お宮参りの父親(パパ)の服装。夏・冬の選び方のポイントやカジュアルになりすぎない工夫

お宮参りの父親(パパ)の服装。夏・冬の選び方のポイントやカジュアルになりすぎない工夫

2018.09.16

お宮参りのとき、父親としてパパはどのような服装を選べばよいのか、夏は私服などのカジュアルな服装でもよいのかなど知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、お宮参りの父親の服装選びのポイントや実際に着た服装の種類、服装選びで気をつけたことを体験談を交えながら紹介します。

お宮参りの父親の服装はどうする?

お宮参りでは、赤ちゃんはベビードレスや掛衣装などの祝い着、母親は訪問着や色無地などの着物やワンピースなどを着ることもあるようですが、父親はどのような服装をするとよいのでしょうか。夏の暑い時期はカジュアルな服装でもよいのか、ドレスコードなどはあるのか考えることもあるかもしれません。


実際に、父親たちはお宮参りにどのような服装を選んだのか紹介します。


父親の服装を選ぶときのポイント

お宮参りのとき、父親としてどのような服装を選ぼうか悩む男性もいるかもしれません。服装を選ぶとき、どのようなことを意識したのか聞いてみました。


季節にあわせた服装を選ぶ

「夏にお宮参りに行きました。暑い時期でもすごしやすいようにと考えて、通気性のよい夏用スーツを選びました」(30代パパ)

「寒い季節にお宮参りに行くことになりました。防寒対策のため、夫は冬用のスーツを着用して、上からコートを羽織っていました」(30代ママ)

夏や冬など、季節感にあわせた服装を選んだママやパパもいるようです。夏はスーツなどのフォーマルな服装だと暑いのではと考えることもあるかもしれませんが、冷感素材のスーツを着るとすごしやすかったというパパの声もありました。


母親の服装とあわせる

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© hrk422 - Fotolia

「お宮参りのときに、私は訪問着を着用しました。夫もフォーマルな装いにした方がバランスがよいのではと思い、礼服を着てもらいました」(30代ママ)

「家族の服装のバランスを考えて、夫の服を決めました。夏の暑い時期だったので掛衣装は使わないことに決め、すごしやすさを意識して私はフォーマルなワンピース、夫はダークスーツを着ました」(20代ママ)

ママや赤ちゃんの服装とのバランスを考えて服装を決めるのもよいかもしれません。服装の雰囲気を揃えると、記念写真に残したときにも統一感があってよかったという声もありました。

お宮参りに着た父親の服装の種類

お宮参りのときの父親にふさわしい男性の服装には、どのような種類があるのでしょうか。実際に、お宮参りでどのような服装を着たのか聞いてみました。


礼服

「お祝いごとなので、夫婦ともにきちんとした服を着たいと思いました。私は色無地を着用し、夫は結婚式などに招待されたときに着る準礼服を着用しました」(30代ママ)

「初めてお宮参りに行ったので、しっかりとした正装をしようと思いました。礼服を着たので、父親らしい印象になったのではと思います」(30代パパ)

お宮参りでは正装を意識して、礼服を選んだパパもいるようです。パパが礼服を着ると、赤ちゃんが掛衣装を使うときも家族のバランスが取りやすかったというママの声もありました。


ダークスーツ、ビジネススーツ

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iStock.com/monkeybusinessimages

「仕事でも使っていたビジネススーツを着ました。シャツは白を選び、スーツもシンプルに黒の無地のものを選びました」(30代パパ)

「夫婦がいっしょに並んだときに違和感のない服装にしたいと思いました。私はフォーマルワンピースを着ることにしたので、夫にはダークスーツを選びました」(20代ママ)

お宮参りのとき、普段仕事で着ているビジネススーツやダークスーツを着たという男性もいました。ビジネススーツを着る場合には、無地や柄の目立たないシンプルなデザインを選んだという声もありました。


私服

「スーツを持っていなかったので、お宮参りのときには、紺色のスラックスに白いシャツを着て、ジャケットを羽織りました。カジュアルになりすぎないように意識しました」(20代パパ)

「真夏なのですごしやすさを意識してフォーマルな服装でなく、私服を着ることにしました。夫には黒のパンツに白のシャツという私服を選びました」(30代ママ)

