自転車の子ども乗せはいつからいつまで?前乗せ後ろ乗せどちらから乗せたかママたちの体験談

自転車の子ども乗せはいつからいつまで?前乗せ後ろ乗せどちらから乗せたかママたちの体験談

2018.01.30

これから自転車に子ども乗せ用のシートをつけるかどうか検討しているママもいるかもしれません。その場合いつからいつまで乗せられるのか、乗せるとしたら前か後ろどちらのタイプがよいかなどで悩むママもいるようです。子ども同乗自転車を検討しているママたちのために、それらの疑問についてまとめてみたので参考にしてみてください。

子ども乗せデビュー

自転車に子ども乗せを始めるにあたり、いつからいつまで乗せていたのか、どんな自転車で子ども乗せをしていたのかママの実体験をまとめてみました。


いつから

「8カ月ぐらいから前方タイプのチャイルドシートに乗せ始めました」

「1歳ぐらいからチャイルドシートに乗せました。いろいろな自転車メーカーを試乗してみて決めました」

「2歳になってから、保育園に行くのをきっかけに購入しました」

1歳前後で電動自転車を購入したり、子ども乗せを始めたママが多く見られましたが、一方で保育園に通い始めるタイミングをきっかけに2歳頃から乗せ始めたママもいました。

いつからいつまで子どもを自転車に乗せていいのかは人によって判断が曖昧なようですが、SG基準(一般消費生活用製品の安全基準)の基準によると、前乗せタイプの対象年齢は1歳以上4歳未満、後ろ乗せタイプでは、1歳以上6歳未満を目安として設定しているとのことです。

子ども乗せに使った自転車

「普通の自転車に、子どものシートはハンドルに引っ掛ける簡易タイプのものを購入して使ってました。安全性が少し不安だったので、必ずヘルメットは着用させ、保育園など短い距離のときだけ使っていました。」

「電動アシスト付き自転車を試乗してみたら重くて私には難しそうだったので、電動ではない軽量な自転車にチャイルドシートを前方に装着して乗っていました」

「車体がしっかりしていたので、電動自転車の後ろにチャイルドシートを設置し子ども乗せを始めました」

「電動アシスト付き自転車を購入した際、まだ子どもがひとりだったのですが、きょうだいができたときのことを考えて、前乗せと後ろ乗せの2つのチャイルドシートを付けた状態で購入しました」

ママたちの間では、子ども乗せをするためにさまざまな乗せ方をしているようでした。普段移動する距離や、自分のライフスタイルにあったタイプを選ぶとよさそうです。

自転車の前乗せ後ろ乗せ。どちらから乗せ始める?

前乗せと後ろ乗せはどっちから始めるべきか、またそれぞれいつからいつまで乗せられるのでしょうか?

前方座席の場合

子ども乗せを始める際は、前乗せタイプのチャイルドシートから乗せ始めたというママが多くいました。

自転車用幼児座席のSG基準によると、前乗せのチャイルドシート(15kg以下用)とは、体重8kg以上15kg以下の幼児(目安身長70cm以上100cm以下)が使用できる幼児座席のこととされています。

年齢の目安は1歳~4歳未満とのことでしたが実際は、2歳半~3歳ぐらいになると体重が15kgにほど近くなるため、乗せられる期間は対象年齢で定められた期間よりも短いかもしれません。子どもが小さいうちは目が届くところに座らせておけるので、ママも安心できるようです。

一方で、前乗せタイプに子どもを乗せているとき、走行中はハンドルの操作が重くなるので、安定性は後ろ乗せタイプのほうがあるというママの声もありました。

後方座席の場合

子どもが少し大きくなり、しっかり座れるようになると後ろ乗せタイプにシフトするママが多いようです。

自転車用幼児座席のSG基準によると、後ろ乗せのチャイルドシート(22kg以下用)とは、体重8kg以上22kg以下の幼児(目安身長70cm以上115cm以下)が使用できるとされています。乗せられる期間は前乗せのものに比べて少し長めのようです。

