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男の子の初節句のお祝いメニュー。端午の節句モチーフの離乳食のレシピ
男の子の初節句を考えたとき、端午の節句にちなんだ離乳食メニューをどのように準備すればよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。今回は、こどもの日でもある端午の節句に食べると縁起がよいとされる食べ物の意味やメニュー例、ママたちが作った子ども向けの離乳食レシピなどを体験談を交えてご紹介します。
男の子の初節句とは
男の子の初節句は、生後初めて迎える5月5日の端午の節句(こどもの日)とされているようです。端午の節句は男の子の健やかな成長を感謝して幸せを願う日といわれているため、かぶとや鯉のぼりを飾ったり、端午の節句にちなんだ縁起のよい料理を準備してお祝いする家庭もあるようです。
実際に、男の子の初節句のお祝いとして料理を用意するとき、どのようなメニューにしていたのでしょう。
端午の節句にちなんだ食べ物の意味
こどもの日でもある端午の節句に食べると縁起がよいとされる食べ物がいくつかあるようです。それぞれにどのような意味があるのかとあわせて、ママたちが用意したメニュー例を交えながらご紹介します。
柏餅
柏餅を包んでいる葉っぱの「柏」という木は、新芽が出るまでは古い葉っぱが落ちないそうです。このことから、家系が途絶えず、「子孫繁栄」といった意味があるとされています。
ちまき
現在のちまきは、笹でもち米を包んで蒸しますが、昔は茅(ちがや)の葉で巻かれていたようです。茅は、中国の故事で繁殖力が強く邪気を払う植物とされていることから「災いを避ける」という意味があるそうです。
赤飯
赤飯の赤い色は、魔除けや厄除けの意味があるともいわれているようで、お祝いの席で用意するメニューとされています。
鯛
縁起物の定番である鯛は鯛は皮が赤く身が白いことから紅白で縁起がよいとされ、お祝いごとに使われることもあるようです。尾頭付きの塩焼きやすまし汁、お刺身をメニューとして出したママもいました。
たけのこ
「まっすぐ元気に育つように」という意味があるとされています。子どもの日の時期に旬を迎えることから、手に入りやすい食材ともいえお吸い物や煮物などにも使いやすいかもしれません。
海老
海老のように長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願うという意味があるようです。ちらし寿司やサラダなどに彩りとして加えるのもよさそうです。
レンコン
レンコンには穴があいていることから「見通しのよい人生」という意味があるそうです。お祝い料理では煮物やちらし寿司の具材として混ぜたというママもいました。
鰹(かつお)
「勝男」という当て文字にちなんで、男の子の節句に食べると縁起がよいとされているようです。大人向けですがかつおのたたきをメニューのひとつにしてみてもよいかもしれません。
鰤(ぶり)
成長するに従って名前が変化する出世魚であることから、縁起がよい食べ物のひとつのようです。ぶりの煮つけやお刺身としてメニューに加えたママもいるようでした。
端午の節句に食べると縁起がよいとされる食べ物はさまざまあるようでした。ママのなかには、こどもの日のお祝いということで、女の子にも柏餅やちらし寿司を用意したという声もありました。
子ども向けの初節句の料理で意識したこと
子どもの初節句をお祝いするとき、主役の赤ちゃん向けに離乳食のお祝いメニューも作りたいと考えるママもいるかもしれません。実際に、子ども向けにお祝いメニューを作るときに意識したポイントについて、ママたちに聞いてみました。
子どもにあわせたメニューにする
「端午の節句に食べると縁起がよいとされる食べ物のなかから、離乳食に使えそうなものだけ選んで加えました。細かく刻んんで柔らかく煮たたけのこや蓮根、焼いてほぐしたカツオを混ぜたお粥をメニューに加えました」(20代ママ)
子どもの様子にあわせて食材を選び、メニューを考えたママもいるようでした。食材の大きさや硬さなどを工夫すれば、離乳食や幼児食にも取り入れやすいかもしれません。
盛りつけを工夫する
「うちの子が初節句を迎えたときは離乳食後期でした。こどもの日らしい盛りつけにしようと思い、鯉のぼりをモチーフにして食材を切ったり、飾り切りした茹で野菜でデコレーションしました」(30代ママ)
離乳食の盛りつけを、こどもの日らしくするよう意識したママもいました。離乳食初期は作れるメニューが少ないかもしれませんが、、盛りつけを工夫することで季節感を出すことができるかもしれませんね。
ママたちが作った端午の節句メニュー
端午の節句をお祝いするメニューを、離乳食で作りたいと考えるママもいるかもしれません。実際に、ママたちが作った離乳食のお祝いメニューのレシピを時期別にご紹介します。
【初期】こいのぼりデコのお粥
「10倍粥の上に人参ペーストとほうれん草ペーストを鯉のぼりの形になるよう乗せます。目になる部分とウロコは、爪楊枝の背につけたお粥で描き、最後にほうれん草ペーストで黒目部分を入れたら完成です」(20代ママ)
お粥に鯉のぼりのデコレーションをしたメニューのようです。10倍粥は水気も多くプレートに盛りつけるのは難しいこともあることから、汁気をきったお粥の表面にイラストを書き、食べるときに水分を調整したというママの声もありました。
【中期】ポテト柏餅
「じゃがいもを茹でてマッシュし、少量の粉チーズを混ぜます。それを楕円形に整形し、柏の葉のかわりのほうれん草の葉先を巻いて完成です」(30代ママ)
じゃがいもを使った柏餅なら、離乳食中期の子どもでも食べやすいようです。他には、同じレシピに片栗粉を混ぜ込んでサッと茹で、少しモチモチした食感の柏餅を作ったというママもいました。
【後期・完了期】兜のチーズ揚げ
「じゃがいもを茹でて潰し、バターと牛乳を加えて弱火で練ります。春巻きの皮で兜の折り紙をします。最後の一折りの前に、中にマッシュポテトととけるチーズを入れて折り込み、油で揚げて完成です」(30代ママ)
離乳食後期のメニューとして、兜のチーズ揚げを作ったママもいるようです。ママのなかには油をあまり使いたくないと考えて、オーブンを使って調理したという声もありました。
メニューを工夫して初節句をお祝いしよう
男の子が初節句を迎えるこどもの日に、柏餅やカツオ料理など端午の節句にちなんだお祝いメニューを用意したママもいるようでした。子ども向けにお祝いの離乳食を作るときは、縁起のよい食べ物を月齢にあわせてアレンジするのもよいかもしれません。
食べ物の準備やメニューを工夫して家族で楽しく初節句をお祝いしてみてはいかがでしょうか。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。