お宮参りで私服を着るときは、カジュアルになりすぎないように意識したパパもいるようです。襟付きのシャツやダークカラーのズボンを選ぶと私服でも落ち着いた印象になるかもしれません。


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父親の服装選びで気をつけたこと

お宮参りは大切な行事であり、服装マナーを守ることも大切な要素のひとつです。お宮参りのときの父親の服装を選ぶときは気をつけたほうがよいこともあるかもしれません。どのようなことに気をつけたのか、経験者に聞いてみました。


カジュアルすぎる服装はさける

「お宮参りには、私服で行きました。神社にご祈祷に行くので、ジーパンやTシャツなどカジュアルすぎる服装は選ばないようにしました」(20代パパ)

「夏にお宮参りに行ったとき、夫はスーツでした。夏の暑い日でしたが、カジュアルな印象にならないように、ご祈祷のときや記念撮影ではジャケットを着てもらいました」(30代ママ)

神社に行って赤ちゃんの成長をお祈りするお宮参りでは、カジュアルすぎる服装にならないように気をつけるとよいかもしれません。カジュアルな服を着るときは、あわせる小物にも気をつけたというパパの声もありました。


スーツにあわせた小物を選ぶ

「お宮参りのときの夫の服装は、礼服でした。礼服にあわせてシャツもネクタイも白のものを選び、靴は黒の革靴にしました」(30代ママ)

「ビジネススーツを着ることにしました。白シャツと青のネクタイ、シルバーのネクタイピンを用意しました」(20代パパ)

礼服やビジネススーツにあわせてネクタイなどの小物を用意したママやパパもいるようです。お宮参りでは、弔事を連想させる黒のネクタイはさけるとよいかもしれません。



落ち着いた色の服装にする

「お宮参りは赤ちゃんが主役と考えて、大人の服装は落ち着いた色あいにしました。黒やグレー、紺や白など、清潔感のある色で夫婦の服装をあわせました」(30代ママ)

赤ちゃんが主役となるお宮参りでは、落ち着いた色やデザインの服装を選ぶようにするとよいかもしれません。大人の服装を落ち着いた色味でそろえたので、写真に残したときも統一感があったというママの声もありました。


服装マナー違反を避けるために

「両親や義父母と一緒に参拝する場合は、事前に服装の相談をしました。家族全員で統一感のある装いをすることで、より思い出に残る行事になります」(30代パパ)

神社への正式な参拝などは慣れていないという男性も多いでしょう。服装マナー違反などについては両親や義父母など年配の詳しい方に相談してみるのが無難かもしれません。またお宮参りの当日は、両親や義父母など家族で記念写真を撮ることもあるでしょう。服装が家族の中で浮かないように統一感を意識してみてもよいかもしれませんね。


季節ごとの父親の服装のポイント

春夏秋冬の季節ごとに、お宮参りの父親に合う男性の服装で気をつけるとよいポイントを経験者の声から見ていきましょう。

夏 

「娘のお宮参りは真夏だったので、涼しげな印象のグレーやネイビーのスーツを選び、汗対策としてインナーにメッシュ素材を使用したシャツを選びました」(30代パパ)

「礼服で気合を入れて行ったら当日は猛暑でした。記念写真を撮る際、汗をかいてしまい、フォトスタジオで撮影し直すことになりました」(20代パパ)

ドレスコードや服装マナー違反は気になりますが、夏のお宮参りでは暑さ対策も重要です。近年は夏のノーネクタイやノージャケットなどは大きなマナー違反にならない風潮があるようです。赤ちゃんを抱っこする時間も多いため、体調管理のためにも夏の服装にはインナーなど通気性のよいものを選ぶなど工夫しましょう。


「義父母も同行したため、ダークスーツに季節感のあるネクタイを合わせました」(30代パパ)

「妻が訪問着を着たため、荷物持ちと娘の防寒は基本的に自分が担当することになったので、薄手のニットにジャケットを羽織って動きやすい恰好を心がけました」(20代パパ)

冬のお宮参りでは、防寒と季節感のある装いが求められます。特に冬は濃紺や黒のスーツに、深みのある色のネクタイを合わせると、季節感と格式を両立できそうです。赤ちゃんは祝い着を着せることが多いですが、防寒着も忘れずに用意しましょう。


