お年玉の意味や由来。金額の相場やいつからあげる?簡単手作りポチ袋を紹介

2017.12.21

お年玉の意味や由来をご存知ですか?元々の風習を調べると、子どもに渡すお年玉の中身はお金ではなかったようです。お金が一般的になった現在、周りのママたちはいくら位包んでいるのでしょう。金額の相場やいつからあげているのかママに調査。簡単に手作りできるポチ袋について紹介します。

お年玉の意味と由来

お正月の定番ともいえるお年玉、ママやパパはその意味や由来を知っていますか?所説あるようですが、新年になると幸せをもたらすために降りてくる年神様(としがみさま)から年魂(としだま)をいただくことが、お年玉の由来とされています。

年魂は年神様へ捧げた丸餅を食べることで授かると考えられていて、年長者から年少者へ配る習慣があったようです。お年玉の由来を調べると、お年玉には年神様の魂という意味が込められていることがわかりました。

お年玉はいつから?

お金を渡すのが一般的になっているお年玉ですか、子どもが何歳頃からお年玉を用意すればよいのでしょう。いつから渡しているのかをママたちに聞きました。


0歳から渡している

「子どもには0歳からあげています。親戚の人からも同様に頂いています」(3歳児のママ)

「親戚の人からは子どもが0歳のときから頂いています。子ども自身はまだ理解できていませんが、誕生を祝う気持ちが込められているようでとても嬉しいです」(1歳児のママ)

子どもが初めて迎えるお正月からお年玉を渡している・貰っているママが多いようです。自分の子どもにはまだあげないけれど、親戚の子どもには0歳から渡しているというママの声もありました。

3歳から渡している

「幼稚園に入園するのをきっかけにお年玉をあげました。親戚も同様で暗黙のルールとなっています」(6歳児のママ)

「話せるようになってくる3歳頃からお年玉を始めました。お年玉自体はわからないようですが、貰えることに喜んでいました」(3歳児のママ)

幼稚園に入園できる年齢になってくると、人から物を貰う行為を認識できる子どもが増えてくるようです。赤ちゃんの時期と比べ明確に成長を感じるこの時期に、お年玉を始める場合もあるようでした。

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お年玉の相場

お年玉
© hanabiyori - Fotolia

自分の子どもや親戚の子どもに渡すお年玉、いくら包むべきなのか悩んでいるママもいるようです。人には聞きづらい金額についてママたちに聞きました。


未就学児の相場

「小さいうちはお札よりも小銭のほうが『お金を貰った』と認識するので、500円をあげています」(3歳児のママ)

「幼稚園に入るまでは1000円ですが、幼稚園に入ったら1つ成長したかなと感じるので2000円あげています」(4歳児のママ)

未就学児の子どもへは1000円~2000円包んでいる場合が多いようです。0歳から6歳までは金額を変えない場合もあれば、幼稚園入園をきっかけに金額をあげる場合もありました。子どもが小さいうちは、金額よりもあげる行為が大切だと考えているママが多いようです。


小学生の相場

「小学校低学年から中学年までは3000円ですが、高学年になると友だちとお出かけする機会もあるかと思うので5000円あげています」(6歳児のママ)

「小学生のうちはずっと3000円です。親戚が多いので、親同士で負担になりすぎないよう決めています」(9歳児のママ)

小学生の子どもへは3000円~5000円包んでいる場合が多いようです。小学校は低学年から高学年とわかれるため、2年ごとに1000円ずつアップするというママもいました。


中学生以上の相場

「中学生はお金の価値も理解していると思うので、5000円包みます。高校生はもう子ども扱いできないので10000円です」(5歳児のママ)

「中学1年生では5000円から毎年1000円ずつアップしていき、高校生は10000円渡しています。自分もそうだったので、それ以上は必要ないかなと思います」(2歳児のママ)

中学生の子どもへは5000円~10000円包んでいる場合が多いようです。中学生から10000円包んでいる場合もあるようですが、高校生になっても金額は維持しているとのこと。今回のアンケートでは、お年玉の金額の上限は10000円というご家庭がほとんどでした。

周りのママに話を聞くと、お年玉の金額は親戚同士で事前に決めている場合が多いようです。特に渡す人数が多い場合は、負担になりすぎないようそれぞれ配慮し合っているようでした。

ポチ袋を簡単手作り

お金を包むポチ袋、どんなものを用意しますか?市販のポチ袋も素敵ですが、自分で手作りしているママもいるようです。忙しくても簡単に用意できるポチ袋の作り方をご紹介します。


紙コップでポチ袋

紙コップに少し飾りをつけるだけで、見た目の可愛らしいポチ袋ができるようです。紙コップ・紐・ビーズで作るポチ袋についてご紹介します。

1. 紙コップの飲み口をめくって伸ばす

2. 紙コップの継ぎ目を後ろにし、両端を少しつぶすように折る

3. 2で折った部分を谷折り、口部分も後ろ側へ折って形を整える

4. ビーズを紐に通し、紙コップに一巻きすれば完成

紙コップの底部分にスペースができるので、ちょっとしたお菓子も入れられそうです。お菓子が好きな小さなお子さんは喜んでくれそうですね。紙コップに子どもの名前やイラストを描いてもよいでしょう。


折り紙でポチ袋

子どもも親しみやすい折り紙。折り方を少し工夫するだけで立派なポチ袋に変身するようです。折り紙1枚でできる簡単な作り方をご紹介します。

1. 折り紙の絵柄が見えるように三角に折る

2. 一度開いて、折り目に向かって三角に折る

3. 1で作った折り目に添ってもう一度折り、頂点を真ん中に向かって折り返す

4. 3で折った部分をさらに1/3ほど折り返し、裏返して上下を重なるように折れば完成

和柄模様の折り紙を使うと、より素敵な仕上がりになるかもしれません。たくさんお年玉袋を用意しなければならないときなどに作ってみてはいかがでしょうか。

【動画】手作りポチ袋/KIDSNA公式チャンネル

相手を想ってお年玉を渡そう

お年玉
MIA Studio/shutterstock.com

1年に1度のお年玉、毎年楽しみにしている子どもも多いかと思います。お年玉の意味や由来がわかると、子どもの幸せを願いながら渡すことができそうね。ポチ袋を作ってみたり、金額の相場やいつから渡したらよいかを事前に決めて、心おきなく新年を迎えてみてはいかがでしょうか。

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