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お年玉のマナー。相手別のお返し方法や名前の書き方、新札の折り方
お年玉を渡す相手や時期などについて
親戚の子どもなどにお年玉を渡したいとき、正しいマナーについて気になるママやパパは多いかもしれません。お年玉袋の名前の書き方や新札の折り方、金額の相場、目上の人へお返しは必要かなど気になることもあるでしょう。そこで今回は、お年玉を渡す相手や時期、お年玉袋や包むお金のマナー、お返しについてご紹介します。
お年玉のマナーとは?
お正月の子どもの楽しみの1つといえるお年玉には、正しいマナーがあるようです。
毎年もらうお年玉も、袋への名前の書き方や、お札の折り方がきちんとしていると、相手の細やかな気遣いが感じられて、子どもだけでなくママやパパもうれしくなりそうですよね。
お年玉のマナーとはどのようなものなのでしょうか。
お年玉を渡す相手や時期
まずは、お年玉を渡す相手や時期についてご紹介します。
渡す相手
お年玉は、孫やひ孫、甥っ子や姪っ子など、親戚の子どもを中心に渡すのが一般的のようです。
お正月の親戚の集まりで、子どもの人数が多い場合は、お年玉にかかる金額の負担も大きいので、誰に渡せばよいか親戚の間で話し合っておくとよいでしょう。
お年玉は、収入のない学生へあげるものという考え方もあり、アルバイトができる高校生や大学生からはお年玉は必要ないという方針の家庭もあるかもしれません。
また、上司など目上の人の子どもにお年玉を渡すのは、失礼にあたる場合があるので注意しましょう。
渡す時期
お年玉を渡す時期は、地域によって変わることもありますが、松の内とよばれる元旦から1月7日頃までの時期がよいかもしれません。三が日中や1月中を目安としている家庭もあるようです。
渡す日が喪中の期間にあたる場合は、柄の入ったお年玉袋を避けて無地のものにしたり、新年を祝う言葉を使わないなど相手への配慮が必要でしょう。
お年玉袋についてのマナー
お年玉は、現金をそのまま渡すのではなく、何かに包んで渡すのがマナーとされているようです。
お金を包むものとして、お年玉袋、封筒、懐紙という小さな和紙などが丁度よいでしょう。
手元にお金を包むものを用意したらお金を入れる前に、表に宛名、裏に自分の名前を記入するようにしましょう。
お年玉のお金についてのマナー
お年玉のお金についてのマナーをご紹介します。
新札を包む
お年玉のお金は、新年のお祝いの意味を込めて、マナーとして新札を包むとよいようです。
普段から手元に新札があるときにお年玉のために取っておくか、銀行で両替して新札を入手しておくとよいでしょう。
お金の表を正面にして包む
お札の折り方を三つ折りにして包むと、お年玉袋から出したときにお札が開きやすく、表が正面になり見た目がきれいなのでマナーとしてよいようです。
お札の三つ折りの折り方とお年玉袋の入れ方をご紹介します。
- 肖像のあるお札の表を上にして置く
- 左側1/3を内側に折る
- 2にかぶせるように右側1/3を折る
- 畳んだお札の上の面が、お年玉袋の表側になるように入れて完成
「四」は縁起が悪いためお札を四つ折りにするのは避けましょう。
お年玉袋が大きい場合は、二つ折りにしたり、折らずに包んでもよいかもしれません。
お札が複数枚あるときは、上下の向きを揃えて重ねて包むとよいでしょう。
硬貨もなるべくお札と同じように、漢数字や絵柄のある表を正面にしましょう。
年齢相応の金額にする
お年玉は、子どもの年齢相応の金額にするのがよいでしょう。
お年玉の金額の相場は、地域やその年の景気によっても異なるかもしれません。
0歳~未就学児の場合は、500円~1000円をお年玉の相場と考える家庭が多いようです。
親戚の集まりに出席した際、子どもの人数が多かったので未就学児は全員500円にしたというママや、年齢が低い子にはお金よりもおもちゃの方がよろこばれるため、プレゼントと合わせて渡したというママもいました。
お年玉のお返しのマナー
お年玉は子どもへあげるものなので、本来お返しは必要ないとされているようです。
しかし、高額なお年玉をもらった際など、何かお返しした方がよいのではないかと気になることもあるでしょう。
お年玉のお返しのマナーについて、相手別にあわせてご紹介します。
祖父母
おじいちゃんやおばあちゃんからお年玉をもらう場合は、特にお返しをしなくても、子どもやママ、パパから感謝の言葉を伝えるだけでもよいでしょう。
郵送や人づてにお年玉をもらったときは、なるべく早めにお礼の電話をした方がよいかもしれません。
子どものいる親戚や上司
子どものいる同世代の親戚や上司からお年玉をもらった場合は、子どもをもつ親同士、片方だけがもらうよりもマナーとしてお返しをした方が好印象かもしれません。
同額以上のお年玉をお返しすると失礼にあたる可能性があるので、同額以下の金額にしたり、誕生日やクリスマスなどお正月以外のイベントのときにプレゼントを渡すなど、工夫が必要でしょう。
子どものいない親戚や上司
子どものいない親戚や上司からお年玉をもらった場合は、いつもありがとうという意味を込めて、同額以下の菓子折りなどの気を遣わず受け取れるものでお返しをするとよいでしょう。
商品券などの値段のわかるものは、失礼にあたる場合があるかもしれません。
また、お返しをする際に子どもからの感謝の手紙を添えると印象がよくなるでしょう。
周囲との付き合いを円滑にするために、日頃から何かもらったりお返しをした内容について、記録を残しておくことも大切かもしれませんね。
お年玉のマナーを守り気持ちよくお正月をすごそう
今回は、お年玉を渡すときやお返しをする際のマナーについてご紹介しました。
お年玉袋の名前の書き方や新札の折り方、金額の相場などは、知っておくとお年玉を用意する際に役に立つでしょう。
お年玉のマナーを守ることで、同世代や目上の人とのお付き合いも円滑にしたいですよね。
お年玉のお返しをするときは、もらった金額や相手との関係の深さによって対応の工夫が必要かもしれません。
正しいマナーで気持ちよくお年玉のやり取りをして、よいお正月をすごせるとよいですね。