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牛肉とじゃがいもを使った離乳食レシピ。離乳食後期・完了期のメニュー
牛肉とじゃがいもを取り入れるときのポイント
主菜に取り入れやすい牛肉と、炭水化物が豊富と言われているじゃがいもを使って離乳食を用意したいとき、どのようなことに気をつけて調理するとよいのでしょうか。牛肉やじゃがいもを食べやすくするためのポイントや、離乳食後期・完了期に食べられるアレンジレシピをご紹介します。
牛肉とじゃがいもを取り入れた離乳食を作ろう
鉄分が豊富と言われている牛肉と、食物繊維を多く含むじゃがいもを使っておいしい離乳食を作りたいママやパパもいるのではないでしょうか。
牛肉は、鶏肉に慣れてから離乳食後期以降に取り入れるとよいようです。牛肉は加熱をするとぱさつきやすいため、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたりなど、工夫をすると食べやすくなるでしょう。
じゃがいもは離乳食初期から取り入れられるようです。裏ごししてスープにしたり、煮物にしたりなどさまざまなメニューを楽しむことができます。
今回は、牛肉とじゃがいもを使った離乳食レシピをご紹介します。
離乳食に牛肉とじゃがいもを取り入れるときのポイント
牛肉とじゃがいもを調理するときに気をつけるとよいポイントをご紹介します。
牛肉の脂身を取り除いてあく抜きする
離乳食に使う牛肉は、脂肪が少ない赤身を選びましょう。牛ヒレ肉など、脂身が少なく食べやすい部位もあるようです。
包丁やキッチンバサミで脂身を取り除きましょう。牛肉は調理する前に、熱湯のなかに入れてあく抜きをするとよいようです。
牛肉を食べやすく調理する
牛薄切り肉は、繊維を断つように切ると赤ちゃんも噛みやすくなるでしょう。牛ひき肉を使う場合は、細かく刻んだり、小さく丸めて肉団子にするとよいようです。
肉団子の大きさは離乳食後期では1cm大、離乳食完了期では2~3cm大を目安にするとよいでしょう。
じゃがいもの芽と皮を取り除いてあく抜きする
じゃがいもの芽と変色した皮は、必ず取り除きましょう。芽は包丁の刃元でくりぬき、変色した皮を厚めに剥きましょう。
皮を剥いたじゃがいもは、調理する前にあく抜きしましょう。ボウルに水を入れて、切ったじゃがいもを水にさらし、そのまま10分ほど置くとあく抜きできるようです。
牛肉とじゃがいもを使った離乳食レシピ
牛肉とじゃがいもを取り入れた離乳食のアレンジレシピをご紹介します。
【離乳食後期】じゃがいもと牛肉の煮物
- 皮を剥いたじゃがいもを5mm角に切る
- 鍋に、じゃがいも30gと、だし汁1/2カップを入れて、やわらかくなるまで煮る
- ボウルに牛ひき肉15gと、しょうゆと砂糖少々、水大さじ1を入れて混ぜる
- 2に3を加えて混ぜながら煮る
- 牛ひき肉に火が通ったら、水溶き片栗粉を加える
水溶き片栗粉を加えるととろみが出るため、赤ちゃんも食べやすくなるでしょう。お粥や軟飯の上にかけてあんかけ丼のようにしてもおいしく食べられそうです。
【離乳食後期】ハンバーグとじゃがいものつけあわせ
- 皮を剥いて、5mm角に切ったじゃがいも40gをやわらかく茹でる
- ボウルにパン粉小さじ2、水小さじ1、牛ひき肉15gを入れて混ぜ合わせ、成形する
- フライパンに油を熱して2の両面を焼き、取り出す
- 3のフライパンに1を入れ、残っている肉汁を絡めながら焼く
ハンバーグのうまみがしみ込んだじゃがいもを、ハンバーグと同じ皿に盛りつけます。赤ちゃんが手づかみ食べしやすいようにハンバーグを形成しましょう。
【離乳食完了期】肉じゃが
- 皮を剥いたじゃがいもを1cm角に切る
- 玉ねぎを粗みじん切りにする
- 油を熱した鍋に、玉ねぎ30gと、牛ひき肉15gを入れて炒める
- 3にじゃがいも80gと具材が浸るほどの水を加え、じゃがいもがやわらかくなるまで煮る
あくを取り除きながら煮ましょう。調理をするときに取り分けをして、大人用の肉じゃがを作れば赤ちゃんといっしょに食事が楽しめるでしょう。
【離乳食完了期】ハヤシライス
- 皮を剥いたにんじんと、玉ねぎを細かく刻む
- 皮を剥いたじゃがいもを1cm角に切る
- 種と皮を取り除いたトマトを細かく刻む
- 牛薄切り肉を細かく刻む
- 油を熱した鍋に、牛薄切り肉15gと、じゃがいもとにんじんと玉ねぎを10gずつ入れて炒める
- 5に野菜のだし汁1/2カップとトマト40gを加えて、煮込む 6. 器に軟飯、または普通のご飯を90g盛りつけて、5をかける
- 器に軟飯、または普通のご飯を90g盛りつけて、5をかける
具だくさんのハヤシライスは、いろいろな食感を楽しめるでしょう。彩りを楽しめるように薄皮を剥いたグリーンピースを加えるのもよいですね。
牛肉とじゃがいもを使ったおいしい離乳食を用意しよう
離乳食に牛肉を使う際は、脂肪の少ない赤身を選びましょう。脂身を取り除いてから、熱湯のなかに入れてあく抜きします。
じゃがいもは炭水化物が豊富なため、米やパンのように主食としても食べられます。食べ応えのあるおいしい離乳食を用意できるでしょう。
離乳食後期・完了期になると、食べられるメニューの幅が広がり、ママやパパといっしょに食事を楽しむシーンも増えるでしょう。
牛肉とじゃがいもを使って、いろいろな味を楽しめる離乳食を作ってみてはいかがでしょうか。
※記事内で使用している参照内容は、2019年10月31日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。