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鎧兜やしょうき、大将飾りなど端午の節句に飾る五月人形の種類
端午の節句に飾る人形を用意しようと考えるとき、鎧兜やしょうきなどさまざまな種類があるため、どのように選ぶとよいのか気になる方もいるかもしれません。今回の記事では、端午の節句の意味や人形の種類、いつからいつまで飾るかなどをママやパパの体験談を交えてご紹介します。
端午の節句に飾る人形
端午の節句の人形を用意するとき、どのような種類の人形を選ぶか迷ってしまうママやパパもいるのではないでしょうか。男の子と暮らすママやパパたちに、端午の節句の意味と人形を飾る理由について聞いてみました。
端午の節句とは
端午の「端」は「はじめ」を、「午」は「うまの日」を意味しており、節句は季節の節目のことをいうようです。「午(ご)」と「五」の音が同じことから、5月5日の端午の節句が定着してきたといわれています。
また、奇数月と同じ奇数日を節句とする風習から、奇数の月と日が重なる日は悪いことが起こるとされていたそうで、5月5日に病気や災厄を払う行事が行われていたようです。端午の節句の起源については諸説あるようですが、5月に男の子の誕生や健康、成長を祝うようになったのは江戸時代に入ってからといわれています。
端午の節句で人形を飾る理由
30代ママ
鎧兜などの人形飾りを飾るのは、子どもを病気や災厄から守るという意味があるようです。ママのなかからは、五月人形は子どもを守るためのものなので、兄弟がいる場合はそれぞれに1体ずつ用意したという声も聞かれました。
端午の節句に飾る人形の種類
端午の節句に人形を用意するとき、どのような人形を選ぶとよいのか気になる方もいるかもしれません。五月人形にどのような種類を選んだのかを、ママやパパたちに聞いてみました。
鎧飾り
30代パパ
うちの息子には、兜だけでなく甲冑や弓太刀の飾りもついた鎧飾りを用意しました。地元にゆかりのある武将の鎧飾りにしたので、大人にとっては親しみがあり、子どもにとっては新鮮なようで「かっこいい」と大喜びしています。
定番の鎧飾りを用意したパパがいるようです。ママのなかからは、戦の際の攻撃から身を守るための鎧を用意することで、子どもの全身を守ってくれるように願いをこめたという声も聞かれました。
兜飾り
30代ママ
わが子の初節句のお祝いには、兜飾りを用意しました。実際にかぶることができる兜は、予想より軽くて持ち運びもしやすいと感じました。
五月人形に兜飾りを用意したママがいるようです。兜飾りの場合も、弓太刀がセットになっているものもあるそうなので、実際に飾る場所を意識して家庭にあうものを用意するとよいかもしれません。
大将飾り
30代ママ
子どもの五月人形には、大将飾りを用意しました。鎧兜を身にまとった子どもの大将飾りはケースに入れて飾ることができるので、お手入れも簡単に感じました。
子どもの五月人形には、大将飾りという種類もあるようです。人型の大将飾りは、災難をかわりに背負うといわれ、子どもの無事や成長を願うパパやママの願いをこめやすいかもしれません。
しょうき
30代パパ
端午の節句に飾る人形にはしょうきを用意しました。見た目は怖いのですが、家や子どもを守る魔よけの神様だと母が言っていたので、子どもや家族の健康を願って決めました。
しょうきは中国の古い伝承にある魔よけの神様といわれているそうです。ママのなかからは、兜飾りといっしょにしょうきを用意し、2体を並べて飾ったという声も聞かれました。
人形を用意するときに意識したこと
端午の節句の人形を用意するとき、どのようなことを意識したのか気になる方もいるかもしれません。人形を選んだり飾ったりするときに意識したことについて、ママやパパたちに聞いてみました。
飾るタイミングを考える
30代ママ
五月人形をいつから飾るのかを考えました。わが家では娘の雛飾りもあるので、雛人形を閉まった後の春休みから飾ると、長期間五月人形を飾っておけると思いました。
30代ママ
子どもが何歳になるまで飾るのかを考えて、五月人形を選びました。子どもが小学生の間は飾りたいと思ったので、小学生の男の子がかっこいいと感じるような見た目の人形にすると、息子が気に入ってくれたのでよかったです。
いつから五月人形を飾るのかや子どもが何歳になるまで飾るのかを考えながら、選んだり飾ったりしたママがいるようです。いつからいつまで飾るのかは地域によっても違いがあるそうなので、家族のライフスタイルにあわせて決めるとよいかもしれません。
置く場所や収納場所を考える
30代ママ
アパートに住んでいるので、五月人形の収納場所や飾る場所が限られてしまうと感じていました。コンパクトサイズで収納ケースが台座になっているものを選ぶと、置き場所も決めやすく、わが家にあっていると感じます。
置く場所や収納場所にあわせた五月人形を用意したママもいるようです。ママのなかからは、飾る場所のサイズを測ってからお店に行くようにしたという声も聞かれました。
飾りやすさを考える
30代ママ
大きくて立派な鎧飾りを選びたかったのですが、部品の数が多くて飾るときに時間がかかってしまうかなと感じました。透明なケースに入っている飾りを選ぶと、ケースのまま置くだけなので簡単に飾ることができました。
端午の節句の人形を、飾りやすさを考えて選んだママもいるようです。ママのなかからは、子どもが小さいうちは触って倒してしまうかもしれないことも考えて、子どもの手が届きにくい棚の上に飾れるサイズにしたという声も聞かれました。
端午の節句の人形は家族の好みにあわせて選ぼう
端午の節句は、昔方伝わる災厄を払う行事が由来のようです。端午の節句の人形や飾りには、鎧飾りや兜飾り、しょうきなどさまざまな種類があり、デザインや飾る場所をポイントに用意した家庭もありました。
いつからいつまで飾るのかは地域や家庭によってそれぞれの違いがあるようです。子どもの健やかな成長を願い、ライフスタイルにあわせた人形を用意できるとよいですね。
端午の節句で五月人形を飾るのは、子どもを病気やケガから守るためだと聞いたことがあります。兜や鎧は身を守るためのお守りがわりだという話も祖母から聞きました。