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生後11カ月の赤ちゃんの夜泣き。保護者が考える夜泣きの理由と泣き止まないときの対策
生後11カ月の赤ちゃんが興奮状態で夜泣きをし、泣き止まないとき、どう対処すればよいのか悩むママは少なくありません。夜間授乳や添い乳で寝かしつけてもよいのか迷うこともあるでしょう。そこで、保護者が考える夜泣きの理由や、夜泣き対策の工夫、子守唄やスキンシップ、おしっこチェックなどの対策についても紹介します。
保護者が考える夜泣きの理由
生後11カ月になると、伝い歩きを始めるなど昼間の活動が活発になる赤ちゃんもいるかもしれません。この頃になると、突然夜泣きを始める赤ちゃんや夜中に泣き始めると泣き止まない赤ちゃんもいるようです。
生後11カ月の赤ちゃんが夜泣きをする理由を、保護者はどのように考えているのでしょう。
生活リズムが整わない
「朝起きる時間が遅くなった日は一日の生活リズムが整わず、夜の寝つきも悪くなりました。ぐっすり寝られずに夜泣きをしたようです」(30代ママ)
「毎日行っている昼間のお散歩ができなかった日、夜泣きをしました。いつもと違うリズムだったことや、日中の運動量が少なかったことが理由かもしれません」(30代ママ)
生後11カ月の頃は、生活のリズムが整わなかったことが理由で夜泣きをすることがあるかもしれません。お昼寝が遅くなると夜中に起きて泣くという声もありました。
興奮状態が続いている
「昼間お客さんが来た日は、夜泣きをすることがありました」(40代ママ)
「人混みに出かけた日は赤ちゃんが興奮状態になっているのか、夜泣きをすることがありました」(30代ママ)
生後11カ月の赤ちゃんは、興奮状態が続くと夜泣きしてしまうことがあるかもしれません。特に普段と違う生活を送った日には注意が必要な場合もあるようです。特に夕方過ぎに普段と違うスケジュールで活動すると興奮状態が夜まで続き、夜泣きがひどいように感じたという声もありました。
お腹がすいている
「夕飯の食べ方が足りないと感じた日は夜泣きをするようでした。夜間授乳の回数も減ったため、しっかり離乳食を食べるようにしないといけないなと思いました」(30代ママ)
生後11カ月になると離乳食も進み、食事の量も増える赤ちゃんもいるようです。離乳食や授乳の量が少なかった日は、お腹がすくのか泣き止まないことがあったという声もありました。
保護者が工夫した夜泣き対策
生後11カ月の赤ちゃんの夜泣き対策として、保護者はどのような工夫をしているのでしょう。
生活リズムを整える
「朝は決めた時間に起こすように意識しました。一日の生活リズムを整えられた日は夜泣きが少ないと感じました」(40代ママ)
生後11カ月になると、離乳食や睡眠などの時間を決めて生活するようにしたという声もありました。赤ちゃんの様子を見ながら生活リズムを整えていけるとよいかもしれません。
カーテンを閉める
「月明りなどで外が明るい日には部屋の明かりを落として、カーテンを閉めるなど、赤ちゃんが寝つきやすい環境を整えました」(30代ママ)
赤ちゃんがスムーズに寝つくことができると夜泣きをしないのではないかという声がありました。明るさや家族の声やテレビの音の大きさなど、睡眠に入りやすい環境を整えてあげるとよいかもしれません。
夜間授乳のタイミング
「赤ちゃんが夜中に泣き続けるときは、夜間授乳することで落ち着くことがあります。ただし、あまり頻繁に行うと逆に夜泣きを助長することもあるので、慎重にタイミングを見極めています」(30代ママ)
夜間授乳は赤ちゃんの生活リズムに影響を与えるため、適切な頻度で行うことが重要です。日によって取り入れてみるのもよいでしょう。
スキンシップをとる
「赤ちゃんが夜に泣き止まないときは、抱っこで優しくトントンしてあやすようにしました」(40代ママ)
「抱っこしても泣き止まないときは子守歌などをうたいながらスキンシップをとるようにしました。赤ちゃんの気分がよくなると再びぐっすり眠ってくれました」(30代ママ)
