知っておきたい出産祝いのマナーと相場。兄弟、職場仲間、友人など贈る相手別の相場とママたちの体験談

知っておきたい出産祝いのマナーと相場。兄弟、職場仲間、友人など贈る相手別の相場とママたちの体験談

2017.11.30

友人や兄弟、職場の上司に子どもが産まれ、何か出産祝いを贈りたいけれど、その際のマナーや相場金額が気になる方もいると思います。そこで今回は、贈り相手別の相場や基本マナーのほかに、お返しの際のマナーもご紹介していきます。

出産祝いの基本マナー

出産祝いとは

友だちや親族、会社の同僚や知人など付き合いのある人に赤ちゃんが生まれたときに、お祝いする気持ちとして贈るのが出産祝いです。

内容は、プレゼントや現金・商品券など贈る相手によってさまざま。赤ちゃんがこれから使えるスタイや洋服、おもちゃなどを贈ることが多いですが、出産という大仕事をがんばったママをねぎらうためにママに向けてプレゼントを贈る人もいます。


出産祝いを渡す時期

出産祝いは、病院を退院する出産後7日からお宮参りを行なう1カ月後を目安に、郵送で送るのが一般的だといわれています。
直接自宅を訪れて渡す場合、ママや赤ちゃんの状態によっては負担をかけてしまうこともあるため、産後2~3週以降に相手の状態を確認したうえで訪ねましょう。

また、産後は完全に体力が回復していないので、人に会うだけでもママには負担がかかるかもしれません。自宅を訪ねるマナーとして、短時間で帰るようにするとよいかもしれませんね。

出産祝いの相場の金額

お祝いといっても、どれくらいの金額のものを贈るべきか悩んでしまうところ。地域や相手との関係性でも変わりますが、贈る相手によってだいたいの相場が決まっているようです。


兄弟や姉妹

兄弟や姉妹への出産祝いの相場は、10,000~30,000円が一般的な金額だといわれています。
兄弟なら、どんなお祝いの品がよいか、直接希望を聞いたうえで用意してもよいでしょう。


いとこや親戚

いとこなどの親戚に贈る場合は間柄や親しさによっても変わりますが、3,000~10,000円程度が目安みたいです。
親戚間でお祝いを贈る場合、どれくらいの金額で贈るかを相談したり、揃えたりすることもあるようです。


友人

友人の出産祝いの相場は、5,000~10,000円が代表的な金額だそうです。
友人に事前に欲しいものを聞いたりリサーチしたりしておくと、予算内で相手が喜んでくれるものを選びやすくなります。現金や商品券を贈る場合もちょうどよく、相手に気を遣わせずにすむ金額といえるでしょう。


お世話になっている知人

ご近所付き合いのあるご家庭や習い事の先生など、日ごろお世話になっている知人に出産祝いを贈ることもあるでしょう。その場合の相場は大体、3,000~5,000円位のようです。
ママに対してちょっとしたお菓子のセットなどを贈ると、相手も気負わずに受け取ってくれるかもしれません。


職場の上司や同僚・後輩

会社の同僚や後輩へ贈る場合は3,000~5,000円、上司に贈る場合は5,000~10,000円が一般的な相場だといわれています。
上司に贈る際は、同じ部署の仲間の数人で連名にして渡すこともあるようです。時期に左右されない、記念に残るようなギフトを贈るとよいかもしれません。

二人目や双子が生まれた場合の相場は?