春・秋

「春のお宮参りらしく、娘の祝い着に合わせて明るめのグレースーツを選びました」(40代パパ)

「秋だったので茶系のツイードスーツに品のよいゴールドのネクタイピンで季節感を出しました。義両親にも好評でした」(30代パパ)

春と秋のお宮参りは、季節の変わり目で温度調整が難しい時期です。色味は淡いもの、明るめの色だと季節感が出せてよいでしょう。ジャケットを脱いだりコートを着たりといったことがないので、ネクタイピンなどの小物で個性を出すのもよいでしょう。


お宮参りの記念撮影とドレスコード

お宮参りの大切な要素として、記念写真があります。多くの家族が写真スタジオやフォトスタジオで記念撮影を行うようです。着物レンタルを利用して、家族全員で統一感のある装いで撮影できるサービスなどもあるようです。

記念写真の服装マナー

「私たち夫婦は、季節感を大切にしました。春のお宮参りだったので、私は桜柄の訪問着を、夫はベージュのスーツを選びました。娘の祝い着とも調和がとれて、素敵な記念写真になりました」(30代ママ)

「両親と義父母も一緒に撮影したので、全員でドレスコードを決めました。男性陣はダークスーツで統一し、女性陣は色無地の着物を着ました。世代を超えて統一感のある写真が撮れて満足でした」(40代パパ)

記念写真には決まった服装マナーやドレスコードはありませんが、写真は一生残る思い出になるので、男性も季節感やお祝い行事らしさのあるフォーマルな服装を準備できるとよいでしょう。

母親と並んで撮影する機会も多いことを考えると、母親が訪問着や色無地を着る場合は、男性もそれに合わせた服装を心がけるとよいでしょう。訪問着や色無地といった着物の格は「準礼装」となるため、男性もそれに合わせたダークスーツやブラックスーツであれば問題ないでしょう。春はグレーやベージュなどでも問題ないようです。

服装マナー違反にならないよう、派手すぎる色や柄、カジュアルすぎる服装は避けましょう。特に男性は、ネクタイの色や柄にも注意が必要です。また、季節感を出すためのアクセサリーや小物使いも効果的です。

写真スタジオで記念撮影

「フォトスタジオの着物レンタルサービスを利用しました。娘を囲んで両親と義父母も含め、全員和装で撮影しました。普段着ない本格的な着物を着られて、特別な思い出になりました」(30代パパ)


「最初は着物レンタルの費用に驚きましたが、両親と義父母も含めた家族全員で和装の記念写真を撮れたことは、かけたお金以上の価値がありました。季節感のある着物を選べたのもよかったです」(20代ママ)


多くの家族が、お宮参りの記念撮影を写真スタジオやフォトスタジオを利用しているようです。これらの写真スタジオでは、着物レンタルのサービスも提供していることが多く、家族全員で統一感のある装いを楽しむことができます。


着物レンタルのお金の相場は、大人1人あたり2万円〜3万円程度が一般的です。やや男性の方がリーズナブルな傾向があるようです。子供の祝い着は1万円〜2万円くらいが多いようです。服装マナーを守りつつ、家族の希望や好みに合わせて選択することができます。


「家族で着物レンタルを利用して記念撮影するとお金がかかる…」と気になってしまう方もいるようですが、両親や義父母もまじえた大切なお祝い行事と割りきってもよいかもしれませんね。


フォトスタジオによっては、洋装と和装の両方を撮影できるプランもあります。事前に複数の写真スタジオの料金プランや服装オプションを比較検討することをおすすめします。


家族とのバランスを考えて父親の服装を選ぼう

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© milatas - Fotolia

お宮参りのとき、服装をすればよいのか気になる父親もいるようです。男性の服装はバリエーションが少ないので難しいかもしれませんが、夏は薄手のスーツを着るなど季節感にあわせたり、赤ちゃんやママの服装とのバランスを考えたりしながら選ぶのがよいかもしれません。


私服を着るときは服装マナー違反やドレスコードを意識しながら、カジュアルになりすぎないようにすることもポイントです。パートナーが訪問着や色無地などを着る場合や、両親・義父母など家族の服装のバランスを考えながらお宮参りに合う父親らしい男性の服装を選んでみてはいかがでしょうか。


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