生後11カ月の赤ちゃんが夜泣きをしてなかなか泣き止まないとき、抱っこやおんぶをしたり手足をさすってあげるなどのスキンシップをとってみるのもよいかもしれません。泣き止まない赤ちゃんを抱っこしてゆらゆらしていたら、いつの間にか赤ちゃんが眠っていたという声もありました。
夜泣きをしたときのミルクや授乳
生後11カ月になると卒乳を意識し、夜中のミルクや授乳をどうすればよいのか悩む方もいるようです。保護者は寝かしつけのためのミルクや添い乳をどうしていたのでしょうか。
寝かしつけのためのミルク
「赤ちゃんが夜に離乳食をあまり食べなかったときは、寝る前にミルクを少し飲ませてお腹を満たすようにしていました」(40代ママ)
「歯が数本生えてきたので、寝る前や夜中のミルクはなるべく飲ませないようにしました」(30代ママ)
寝る前にぐずったときは少しミルクを飲ませてから歯磨きをしたという声もありました。生後11カ月になると離乳食をしっかり食べるようになり、歯も生え始めるということから、寝かしつけのためのミルクは赤ちゃんの様子から判断するとよいかもしれません。
添い乳
「赤ちゃんが泣き止まないときは添い乳をすることがありました。生後11カ月で添い乳をしてもよいか迷いましたが、夜泣きがひどいときだけ飲ませていました」(40代ママ)
添い乳をすると赤ちゃんがすぐに寝ついてくれるので、疲れているときにはママの負担も少なくなるかもしれません。生後11カ月になり卒乳を意識し始める保護者の中には、添い乳をせず、他の方法で寝かしつけていたという声もありました。
白湯やお茶を飲ませる
「赤ちゃんが夜泣きをして泣き止まないときは、お茶を飲ませて落ち着かせるようにしました」(40代ママ)
赤ちゃんが汗をかきながら泣いているときは、のどが渇いているかもしれません。生後11カ月の赤ちゃんが夜泣きをしたときは、授乳の代わりに白湯やお茶を飲ませていたという声もありました。
寝かしつけ・夜泣き対策のNG例
赤ちゃんの寝かしつけや夜泣き対策には、危険な方法もあります。安全で効果的な対処法を知り、赤ちゃんの健康を守りましょう。
揺さぶって泣き止ませる
赤ちゃんを激しく揺さぶると、まだ未発達の赤ちゃんの脳や目の血管が損傷し、重篤な障害が残ったり、最悪の場合死亡する可能性があります。揺さぶりによる寝かしつけや泣き止ませる行為は絶対に避けましょう。代わりに、優しく抱っこしたり、安全な環境で静かに話しかけたりするような対応が望ましいとされています。
うつぶせに寝かせる
うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めます。1歳になるまでは必ず仰向けで寝かせましょう。また、寝返りができるようになっても、寝かせる時は仰向けにし、周囲にぬいぐるみやバスタオルなど柔らかい物を置かないなど、安全な睡眠環境を整えることが大切です。
大人用ベッドやソファに長時間寝かせる
大人用ベッドやソファは、環境を変えてあげるのにはよいかもしれませんが、乳幼児には転落や窒息の危険があります。寝かせる場合は必ず保護者がそばで付き添うようにして、寝ついたあとは柵を上げた乳幼児用のベッドで寝かせるようにしましょう。
同様に、大人と添い寝して寝かしつける際も窒息や転落に注意しましょう。安全な睡眠環境を整え、常に乳幼児の様子を確認することが大切です。
保護者のイライラ解消法
保護者に聞くと、生後11カ月の赤ちゃんの夜泣きが続いたとき、対策を考える前にママがイライラしてしまうことで悩む方もいるようです。保護者はどのようにイライラを解消しているのでしょう。
睡眠時間の確保
「赤ちゃんの夜泣きでイライラしそうになったときは、赤ちゃんのお昼寝時間に自分もいっしょにお昼寝することで睡眠時間を確保していました」(40代ママ)
「睡眠不足かなと感じたときは、育休中の夫に頼んで自分はできるだけ寝るようにしました」(30代ママ)
睡眠時間を十分にとることでイライラが解消されることもあるようです。昼間赤ちゃんといっしょにお昼寝をしたら気分もすっきりしたという声もありました。
気分転換をする
