ミルクウォーマーの使い方。種類と特徴やママたちがメリットを感じた場面

ミルクウォーマーの使い方。種類と特徴やママたちがメリットを感じた場面

哺乳瓶ウォーマーを使うときに意識したこと

2023.01.12

ミルクウォーマーは、赤ちゃんのミルク作りをサポートする便利なアイテムです。特に、完全ミルクで育てるママや、混合育児をしているママにとって、調乳の負担を軽減し、赤ちゃんに最適な温度のミルクを提供するために役立ちます。今回の記事は、ミルクウォーマーの使い方、種類や機能、使用例を交えながら、ママたちがミルクウォーマーを導入して感じたメリットや、使用する上での注意点についてご紹介します。

ミルクウォーマーは用意した?

ミルクウォーマーとは、水やお湯を入れた哺乳瓶をセットしておくと、赤ちゃんがミルクを飲むのに適した50℃から60℃の温度で保温しておいてくれる機械を指すそうです。ママたちのなかには、毎日のミルク作りの際に、ミルクウォーマーが必要なのか気になることがあるかもしれません。そこで、哺乳瓶を使っていたママたちにミルクウォーマーが必要だったか聞いてみました。

ミルクウォーマーを用意した

「完全ミルクだったため、ミルクウォーマーがあると、1日に何度もミルク用のお湯を沸かす必要が無いと思ったので用意しました」(30代ママ)

「ミルクウォーマーは意外と大きく、スペースを取るので購入を悩みましたが、いざ買ってみると急速加熱や保温機能はもちろん、スチーム除菌機能がとても便利だったので、購入してよかったです」(30代ママ)

調乳の手間が省けるメリットを感じたママがいるようです。特に、完全ミルクで育てている場合は、一日に何度も調乳をする必要があるので、ミルクウォーマーがあると便利だと感じそうです。

ミルクウォーマーを用意しなかった

「私の場合、ミルクウォーマーの代わりに、姉から貰った調乳ポットで代用していたのでミルクウォーマーは使いませんでした」(20代ママ)

「上の子は完全母乳だったので、下の子が生まれて混合で育てる際に、ミルクウォーマーを用意しようか悩みました。でも、ウォーターサーバーを使っていたため、赤ちゃんの調乳も自己責任でウォーターサーバーの熱湯と冷水を使いました」(30代ママ)

初期費用を抑えるために調乳ポットやウォーターサーバーなど、手持ちのアイテムで代用したママもいました。ミルクウォーマーの必要有無は、生活スタイルやその他使っているアイテムによって変わってくるようです。


ミルクウォーマーの種類や機能、初期費用

ミルクウォーマーにはどのような種類があるのでしょうか。ママたちの声をもとに、ミルクウォーマーの種類や特徴についてまとめてみました。

哺乳瓶をセットして温める据え置きタイプ

哺乳瓶ウォーマー
Dubin Mykhailo/Shutterstock.com

哺乳瓶をミルクウォーマー本体にセットすることで加温や保温できるタイプのようです。ミルクウォーマー本体は、設置式や哺乳瓶に巻きつけて使うタイプなどさまざまあるようです。設置式のミルクウォーマーの種類によっては、3本まとめてセットできるタイプもあるようなので、授乳頻度が多い時期には便利かもしれません。双子など多胎児の場合にも、据え置きタイプがよさそうです。

ママのなかには、ミルクウォーマーとして使い終わった後も、離乳食を温めたりヨーグルトを作ったりできる機能が備わっているタイプは長く使えて便利だったという声もありました。

また、スチーム除菌機能がついていると、調乳だけではなく除菌にも使えて便利そうです。多機能のタイプのほうが、長くメリットを感じられるかもしれません。一方で据え置きタイプは大きいものが多く、スペースを取られるというデメリットはありそうです。

外出に便利な持ち運びタイプ

据え置きタイプのミルクウォーマーはサイズが大きくさまざまな機能がついているのに比べ、機能は絞られるけれど小さくて持ち運びに適しているタイプもあります。哺乳瓶より一回り大きくて、哺乳瓶を包み込むような形状のものが多いようです。

USBなどで給電するようなタイプがあり、外出時には車の中などで温められるので便利です。また、軽量で機能も少ないため、外出時だけではなく家のなかでも手軽に使えるところが気に入っているというママも多いようです。

温めながら授乳できるタイプ

哺乳瓶を温めるのではなく、飲むときにミルクを温めながら授乳できるタイプもあるようです。使い方としては、レンジで温めたウォーマーをちくびといっしょに哺乳瓶にセットすることで、ミルクを温めながら人肌の温度で授乳することができます。温度調節の手間が少なく授乳できるので便利だったというママの声もありました。据え置きタイプに比べると小さく、スペースを取らないメリットもありそうです。

ミルクウォーマーの初期費用

ミルクウォーマーはついている機能によって初期費用がかなり違いますが、シンプルで安価なものでは2,000円前後、高機能で高価なものでは10,000円弱のものがあるようです。


