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赤ちゃんのミルクはいつからいつまで?寝る前や卒業時期など赤ちゃんのミルク事情
母乳で育てたい保護者のなかにも、ミルクだとよく寝てくれたりお出かけのときも便利という理由から混合育児にしてミルクをあげるママも多いでしょう。ミルクはいつからいつまであげていたのか、量や回数、時間の目安などを聞いてみました。寝る前などあげるタイミングやミルク卒業時期も含めた赤ちゃんのミルク事情を紹介します。
赤ちゃんに必要なミルク
新生児の赤ちゃんにとって、母乳やミルクは大事な栄養源になります。母乳だけで育てたいと考えていても、母乳が思うように出なかったり、お出かけのときなどの便利さからミルクをあげるママもいるでしょう。子育てをしているママたちは赤ちゃんに、ミルクをいつからいつまであげていたのでしょうか。
赤ちゃんのミルクの量や回数、時間は?
ミルクの量や回数、時間はどのくらいの目安であげていたのでしょうか。
量
「ミルクと母乳の混合だったので量の把握が難しく、母乳を飲んだあとの赤ちゃんの様子によってミルクをあげていました。助産師さんに具体的な量を教えてもらったメモを参考にしていました」(2歳児のママ)
「母乳のあとにミルクをあげるときは、ミルク缶に書いてある量の通りにあげていました」(1歳児のママ)
「なるべく母乳で育てたかったのですが、上手く母乳が出なかったのでミルクに切り替えました。ミルク缶の表示量をあげていたので、管理しやすかったです」(小5のママ)
ミルクと母乳の混合育児では、量の把握が難しい面があるようです。助産師などの指導を参考にしつつ、赤ちゃんの様子を見ながら調整してみましょう。ミルク缶の表示量を目安にする方法や体重の増加具合を確認するなどして量を決めるといった声もありました。
回数
「ミルクは日中と夜の1日2回と決めていて、泣いたときには母乳をあげていました」(1歳児のママ)
「基本的には、起きてから3時間おきにミルクをあげていたので、1日7回から8回飲むことが多かったです」(小5のママ)
ミルクの回数は、赤ちゃんの生活リズムや体重に合わせて調整します。3時間おきの授乳が一般的ですが、母乳との併用や赤ちゃんの好みによって飲みむらが出ることもあるでしょう。長い時間寝られるようになるなど、赤ちゃんの成長や満足度を見ながら調整していくのがよいかもしれませんね。
時間
「ミルクを飲ませたあと、次のミルクまで3時間あけるように注意があったので、飲み残しがあっても時間は守ってあげていました」(2歳児のママ)
「母乳を朝9時にあげ、ミルクはその3時間後を目安にあげるようにしていましたが、赤ちゃんが泣いたときは3時間経っていなくてもあげることもありました」(小1、4歳児のママ)
ミルクの量や回数、時間はミルク缶の表示を目安にあげていたというママがほとんどでした。ミルクの時間は、赤ちゃんの空腹のサインに柔軟に対応することが大切です。赤ちゃんの生活リズムに合わせて時間を設定し、体重の増加を見守りながら調整していけるとよいでしょう。
赤ちゃんのミルクはいつから?