二人目以降の場合

二人目以降の出産祝いは人や家庭によって相場がそれぞれ差があり、一人目と同額贈る場合もあれば、一人目の半分程度の相場で贈ることもあるようです。
ときには相手側からの配慮で、出産祝いは無くお祝いの気持ちだけ伝えることも。
二人目の出産祝いのは、贈る相手との関係性などから判断するとよいのかもしれません。


双子の場合

産まれた赤ちゃんが双子の場合、出産祝いの相場は赤ちゃん一人分と同額、もしくは1.5~2倍くらいの金額で贈ることがあるようです。
双子ならではのお揃いの服や、二人で仲良く使えるおもちゃなどを贈れば喜んでもらえそうです。

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相手がお返しに困らないように

グループで贈る場合は相手がお返しに困らないよう、金額に気をつけたいところ。一人1000円程度の金額を集めてひとつのものを贈る場合、それぞれにお返しする額が小さくなるため困らせてしまうかもしれません。
個人で贈る場合と変わりない額を予算にして、みんなで高額なものをひとつ贈るとよいかもしれませんね。それぞれメッセージを書いてプレゼントに添えると、ひとりひとりの気持ちが伝わります。

また、友人数人で相手の自宅を訪れる場合、それぞれに聞きたいこともあるでしょうが、ママと赤ちゃんを疲れさせないよう短時間にしておきましょう。

出産祝い
Africa Studio/shutterstock.com

出産祝いのお返しをするときに守るべきマナー

お返しの相場

出産祝いのお返しは、いただいた金額の半分程度を目安にするのが一般的です。
現金の場合はわかりやすいですが、プレゼントの場合はだいたいの金額を予想してお返ししましょう。親戚などに10,000円以上の高額のお祝いをいただいた場合、1/3程度のお返しが目安でしょう。


のし、メッセージをどうするのか?

出産内祝いでは紅白蝶結びの水引のしに「内祝」と表書きをし、命名披露の意味合いを兼ねて水引の下に赤ちゃんの名前だけを入れます。名前にふりがなをつけておくと相手も読みやすく、覚えてもらえるでしょう。

メッセージには出産の報告と赤ちゃんの紹介に加えて、出産祝いをいただいた感謝の気持ちとこれからのお付き合いのお願いも書いておくことをおすすめします。「お返し」という言葉を使うと、お祝いに対して義務的にお返ししているという印象になりかねないので、使用は控えた方がよいかもしれません。


贈るタイミングは?

出産内祝いは、お宮参りを行う生後1カ月くらいの頃に贈るのが一般的だといわれています。どうしても産後はバタバタしてしまうので、出産前から親しい人やお世話になっている人の住所や電話番号などをリストにしておくとよいでしょう。また、年齢や家族構成別に分類しておくと、内祝いの品物が選びやすくなります。

出産祝いにまつわるママの体験談

お返しは不要、と相手に伝えて

「仲のよいママ友グループのひとりが出産したとき、5人でお祝いを贈りました。手作り感のあるものがいいねという話になり、みんなでおむつケーキを作ってプレゼント。ケーキの一番上には木製のおもちゃと絵本でデコレーション風に飾り、100円均一ショップの装飾グッズで飾り付けしてかわいく仕上げました。一人当たりの金額が少なかったので、お返しは要らない旨を伝えました。しばらく部屋に飾ってくれていたみたいです」(30代ママ)


もらってうれしかったもの

「出産前から会社で親しくしている同僚ふたりに出産祝いをいただきました。自分では到底買えないような高価なブランドの上下セットの洋服ですごく嬉しかったので印象に残っています。80サイズだったので長い期間着ることができ、普段着とは別にお出かけ用としてとても重宝しました。高価なお祝いをいただいたので、内祝いはそれぞれが好きそうな品物を贈ると、ふたりとも喜んでくれました」(40代ママ)

出産祝いで気持ちを伝えて

新生児
paulaphoto/shutterstock.com

出産祝いの相場は、兄弟や友人、職場の先輩など贈る相手によって異なることもあるかもしれませんが、何より大切なのは無事に赤ちゃんが産まれたことに対するお祝いの気持ちを伝えることです。
一般的な相場は参考にしつつ、マナーを守ったうえで気持ちが伝わるものを贈りましょう。赤ちゃんが無事に生まれた喜びを共有し、がんばったママへのねぎらいも忘れずに。

2017.11.30

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