離乳食中期に鮭をどう使う?レシピや冷凍方法などママたちの体験談を紹介

離乳食中期に鮭をどう使う?レシピや冷凍方法などママたちの体験談を紹介

2018.02.28

離乳食中期に鮭を調理してあげようと考えたとき、形状や進め方の目安、子どもが食べやすい工夫などに悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省の資料を参考にしながら、離乳食レシピや冷凍方法などママたちの体験談を紹介します。

離乳食中期の進め方

離乳食中期になると初期の経験から離乳食を作ることや食べさせることに少し慣れてきたママもいるかもしれません。しかし、子どもの食べる量に不安になったり、新しい食材の取り入れ方に迷ったりといった新たな悩みが出てくることもあるようです。

基本的な離乳食中期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。


離乳食中期はいつから?

厚生労働省の資料によると、生後7カ月から8カ月頃が離乳食中期とされています。離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくとよいでしょう。

調理形態は舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)がよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食中期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。

穀類:全がゆ50g~80g
野菜・果物:20g~30g
魚:10g~15g
肉:10g~15g
豆腐:30g~40g
卵:卵黄1個~全卵1/3個
乳製品:50g~70g

子どもの離乳食で困ったこと、わからないこと

離乳食で困ったこと

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© ucchie79 - Fotolia

厚生労働省が出している資料の中には離乳食で困ったこととして、次のような内容が挙げられています。

食べる量が少ない / 20.6%

食べるのをいやがる / 13.1%

食べる量が多い / 7.1%

作り方がわからない / 6.6%

相談する人がいない(場所がない) / 1.5%

(回答数:2722)

食べる量が少ないと困っている方が一番多く、食べるのをいやがることに悩んでいる方が多いようです。離乳食中期は、1日2回の食事のリズムに慣れていく時期でもありますが、食べる量が安定しなかったり、食べない食材があったりするので、子どもが食べやすい離乳食をどう作ればよいのかわからず困っているという意見もありました。


離乳食でわからないこと

困ったことの次に、離乳食のことでわからないことについても厚生労働省が出している資料より紹介します。

食べる適量がわからない / 46.4%

食べさせてよいものがわからない / 15.6%

離乳の進め方がわからない / 14.9%

離乳食の作り方がわからない / 9.0%

(回答数:5223)

食べる適量がわからないと困っている方が一番多く、次に食べさせてよいものがわからないと悩んでいる方が多いようです。離乳食中期は、さまざまな味や舌触りを経験できるように、食材の種類を増やしていく時期でもありますが、どのように調理して食べさせれば子どもが食べやすくなるのか悩んでしまうのかもしれません。

鮭は味にクセがないので他の食材と合わせやすく、骨も少ないので離乳食に向いているようです。離乳食に使うときは、塩分が多い塩鮭ではなく、生鮭を使うと塩抜きの必要がなく調理しやすいかもしれません。離乳食中期にママたちはどのようにレシピを工夫して鮭を食べやすくしたのでしょう。

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離乳食中期の鮭のアレンジレシピ

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iStock.com/Plateresca

離乳食中期の頃に、ママたちはどのように鮭を調理に使っていたのでしょうか。レシピの工夫やアレンジ方法など3人のママに聞いてみました。


鮭のミルク粥

「7カ月頃に茹でてほぐした鮭をお粥に入れて食べさせてみましたが、鮭の味が好きではないのか、口から出してしまって食べてくれませんでした。どうすれば食べやすくなるのかわからず困ってしまいました。

そこで、子どもに馴染みのあるミルク味にすればよく食べてくれるのではないかと考え、ミルク粥を作ってみることにしました。粉ミルクとベビーフードのコンソメをお湯で溶かし、茹でて細かくほぐした鮭と茹でたブロッコリーの穂先をお粥に入れて混ぜました。

慣れているミルクの味で鮭が食べやすくなったようで、ちょっとしたアレンジなのによく食べてくれたので驚きました。離乳食中期の頃は鮭を使う量が少ないので、刺身用のものを冷凍しておき、必要な分だけ茹でて使っていました」(20代ママ)


鮭のあんかけスープ

「離乳食中期に鮭を茹でて細かくほぐしたものをスープに入れて食べさせましたが、飲み込まずに口から出してしまいました。加熱した魚がパサついていたことがいやだったようですが、どう工夫すれば食べやすくなるのかわからず悩んでいました。

そこで、とろみのあるスープにすれば鮭の食感を感じにくくなり、飲み込みやすくなるのではと考えレシピを変えてみました。鍋にだし汁を入れ、にんじんと玉ねぎ、白菜をやわらかく茹でて細かく切ったものと、茹でて細かくほぐした鮭を入れて加熱し、水溶き片栗粉でとろみをつけました。

とろっとしたスープに鮭の身が包まれたことでパサつきを感じにくくなり、スプーンを口に運ぶとすぐに飲み込み、あっという間に食べてしまいました。茹でてほぐした鮭を製氷皿に小分けにして冷凍しておくと、凍ったままスープに入れられるので、調理の手間が省けました」(20代ママ)


鮭とトマトのうどん

「8カ月になり、離乳食を始めて3カ月経ちますが、あまり食べてくれないのが悩みでした。離乳食にあまり興味がないのか、このままでは食事量が足りなくなるかもしれないと心配していました。

そこで、色鮮やかな離乳食を作れば見た目から興味をもってくれるかもしれないと思い、比較的食べてくれることが多いうどんに鮭とトマトを合わせて作ってみることにしました。お鍋にだし汁を入れて加熱し、茹でて細かくほぐした鮭、湯剥きして細かく切ったトマト、やわらかく茹でて短く切ったうどんを入れて煮た後、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。

赤い色は子どもにも見えやすいのか、離乳食に興味を示し、私が1口食べてみせると口を開けてくれました。飲み込んだ後、これはおいしいと思ってくれたのか、用意したものを全て食べてくれました。うどんの代わりにお粥で作ったときもきれいに食べてくれたのでこのレシピをよく使っていました」(30代ママ)

離乳食は子どもの様子をみながら

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© kai - Fotolia

離乳食中期になると、お粥や野菜だけでなく魚を使うことも増えてくるでしょう。鮭は味にクセがないので他の食材と合わせやすく、冷凍もできるので離乳食に向いているようです。

子どもが鮭のパサつきを気にするようなら、とろみをつけたレシピにしたり、鮭の味をいやがるようなら子どもが好きな味と組み合わせたりして、食べやすくなる工夫ができるとよいですね。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2018年2月27日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.02.28

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