ママたちは、いつから赤ちゃんにミルクをあげていたのでしょうか。
生まれてすぐ
「出産前からミルクと母乳の混合で育てたいと考えていました。ミルクが嫌にならないように、生後1日目からミルクをあげていました」(2歳児のママ)
「完全母乳で育てたかったのですが、初めは母乳が上手く出ず、産院からミルクとの混合を勧められたので、産後すぐにミルクをあげていました」(2歳児のママ)
出産直後からミルクを与える場合、調乳指導を受けて正しい方法で準備することが大切です。母乳との混合育児を考えている場合は、早めにミルクに慣れさせることで赤ちゃんの好き嫌いを防ぐことができます。助産師などのアドバイスを参考に、赤ちゃんの体重増加を見守りながら進めていくとよいでしょう。
生後少し経ってから
「初めは母乳でしたが、生後2ヶ月のとき仕事復帰したので、ママが仕事に行っているときは自分の親に預けてミルクを飲ませてもらっていました」(6歳、4歳児のママ)
「生まれてから完全母乳だったのですが、ママの仕事で出張がありパパの母親に赤ちゃんを預ける必要があったので、8ヶ月のときに初めてミルクをあげました」(小4、小2のママ)
生まれてすぐミルクをあげているママもいれば必要に応じてミルクをあげ始めたママもいたりと、家庭環境によって違いがあるようです。
仕事復帰や外出などの理由で、生後数ヶ月経ってからミルクを始める場合は赤ちゃんのミルクへの慣れに時間がかかることがあるので、少しずつ練習していくのがコツです。フォローアップミルクの導入も考慮しつつ、離乳食の開始時期に合わせて進めていくことをおすすめします。
赤ちゃんのミルクはいつまで?
ミルクをいつまであげていたのか聞いてみました。
フォローアップミルクはいつからいつまで?
「離乳食の進みも悪く鉄分不足などが気になったので8ヶ月頃にミルクから切り替え、1歳2ヶ月頃まで飲んでいました」(2歳児のママ)
「ミルク缶に1歳までと表示があったので、1歳になったときにミルクと同じシリーズのフォローアップミルクに切り替え、1歳4ヶ月まであげていました」(1歳児のママ)
「ミルクをよく飲み、食事も好き嫌いがない子だったのでフォローアップミルクは使いませんでした」(小4、小2のママ)
8ヶ月頃にフォローアップミルクに切り替えたというママが複数いました。赤ちゃんの離乳食の進み具合によってもあげる時期が変わってくるようなので、いつからあげていたかはそれぞれ違いがあるようです。
寝る前と夜中のミルクはいつまで?
「10ヶ月くらいまでは寝る前にミルクを飲んでいました。それ以降は離乳食などご飯をよく食べる子で体重も安定して増えていたので、寝る前のミルクはやめました」(小2、小4のママ)
「母乳を飲んで朝まで寝てくれるときもありましたが、夜中起きてしまうときはミルクをあげていました。離乳食もしっかり食べてはいましたが寝かしつけのミルクは1歳2ヶ月頃まで飲んでいました」(2歳児のママ)
「1歳4ヶ月までは寝る前にミルクをあげ、夜中泣いたら母乳をあげるようにしていました」(1歳児のママ)
ミルクを飲むとまとまって眠ってくれる赤ちゃんが多いらしく、「母乳のみのときは30分おきに泣いていたけれどミルクに切り替えてからはぐっすり眠ってくれた」というママもいました。
離乳食後期や完了期でも、寝かしつけなどタイミングによってはミルクをあげていたという保護者の声も多くありました。フォローアップミルクなども含めたミルクを上手に活用することで、保護者の負担も減らせるといった側面もあるようです。
ミルクを卒業したのはいつ?
