離乳食のスープはいつから?離乳食初期に味わう野菜スープレシピ

離乳食のスープはいつから?離乳食初期に味わう野菜スープレシピ

電子レンジを使った簡単調理や冷凍保存の方法について

2019.08.17

離乳食に野菜スープを用意したいと考えているママやパパもいるかもしれません。赤ちゃんはいつからスープを食べられるのでしょうか。じゃがいもやほうれん草などの野菜や豆腐を使ったスープレシピ、冷凍保存の方法についてご紹介します。

離乳食初期の進め方

初めて離乳食を作るというママもいるでしょう。

離乳食初期は、離乳食の作り方や進め方など、わからないことが多く迷うこともあるかもしれません。

まずは、基本的な離乳食初期の進め方について、厚生労働省の資料を参考にご紹介します。


離乳食初期はいつから?

厚生労働省の資料によると、生後5カ月から6カ月ごろが離乳食初期とされています。

食事のタイミングは、体調や機嫌がよいときなど赤ちゃんの様子を見ながら用意できるとよいですね。

調理形態は、なめらかにすりつぶした状態がよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食初期は1日1回1さじずつから始めましょう。

野菜や果物を与えるときはすりつぶした状態から試して、慣れてきたらつぶした豆腐や白身魚などを試すとよいとされています。

出典:授乳・離乳の支援ガイド/厚生労働省

離乳食のスープはいつから?

離乳食の食器
iStock.com/coco312

離乳食にスープをいつから取り入れていたのか、ママたちに聞いてみました。

20代ママ
20代ママ

離乳食初期に、野菜を使ったスープを作っていました。ペースト状にしたかぼちゃやじゃがいもをのばしたスープをおいしそうに食べてくれました。

20代ママ
20代ママ

離乳食初期からスープを取り入れていました。とろとろしていた方が飲み込みやすいと思ったので、とろみをつけたスープを用意しました。

離乳食初期からスープを用意していたママがいました。

離乳食の進みに合わせて、食べられる食材を組み合わせながらスープを作ってみましょう。

だしのうまみを味わえる野菜スープの作り方

複数の野菜を使ってだしを取った野菜スープは、味つけとしても活用できます。

スープ以外にも、お粥や和え物など幅広いレシピに使えるようです。

野菜スープの作り方をご紹介します。

1. にんじん、玉ねぎ、キャベツを1cm角に切る

2. 鍋に、水500mlと、1の野菜を合わせて200g入れて、加熱する

3. 煮立ったら弱火にして、そのまま20分ほど煮る

4. こし器やペーパータオルなどを敷いたざるでこす

上記の野菜の他に、ブロッコリーやかぼちゃを使ってもよいでしょう。

かぼちゃなどの煮崩れしやすい野菜は、煮立ってから加えるとよいでしょう。

こしたあとの野菜は離乳食に使えます。ペースト状にしてフリーザーバッグや製氷皿などで冷凍保存できます。

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離乳食初期に作る野菜スープレシピ

トマトスープ
iStock.com/ToprakBeyBetmen

離乳食初期に食べられる野菜スープレシピをご紹介します。


トマトとしらすのスープ

1. ミニトマト1個を湯剥きし、種を取って裏ごしする

2. しらす小さじ1/4を塩抜きし、すりつぶして裏ごしする

3. 鍋に1と2、野菜スープ大さじ1/2を入れて火にかける

4. 3に水溶き片栗粉を加えてよく混ぜる

しらすは塩分が多いため、離乳食に使う際には塩抜きをしましょう。ボウルにしらすを入れて熱湯を注ぎ、5分ほど置くと塩抜きできます。

耐熱容器にしらすと水を入れて、電子レンジで加熱する方法もあるようです。


じゃがいもとさつまいものポタージュ

1. じゃがいもとさつまいもの皮を剥き、水にさらしてあく抜きをして、茹でて裏ごしする

2. ボウルにじゃがいもとさつまいもを5gずつ入れ、野菜スープ大さじ1を加えてのばす

じゃがいもとさつまいもの甘みを楽しめるメニューです。とろみのあるポタージュは、赤ちゃんも食べやすいかもしれませんね。


ほうれん草と豆腐のスープ

1. 豆腐を茹でて裏ごしする

2. ほうれん草をやわらかく茹でて、水にさらし、あく抜きをする

3. 2を細かく刻んですりつぶし、裏ごしする

4. 豆腐5gと、ほうれん草10gを混ぜて、野菜スープ大さじ1/2を加えてのばす

5. 4を耐熱容器に入れ、水溶き片栗粉を加えて、電子レンジで加熱してよく混ぜる

ほうれん草は苦みがあるため、茹でたあとは水にさらし、あく抜きをしましょう。

スープを電子レンジで加熱するときは、途中で取り出し、混ぜながら加熱するとよいようです。


ミネストローネ

1. キャベツとにんじんを茹でて、すりつぶす

2. じゃがいもをやわらかく茹でて、すりつぶす

3. トマトを湯剥きして、種と皮を取り除き、裏ごしする

4. 鍋に、キャベツとにんじんを5gずつ、トマト10g、じゃがいも15gと野菜スープ大さじ2を入れて煮る

さまざまな野菜を取り入れたミネストローネは、味つけはせずに食材のうまみだけでおいしく作ることができます。

お粥を加えて主食レシピとして楽しむこともできそうです。

野菜スープの保存方法

野菜スープは製氷皿で小分けにして冷凍し、凍ったら取り出してフリーザーバッグに移して冷凍庫で保存します。

冷凍保存した日付をメモしておくと、使用期限を意識しながら離乳食を用意できるでしょう。

冷凍したスープは、鍋に入れて加熱するか、耐熱容器に入れて電子レンジで解凍するとよいようです。

離乳食初期は赤ちゃんの様子を見ながら野菜スープを味わおう

離乳食を食べる赤ちゃんとママとパパ
© UTS - Fotolia

離乳食のスープをいつから始めたかママたちに聞いてみると、離乳食初期から赤ちゃんに与えていたとの声がありました。

野菜のだしで作られた野菜スープは、お粥やペーストの味つけにも活用できます。

冷凍保存したスープは電子レンジで簡単に解凍できすが、凍ったまま鍋に入れて調理するのもよいでしょう。

離乳食初期に食べられる食材を使った野菜スープメニューを楽しめるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年9月20日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

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