離乳食初期のじゃがいもはどう進める?レシピやブレンダーの活用方法を紹介

離乳食初期のじゃがいもはどう進める?レシピやブレンダーの活用方法を紹介

2018.02.21

離乳食初期にじゃがいもを調理してあげようと考えたとき、形状や進め方の目安、子どもが食べやすい工夫などに悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省の資料を参考にしながら、じゃがいもを使った離乳食レシピやブレンダーを活用したアレンジ方法などママたちの体験談を紹介します。

離乳食初期の進め方

離乳食初期はまだママも慣れておらず、食材の選び方や調理方法、食べさせ方などわからないことが多く不安な時期のようです。お粥に慣れさせた後、何をどのように調理して食べさせればよいのか、悩んでしまうこともあるようです。

基本的な離乳食初期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。


離乳食初期はいつから?

離乳食はいつから
iStock.com/yu-ji

厚生労働省の資料によると、生後5カ月から6カ月頃が離乳食初期とされています。食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら与えるとよいでしょう。

調理形態は、なめらかにすりつぶした状態がよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食初期の食事量の目安は1日1回1さじずつ始めるとよいでしょう。

穀類:つぶしがゆから始める。
野菜・果物:慣れてきたらすりつぶした野菜なども試してみる。さらに慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚などを試してみる。

子どもの離乳食で困ったこと、わからないこと

離乳食で困ったこと

厚生労働省が出している資料の中には離乳食で困ったこととして、次のような内容が挙げられています。

作るのが苦痛・面倒 / 23.2%

食べるのをいやがる / 13.1%

開始の時期が早いといわれた / 0.8%

開始の時期が遅いといわれた / 2.5%

作り方がわからない / 6.6%

(回答数:2722)

作るのが苦痛・面倒の次に食べるのをいやがることに困っている方が多いようです。ママたちのなかには、用意した離乳食を子どもがいやがって食べてくれないことで、離乳食の開始時期が早かったのかと感じ、いつから、どのように始めたらよいのか悩んでしまうという意見もありました。


離乳食でわからないこと

困ったことの次に、離乳食のことでわからないことについても厚生労働省が出している資料より紹介します。

食べる適量がわからない / 46.4%

離乳の進め方がわからない / 14.9%

何時頃食べさせたらよいかわからない / 5.8%

(回答数:5223)

食べる適量がわからないと困っている方が一番多く、次に離乳の進め方がわからないと困っている方が多いようです。離乳食初期はママも子どもも慣れないことが多く、離乳の進め方やレシピに戸惑ってしまうこともあり、どのくらい食べさせてよいのか、離乳食をあげるタイミングや食べさせ方がわからないと悩んでしまうのかもしれません。

スーパーなどで簡単に手に入るじゃがいもは、下ごしらえや冷凍保存もしやすく、初期の頃から取り入れているママもいるようです。離乳食初期に、ママたちはじゃがいもを使って離乳食レシピにどんなアレンジをしているのでしょう。

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離乳食の初期のじゃがいものアレンジレシピ

じゃがいも
iStock.com/luoman

離乳食初期はどのようにしてじゃがいもを取り入れていたのでしょうか。ママたちに聞いた子どもが離乳食を食べやすくなるレシピの工夫やブレンダーを活用したアレンジ方法などの体験談を3つご紹介します。


じゃがいもとかぼちゃのポタージュ

「お粥に慣れてきたので、じゃがいもをペーストにしてあげたところ、ザラザラした食感が好きではなかったようで口から出してしまうことがありました。ザラッとした食感のじゃがいもをどうやって調理したら子どもは食べやすいのか悩んでいました。

そこで、かぼちゃのとろみを使って食べやすくできたらと考えて、じゃがいもとかぼちゃのポタージュを作ってみました。じゃがいもとかぼちゃをやわらかくなるまで茹で、煮汁といっしょにブレンダーを使いクリーム状にし、そこに粉ミルクを加えてひと煮立ちさせたら出来上がりです。

かぼちゃのとろみと自然な甘さも手伝って、じゃがいものザラッとした食感も気にならなかったようで完食してくれました。じゃがいものポタージュは製氷皿に入れて冷凍保存しておき、食事のバランスを見て必要と感じたときに使っていました」(20代ママ)


じゃがいものミルクスープ

「お粥の次に野菜のペーストを進めようとスプーンで子どもの口に入れてみたら、野菜の味に慣れないのか、なめらかさが合っていなかったのか、うまく飲み込めないようで口から出してしまいました。どうやって調理したら子どもが野菜のペーストを飲み込みやすくなるのか悩んでいました。

そこで、野菜の味や食感にまだ抵抗があり飲み込みづらいのかと考え、子どもが飲みなれた粉ミルクを使いじゃがいものミルクスープを作ってみました。やわらかく茹でたじゃがいもをすり鉢でつぶしてから裏ごしをし、煮汁を加えてペースト状にしてから、湯溶きした粉ミルクを加えスープにしました。

最初はゆるめに作りあげてみると、慣れたミルクの味で飲み込みやすかったようですんなり飲み込めました。じゃがいもの量を少しずつ増やし飲み込む練習をしながらあげていました。他の野菜もミルクの力を借りて慣らしていきました」(30代ママ)


じゃがいもと豆腐のペースト

「離乳食があまり好きではないようで1口か2口食べるとミルクばかりを欲しがり、離乳食を進めることができずに、どんなレシピで作ったら子どもが食べやすくなるのか悩んでいました。

そこで食感がいやなのではないかと考え、口当たりのよい豆腐をじゃがいものペーストに合えてみました。やわらかく茹でたじゃがいもと絹ごし豆腐を少量の粉ミルクといっしょにハンドブレンダーでクリーム状にして完成です。

子どもにあげてみると、豆腐のおかげで口当たりがなめらかになりミルクの甘さも手伝って食べやすかったようで、残さずに食べてくれました」(30代ママ)

離乳食は様子をみながら進めていこう

じゃがいもの離乳食
iStock.com/imacoconut

離乳食初期の子どもは、少しずつ食べ物の食感に慣れながら、飲み込むことを覚えていくようです。あせらずに子どものペースに合わせて進めていけるとよいのではないでしょうか。

じゃがいもは、加熱するとすぐにやわらかくなるので下ごしらえもしやすく、他の食材とも合わせやすいので、離乳食初期の頃から取り入れているママもいるようです。ブレンダーを使うとなめらかなペースト状になるので、離乳食作りにも活用できるかもしれません。冷凍保存もできるので、じゃがいもを上手に離乳食レシピの中に取り入れていけるとよいですね。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2018年2月21日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.02.21

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