「赤ちゃんが泣き止まないときは、いっしょに外に出てみました。赤ちゃんも私も外の空気を吸うことで気分がよくなりました」(40代ママ)
「赤ちゃんの夜泣きで疲れたときは、昼間ショッピングモールなどにお出かけして気分転換をしました」(30代ママ)
ショッピングモールの赤ちゃん広場や児童館でママ友や保健師さんと話すことで気分転換ができたという声がありました。生後11カ月の赤ちゃんの夜泣きが続いたときは、外に出てみるのもよい気分転換になるかもしれません。
夜泣き対策のための睡眠環境づくり
赤ちゃんの夜泣きを防ぐためには、適切な睡眠環境を整えられるとよいでしょう。以下に、保護者が実践している睡眠環境づくりの方法を紹介します。
適切な湿度の維持
「部屋の湿度が低いと赤ちゃんの喉が乾燥して夜泣きの原因になることがあるので、加湿器を使って適切な湿度を保つようにしています」(30代ママ)
赤ちゃんの夜泣き対策として、適切な湿度管理にも気を配ってみましょう。大人と同様に赤ちゃんにとっても、乾燥や寒さ・暑さによる不快感は睡眠を妨げることがあるようです。加湿器や冷暖房を使用して快適な睡眠環境を整えることで、夜泣きの軽減につながる可能性があります。
ねんねルーティンの確立
「毎晩同じ順番で、お風呂、ミルク、絵本読み聞かせ、子守唄を歌うという『ねんねルーティン』を作りました。これを続けることで、赤ちゃんの睡眠リズムが整い、夜泣きが減りました」(40代ママ)
ねんねルーティンは赤ちゃんの睡眠リズムを整える効果的な方法です。一定の流れを毎日繰り返すことで、赤ちゃんの体内時計が整い、夜泣きの減少につながるようです。子守唄をなどの一連のルーティンは赤ちゃんに安心感を与え、睡眠を促してくれそうです。
ぬいぐるみの活用
「赤ちゃんのお気に入りのぬいぐるみを一緒に寝かせることで、安心感を与え、夜泣きを減らすことができました」(30代ママ)
ぬいぐるみは赤ちゃんに安心感を与える有効な夜泣き対策の一つかもしれません。お気に入りのぬいぐるみは赤ちゃんにとって心地よい環境を作り出し、睡眠の質を向上させる可能性があります。ただし、窒息などの事故を避けるよう赤ちゃんの顔の近くに置きっぱなしにしないなど、安全面に注意を払うことが重要です。
パートナーとの協力
「夜泣きの対応は、パートナーと交代で行うようにしています。お互いの睡眠時間を確保しながら、赤ちゃんのケアができるので、ストレスも軽減されます」(40代ママ)
パートナーと協力して赤ちゃんの夜泣き対策に取り組むことは、両親の睡眠確保と精神的な負担軽減に効果的でしょう。交代で対応することで、お互いの休息時間が確保され、より最適な生活リズムを保つことができそうです。
おしっこチェック
「夜泣きの原因が濡れたおむつかもしれないので、寝かしつける前に必ずおしっこをチェックし、必要なら交換しています」(30代ママ)
赤ちゃんの夜泣きの原因の一つに、おむつの不快感があります。寝かしつける前のおしっこチェックは、赤ちゃんの快適な睡眠環境を整える重要な方法です。この簡単な対策で、夜中の不快感による目覚めを防ぐことができる可能性があります。
これらの方法を試してみることで、赤ちゃんの夜泣きを軽減し、家族全体の睡眠環境を整えることができるかもしれません。ただし、すべての赤ちゃんに同じ方法が効果的とは限らないので、自分の赤ちゃんに合った対策を見つけていくことが大切です。
赤ちゃんの夜泣き対策はさまざま
生後11カ月の頃の赤ちゃんの夜泣きで悩んでいる保護者は、赤ちゃんの生活・睡眠リズム作りやミルクなどの授乳の仕方、イライラの解消などさまざまな工夫をしているようです。
日々の生活リズムやカーテンで明るさの調整、パートナーとの協力など、さまざまな方法で赤ちゃんの夜泣きに対処することができます。赤ちゃんが夜泣きをする原因や対策は多岐にわたるため、家族全員でサポートしながら、夜間授乳やおしっこチェック、子守唄を含めた興奮状態の管理など、日常生活に取り入れていきましょう。
生後11カ月の赤ちゃんが夜泣きをしたり泣き止まないときには、ねんねルーティンの確立や睡眠リズムの維持を心がけながら、赤ちゃんやママに合う方法をみつけられるとよいですね。