子どもの体の大きさに合わせて座席位置などを調整するとよいでしょう。


出典:自転車用幼児座席のSG基準/一般財団法人 製品安全協会 

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子ども乗せのときの注意点

子ども乗せの際に子どもに注意してもらうことについて確認していきましょう。

ヘルメット・シートベルトの着用

ヘルメットの少女
MIA Studio/Shutterstock.com

安全性は第一で、ヘルメット、シートベルトの着用は必ずさせ、走行中ははずさないようにさせましょう。夏など暑くて取りたくなるときもあるかもしれませんが、別の方法で暑さ対策をするなどしながら、なぜ着用が必要なのかを教えて安全性を優先しましょう。 

マフラー、長いひもに注意

マフラーや長いひもがついている服を着ている日は、走行中に自転車のタイヤやチェーンに絡まって急ブレーキがかかったり、子どもの体が引っ張られる危険もあるかもしれません。実際に後ろの席で子どもが持っていたひも付きの手袋がタイヤに絡まって危なかった、というママの声もありました。

事前にひもを服の中にしまう、マフラーではなくネックウォーマーに変えるなどの対策をすると心配が減りそうです。


ママの注意点

子ども乗せの際に、運転するママが実際に気をつけていたことはどのようなことだったのか、体験談を集めてみました。

バランス

「バランスを崩して転倒しないよう、気をつけていました。走行中は意外と大丈夫でしたが、信号で止まっているときや押して歩いているときがハンドルが重く安定性が悪くなるので、バランスを崩して倒れかけたことが何度かあり、通行人に助けてもらったことがあります」

「前後両方に乗せていたのでかなりハンドルが取られました。あと、できるだけ子どもに動かないように教えていました」

子ども乗せをすることで一人で走行するのとで違うところは、子どもの重さが加わることでしょう。ハンドルを取られないように慎重に運転する必要がありそうです。

ただでさえバランスを取りづらい状況で子どもが動くとさらにバランスが崩れやすくなってしまうので、動きたがる子には自転車の走行中は動かないように教えるなどの対策をとった方がよさそうです。

スピード

「ベルトのフィット感を確かめていました。飛ばしすぎないようにと心がけていたけれども、電動自転車なのでまあまあスピードが出てしまっていました」

「保育園に行く途中で急いでいて、スピードも出しながら横断歩道じゃないところを渡ってしまったこともあり、反省しています」

保育園の送迎や夕食の準備など急いでいるときに、ついスピードを出したり横断歩道ではないところで渡ったりしてしまうこともあるようです。心がけていてもついスピードを出してしまう可能性もあるので、シートベルトをつけるだけではなく、交通ルールも意識しましょう。

天気による道路状況

「一度、寒い日の朝に路面が凍っていたらしく、曲がろうとしたらスリップしそうになりました。それ以来、雨でぬれた路面など、滑る可能性があるときは気をつけています」

「雨の日は滑ったりブレーキが利きにくくてこわいので、できるだけ乗らないようにしていました」

雨や路面の凍結で道路が滑りやすくなっているときは注意が必要でしょう。ちょっとぐらいなら大丈夫と思っても、何かあったときは自分だけではなく子どもも巻き込まれるかもしれません。天気がわるい日は無理をしない方が安全でしょう。

自転車の定期的なメンテナンス

自転車の安全性を確保するため、定期的に自転車屋でメンテナンスをしてもらいましょう。メンテナンスをすることで、ブレーキやタイヤの圧など、危険な状態で乗っていたと気が付くこともあるようです。電動自転車の場合はチェックポイントも多いため、特にメンテナンスは大事にしましょう。


安全第一で子ども乗せを

前乗せはいつから始めて、後ろ乗せはいつまで乗せられるのか、前後どっちから始めるにしても、子どもの身長や体重を目安にしながら子どもの体に合わせて自転車やチャイルドシートを選ぶようにしましょう。

子ども乗せができると効率よく移動ができるため、ママにとっては毎日の生活が便利になるかもしれません。今回の記事を参考にして、安全第一で、自転車の子ども乗せを検討してみてはいかがでしょうか。

※記事内で使用している参照内容は、2018年1月29日時点で作成した記事になります。

2018.01.30

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