「8カ月頃からフォローアップミルクに切り替え、保育園が始まり牛乳を飲むようになった1歳2ヶ月頃に卒業しました」(2歳児のママ)
「10ヶ月から保育園に行くようになり、1歳のときには湯煎した牛乳を飲めるようになったのでミルクを卒業しました」(小5のママ)
「1歳8ヶ月のとき、離乳食をたくさん食べるようになり、夜もぐっすり寝ていたのでもうミルクはなくても大丈夫だと思い卒業しました」(2歳児のママ)
ミルクを完全に卒業する前には、寝る前や夜中のミルクの卒業があったり、牛乳を飲み始めたり離乳食をしっかり食べれるようになることが1つの目安のようです。
ミルクの飲ませ方のコツ
赤ちゃんにミルクを上手に飲ませるためのコツについて、保護者に聞いてみました。
無理強いしない
「うちの子は好き嫌いが激しくて、ミルクも飲みむらがあったんです。最初は焦って無理に飲ませようとしましたが、かえって嘔吐してしまうことがありました。助産師さんに相談したら、赤ちゃんのペースを尊重することが大切だと教わりました」(3歳児のママ)
「飲みむらがあったのですが、少しずつ練習して、適度に休憩を入れながら飲ませるようにしたら、徐々に上手に飲めるようになり、げっぷも上手になりました」(5歳児のママ)
赤ちゃんの好き嫌いに注意し、むらなく飲めるよう工夫することが重要です。無理強いせず、適度に休憩を入れることで、ゆったりとした雰囲気で飲ませることができます牛乳。
また、げっぷをこまめにさせることで嘔吐を防ぐことができます。飲む量や時間には個人差があるため、赤ちゃんの様子を見ながら、最初は少量からはじめ、飲み方などを目安にしながら徐々に量を増やしていくのがよいでしょう。
ミルクから牛乳への移行
「フォローアップミルクから牛乳への移行は慎重に進めました。1歳を過ぎたころから、少しずつ薄めた牛乳を試してみたんです。最初は湯煎したりして様子を見ながら、離乳食や他の食事とのバランスも考えて与えました」(4歳児のママ)
「体重の変化にも気をつけながら、フォローアップミルクとあわせて1日400mlくらいを目安に与えていきました。アレルギーの心配もあったので、小児科の先生に相談しながら進めていったのが良かったと思います」(小1、5歳児のママ)
ミルクから牛乳への移行は、赤ちゃんの成長に合わせて進めていきます。1歳頃から少しずつ牛乳に慣れさせ、最初は薄めた牛乳から始めるのがよいでしょう。
冷蔵庫から出した牛乳をそのまま与えるのではなく、人肌くらいを目安に軽く湯煎して飲みやすくしたという声もありました。
アレルギーの有無に注意しながら、牛乳の量は1日400〜600ml程度を目安にします。フォローアップミルクなどとあわせて少しずつ牛乳に慣れさせながら、バランスのよい食事を心がけるのも大切です。
スティックタイプのコツ
「外出時はスティックタイプのミルクが便利でした。調乳指導で助産師さんから教わった方法を守り、1回分ずつ使い切るようにしていました。湯船などで均一に温まるよう注意して、作ったミルクは2時間以内に使い切るようにしていました」(6歳、5歳児のママ)
「スティックタイプは外出時や旅行で使っていました。飲み残しは必ず捨てるようにしていました。慣れるまでは大変でしたが、混合育児をしていたので便利でした」(4歳児のママ)
粉ミルクは調乳指導を受けた通りの方法で作ることが重要です。スティックタイプは1回分ずつ使い切り、湯煎で温める場合は均一に温まるよう注意するとよいでしょう。
作ったミルクは2時間以内に使い切り、飲み残しは捨てるようにしましょう。作り方、飲み切ることに注意しながら、赤ちゃんの様子を見て適切なミルクの与え方を見つけていけるとよいですね。不安な点がある場合は、助産師や小児科医などに相談してみましょう。
ミルクは子どもの様子を見てあげよう
母乳以外のミルクをいつからあげていたかは、生まれてすぐというママが多くいました。母乳で育てたい思いもあるけれど母乳が上手く出なかったり、ミルクの方が夜中にしっかり寝てくれるなど、ミルクを使うことでママの負担も減るのかもしれません。
赤ちゃんによって好き嫌いもあるでしょうが、保護者の声では、最初から混合育児にしたおかげで、深夜の授乳をパパに頼むことができるといった声もありました。
パパにとってもげっぷをさせたり嘔吐した際の対応をしたりすることや、スティックタイプのミルクに慣れておくことで、外出時の対応ができるようになるなど、育児の練習としての効果もあるようです。
赤ちゃんがミルクを卒業した時期についても、食事をきちんととれるようになったタイミングなど、赤ちゃんによって個人差があるようです。また飲みむらがある場合など離乳の練習にむけても個人差が出るという側面もありそうです。
粉ミルクは温度や飲ませ方などにも気をつける必要があり、哺乳びんの煮沸消毒など手間もかかりますが、助産師などから調乳指導をうけるなどしてしっかり対応しましょう。赤ちゃんの様子を見ながら、合う方法を見つけていけるとよいですね。