ミルクウォーマーの使い方

ミルクウォーマーの主な使い方は、ウォーターバス法(水浴法)で水やお湯を哺乳瓶に入れてセットし、ワンタッチ操作で設定して調乳に適した温度にしたり保温するものが多いでしょう。

ミルクウォーマーにもよりますが目安として、作り置きして常温や冷蔵庫で冷やしたミルクを温め直す際は、200mlであればおよそ10分前後で飲み頃の34~40度になるようです。一部のミルクウォーマーには急速加熱の機能も備わっています。一度で丁度よい温度にならなかった場合は、冷ましたり再度温めたりして微調整しましょう。

また、多機能タイプのミルクウォーマーは、離乳食の調理や加熱、母乳の解凍、予約・タイマー機能、スチーム除菌機能などもありますが、こういった操作もワンタッチボタンで設定できるものが多いようです。ミルクに付属の取扱説明書をよく見て、適切な操作を確認しましょう。

ミルクウォーマーとともに、哺乳瓶除菌乾燥機を購入したというママの声もありました。


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ミルクウォーマーのメリットや使用例

実際に、ママたちはどのような場面でミルクウォーマーのメリットを感じていたのでしょうか。

夜中にミルクを作るとき

哺乳瓶
iStock.com/stevanovicigor

「ミルクウォーマーは、特に夜間の調乳に活躍しました。寝る前にお湯をセットしておけば、夜中に息子が欲しがったときも慌てることなくミルクを作ることができたので便利でした」(30代ママ)

夜中にミルクを作る必要があるときに、ミルクウォーマーがあると便利だったようです。他にも、寝かしつけのタイミングでミルクを保温機能にセットしておくことで、夜中に赤ちゃんが泣いたときにもパパと交代で対応できたので、ママも体を休めることができたという声も聞かれました。

人に預けるとき

「ミルクウォーマーは、私が病院に行くときなど主人に短時間預けるときに使っていました。ミルクを作ってセットしておけば、普段ミルク作りに慣れていない夫も対応できるのでミルクウォーマーは活躍していました」(20代ママ)

赤ちゃんを人に預けるときにミルクウォーマーが便利だったと感じるママもいるようです。他には、近くに住む両親に預ける際に哺乳瓶にミルクを作って持っていくことで、調乳の説明や粉を小分けにする手間を省くことができたという声もありました。

お出かけするとき

「長時間車で移動するときには、持ち運びできて車の中でも使えるタイプのミルクウォーマーを使っていました。出発するときに車のコンセントにプラグをに接続すればミルクを保温しておけたので、おなかが空いて娘がぐずってしまったときにもすぐに授乳ができたので便利でした」(30代ママ)

長時間車に乗るときなど、お出かけするときに持ち運びタイプのミルクウォーマーの保温機能が便利だったというママの声もありました。ミルクウォーマーの種類によって給電方法は、プラグ式やUSBタイプ、シガーソケットなどさまざまなようですので、お出かけするときの移動手段にあわせて用意するのもよさそうですね。


ミルクウォーマーを使うときに意識した衛生面などの注意点

ママたちはミルクウォーマーを使うときに、衛生面などでどのような注意点を意識しているのでしょうか。

ミルクを長時間温め続けない

「ミルクウォーマーでミルクを温めるときは、衛生面の観点から、長時間温めすぎないように気をつけています。昼間は赤ちゃんの生活リズムにあわせて、授乳の時間が近づいてきたらミルクを作って保温しておくという使い方をすると長時間の保温は防げると思います」(30代ママ)

ミルクをミルクウォーマーで保温するときには、長時間温め続けないことを意識しているというママもいるようです。作ってからどのくらいの時間保温し続けていたかを忘れてしまいそうな場合はタイマーをセットしておき、作ってから時間が経って余ったミルクは片づけるようにしていたという、衛生面に気を付けたママの声も聞かれました。

適温か確認してからあげる

「保温しておいたお湯で作った場合でも、赤ちゃんにミルクをあげる前に適温かどうかを確認しています。ミルクを数滴手に垂らして、熱いかもしれないと感じたときには水で冷ますようにしていました」(30代ママ)

ミルクウォーマーで温めたお湯を使うときや保温してあったミルクをあげるときに、赤ちゃんが飲みやすい温度かどうかを改めて確認することも大切なようです。季節や室温、赤ちゃんの様子にあわせてミルクの温度を調整してあげられるとよさそうですね。


ミルクウォーマーを活用しよう

寝室で過ごす親子
iStock.com/monzenmachi

夜間やお出かけ時の授乳に役立つミルクウォーマー。必要の有無や初期費用、どんなミルクウォーマーがよいかは生活スタイルや完全ミルクかどうかなどによって変わってくるので、本記事でのママの体験談や注意点を参考に上手に活用してみてはいかがでしょうか。


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