん、ジャガイモなど数種類の根菜を大人の一口大サイズに切り、鍋に入れて、舌で潰せるくらいの硬さになるまでだし汁でよく煮ます。柔らかくなったらあら潰しにしてでき上がりです」(20代ママ)
根菜スープのような一度にたくさんの野菜が食べられるメニューは、離乳食中期の頃に使いやすいメニューかもしれません。蓋のある鍋で弱火でコトコト煮ることで野菜の甘味がより引き立つようです。
野菜たっぷりうどん
「離乳食後期にうどんが食べられるようになってからは、野菜をたっぷり入れたうどんをよく作りました。離乳食用の鍋に大根、にんじん、玉ねぎなどの野菜を入れ、だし汁で柔らかくなるまで煮たら、カットしたうどんも加え再び煮たらできあがりです」(30代ママ)
タンパク質として豆腐や白身魚、鶏のひき肉などを加えると味の変化をつけることができそうです。うどんの他にもそうめんやパスタなどでもよさそうですね。
離乳食用の鍋は小さめが吉!ママが嬉しいものを選ぼう
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離乳食用の鍋には、片手で扱えるミルクパンサイズの鍋が人気のようです。そのほかホーローやステンレスなど、素材にこだわったママもいました。また今後引っ越しを考えている人は、IH・直火両方対応しているものを選ぶのもポイントでしょう。離乳食用に鍋を用意するのがもったいないと感じる場合は、離乳食卒業後も長く使えるような鍋を探してみるのはいかがでしょうか?離乳食作りは大変ですが、お気に入りの鍋を見つけて少しでも楽しく離乳食作りができるといいですね。