おせちにたこ料理を作ろう。食べる意味やうま煮などのレシピ

おせちにたこ料理を作ろう。食べる意味やうま煮などのレシピ

子どもも食べやすくする工夫とは

2018.11.16

おせちにたこを食べる意味や料理のレシピが気になるママもいるのではないでしょうか。今回は、おせちにたこを食べる意味やたこの煮物として一般的なたこのうま煮(柔らか煮)のレシピの他、酢だこや茹でだこを使ったアレンジレシピ、たこを子どもが食べやすくする工夫など体験談を交えてご紹介します。

おせちにたこ料理を食べる意味とは

おせち料理に、たこを食べる家庭もあるのではないでしょうか。地域によって、酢だこやたこの煮物など食べ方もさまざまかもしれません。そこで、縁起物としてのたこにはどのような意味があっておせち料理として食べられるようになったのか調べてみました。


おせちにたこを食べる意味

たこは茹で上げると、吸盤とそれ以外の部分で色鮮やかな紅白模様になるため、おめでたいおせち料理にふさわしい食材とされているようです。また、古くから赤色には魔除けの意味があるとされていることに加えて、たこが真っ黒な墨を吐いて敵から逃げる姿も「苦難を煙に巻く」と捉えられるので縁起がよいとされているそうです。

他にも「多幸(たこ)」と漢字を当てることができるので「一年間幸せでいられますように」との願いが込められているとの説もあるようです。


子どもへの簡単な伝え方

笑っている女の子
iStock.com/RichLegg

「子どもにたこを食べる意味を伝えるときは、まず多くの幸せがありますようにという意味の言葉として『多幸』があることを伝えました。それから、『◯◯ちゃんも一年中幸せなことがたくさんありますようにってお願いを込めてたこを食べようね』と言うと納得したような様子で味わっていました」(30代ママ)

子どもにおせち料理の意味を伝えるときは、わかりやすい言葉や言い回しになるように工夫すると子どもにも伝わりやすくなるかもしれません。伝統的なおせち料理の意味を子どもへ伝えながら、いっしょにおせちを用意できるとよいですね。

たこのうま煮(柔らか煮)の作り方

おせち料理に食べる一般的なたこの煮物として、うま煮(柔らか煮)があるようです。ここでは、基本的なうま煮(柔らか煮)の材料や作り方をご紹介します。


材料

  • 茹でだこ
  • 砂糖
  • みりん
  • しょうゆ

たこといっしょに大根や里芋などを煮たい場合は、材料に加えてもよさそうです。煮物の香りつけとして、生姜や柚子の皮を加えたママもいるようでした。


作り方

1.茹でだこは水でさっと洗い、食べやすい大きさに切りわけます。

2.鍋に水、酒、しょうゆ、砂糖を入れて一煮立ちさせ、たこを入れます。他の具材がある場合は、いっしょに煮ます。

3.再び沸騰してきたら弱火にし、煮汁が半分くらいになるまでじっくり煮詰めます。最後にみりんを入れ、照りを出したら完成です。

たこは煮ると少し縮むようなので、材料を準備する際は少し大きめにに切っておくとよいかもしれません。甘さはお好みにより、砂糖の量で調整するとよさそうです。

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酢だこや茹でだこを使ったアレンジレシピ

酢だこや茹でだこを、煮物以外の料理で使いたいママもいるかもしれません。ここでは、たこを使ったアレンジレシピをご紹介します。


たこのマリネ

「ポリ袋に、スライスした玉ねぎやピーマン、セロリなどを入れます。そこに酢と塩、黒胡椒、砂糖、レモン汁を加えて揉んで全体を馴染ませます。スライスした酢だこを加えて軽く揉み、冷蔵庫で少しの間置いて完成です。ポリ袋一つで作れるので手間も少なく簡単でした」(20代ママ)

酢だこの酸味を活かして、マリネを作ったママもいるようです。洋風のおせち料理にも相性のよいサイドメニューになるかもしれませんね。


たこ飯

たこめし
© sasazawa - Fotolia

「うちの子はお餅が苦手だったので、おせち料理にご飯もののメニューを加えたいと考えました。炊飯器に米と小さく切った茹でだこ、刻み生姜、だし、しょうゆ、みりんを入れて炊くだけで簡単にたこ飯ができました」(30代ママ)

おせち料理の主食として、たこ飯を作ったママもいるようでした。他にも、おせちで余ったたこの煮物をたこ飯にアレンジしたというママの声もありました。


たこの紅白なます

「細切りにした大根と人参に塩を振り、しんなりさせておきます。たこを食べやすい大きさに切り、水気を切った大根と人参、しょうゆ、砂糖、酢を加えて混ぜあわせて完成です。我が家では定番のおせち料理の一品です」(20代ママ)

茹でだこや酢だこを使って、なますを作ることもできるようです。大根と人参、たこの鮮やかな紅白色がおめでたい雰囲気を一層引き立ててくれるかもしれません。

たこ料理を子どもが食べやすくする工夫

たこは調理方法などによって固くなってしまうこともあり、子どもが食べにくいかもしれないと感じるママもいるかもしれません。ママたちに子どもでも食べやすくなるように工夫したポイントを聞いてみました。


柔らかく仕上げる

「たこのうま煮を作るとき、炭酸水で煮ると柔らかくなると聞きました。実際に炭酸水を使ってみると、子どもでも簡単に噛み切れるほど柔らかく仕上がったと思います」(20代ママ)

「たこの煮物を柔らかく仕上げるために、圧力鍋を使って調理しました。たこだけでなくその他の野菜も柔らかく仕上がり、煮込む時間も短く済んだので簡単でした」(30代ママ)

調理のときに炭酸水や圧力鍋を使って、たこを柔らかく仕上げる工夫をしたママもいるようです。ママのなかには、たこを塩麹で漬け込んでから使ったという声や煮込むときに重曹を使ったという声もありました。


食べやすい大きさにする

「ぶつ切りでは子どもが食べにくいと思い、子どもの一口大に切ってから調理しました。実際に小さいサイズだと口に運びやすく、子どもでも食べやすいようでした」(30代ママ)

「マリネをつくるとき、たこをできるだけ薄くスライスして調理しました。そうすることで子どもも食べやすく、たこに味が染み込んでいて美味しかったです」(20代ママ)

たこを子どもが食べやすい大きさにする工夫をしたママもいるようでした。子どもが自分でフォークやお箸などを使って食べるときも、食べやすくカットしてあることで取りやすいかもしれませんね。

おせちにおいしいたこ料理を加えよう

おせち料理を食べる家族
iStock.com/recep-bg

おせちにたこを食べる意味は諸説あるようですが、そのなかから子どもにわかりやすい言葉で意味を伝えたママもいるようでした。一般的なたこのうま煮(柔らか煮)や酢だこの他、マリネやなますなどを作ってみるのもよいかもしれません。

たこを柔らかく仕上げるなどの工夫もしながら、おせちにたこ料理を作ってみてはいかがでしょう。

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