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【#休園休校を乗り切る】保育士に聞くおうち遊び
編集部ママが自宅で子どもとチャレンジ
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新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの学校や保育園・幼稚園が休所しています。家での時間が増えた今だからこそ考えたいのは、子どもの有効な時間の使い方や、親子でいっしょにできること。今回は、KIDSNA公認保育士プロアドバイザーの皆さんのおうち遊びのアイデアを、実際に編集部のママと子どもたちが試してみました。
保育士に聞く、子どもの発達にも良い遊びのアイデア
休園・休校や外出自粛によって家での時間が増え、子どもをどうやって飽きさせずに遊ばせるか、悩むママも多いのではないでしょうか。
今回、KIDSNAメディアでは、保育士や幼稚園教諭などの免許を持つKIDSNA公認保育士プロアドバイザーの皆さんに室内遊びのアイディアについて緊急アンケートを実施。その一部を、編集部のママと子どもにチャレンジしてもらいました。
保育士さんならではの視点を元に、遊びで得られることや遊び方のアドバイスなども併せて紹介します。
宝物探し【対象年齢:1歳~小学生以上】
遊び方
イースターの「エッグハント」のように、家中のさまざまな場所に宝物を隠して、子どもに見つけてもらいます。きょうだいで遊ぶときは、お菓子を入れたカップをひとり何個までかを決めて探し、みんなが見つかったらおやつの時間にするのがおすすめです。
のんの先生
編集部ママYとひはるくん2歳がチャレンジ
編集部ママYは、ひはるくんお気に入りの車のおもちゃを使って、宝物探しにチャレンジ。「“探してみて”と言っても探すかな?」と最初は不安もあったようですが…。
2歳の子どもでも、お気に入りのおもちゃを楽しく探し、思いのほか盛り上がったと教えてくれました。
リモート勤務中に行う場合は、前もって宝物を仕込んでおき、仕事中の「ママ―あそんでー」のタイミングで、宝探しの遊びをスタートするのもいいですね。
じゃあじゃあビリビリボール遊び【対象年齢:3歳~5歳】
遊び方
折り紙や新聞紙などを思いっきり破ってビリビリ紙を作ります。それを、袋に詰めてボール状にふくらますと完成。バレーボールのようにして遊びます。
かんな先生
さまざまな質感の紙に触れることで、指先に加える力加減を知ることができます。
失敗もありませんし、自由に遊べるところがじゃあじゃあビリビリボールの魅力。ペンなどでお絵描きをして、デコレーションを加えると、よりオリジナルなボールになります。
編集部ママSとりゅうまくん4歳がチャレンジ
現在幼稚園が休園中というりゅうまくん。おうち時間がマンネリしているのが悩みというママに、じゃあじゃあビリビリボールにチャレンジしてもらいました。
この遊びをきっかけに、室内でも風船を使った遊びに夢中というりゅうまくん。室内では、ボールをおもちゃ箱にシュート!という遊びにアレンジしても盛り上がりそうですね。
手作り将棋【対象年齢:4歳~小学生以上】
遊び方
段ボールを使って、小さな将棋盤と将棋の駒を手作りし、それを使って将棋をさします。将棋盤は、初心者でもとっつきやすく、駒がいきなりぶつかり合うため将棋の戦法を知らなくても遊びやすい3×3列の合計9マスがおすすめ。駒の動きは、通常の将棋と同じです。
りお先生
駒の動かし方や将棋のルールを覚えられますし、玉を詰むには行き当たりばったりだとダメで、玉の逃げ道を塞いだ上で王手をする必要があり、先の先を考える力がつきます。また、将棋は先の先を考えながら進めるので集中力が育まれます。
将棋は、『負けました』と負けた方が認めて終わるので、悔しい気持ちも味わいます!なので、親も子どもも真剣に考え、頭を一生懸命使いますよ。
最初のうちは、駒ごとに動くことができる方向が分かるよう印をつけておくと、子どももルールを覚えやすいとりお先生。子どもの年齢に合わせて9マス、11マスなど段階的にマス目を増やしていくのもおすすめなのだそう。
編集部ママNとけんしんくん4歳がチャレンジ
子どもを飽きさせずに過ごす遊びが見つからず、間が持たない…と話す編集部ママNは、将棋は初めてというけんしんくんと手作り将棋に挑戦。
作った駒は、ペットボトルのキャップにくっつけることで動かしやすく工夫しました。テープの色や動物、相談しながらパパも参戦して楽しく制作できた様子。
ルールが少し難しかったのか、けんしんくんは途中から、駒を重ねたり、動物同士で会話させたり…と自由な発想で、さまざまな遊びを楽しんだそうです。
コラージュバック【対象年齢:2歳半ごろ〜5歳】
遊び方
雑誌や広告から人やかばん、洋服などを切り抜き、のりを使って紙に貼ります。
かんな先生
紙以外の材料と組合せたり、自由に好きな写真を切ったり、貼ったりすることで、立体工作や絵を描くことは違う感覚を楽しむことができます。
自分の気持ちを表現できるアートは、子どもの豊かな想像力を育みます。大きめの紙を用意して、お友だちや家族など複数でいっしょに作品を完成させるのも楽しいと思います。
編集部ママIの姪っ子さほちゃん4歳がチャレンジ
先日ちょうど折り紙を使って自宅でビリビリ遊びをしたというさほちゃん。そのときの折り紙を利用して、休日にママやパパとコラージュに挑戦してくれました。
家族で水族館に行った思い出について会話をしたり、当時の写真を見たりしながら楽しく制作できたそう。はさみを上手に使えるようになったら、雑誌や広告を切り貼りしてコラージュ作品を作るのもいいですね。
子ども自身の工夫で、遊びの幅が広がる
この機会に子どもとじっくり関わりながら、さまざまなおうち遊びを試してみることで、集中力や想像力が鍛えられる豊かな時間になります。
子どもの個性を生かし、決まったルールに沿うだけでなく、遊び方の工夫を楽しんでみてください。
実際にご家庭で実践している“おうち遊び”がありましたら、ぜひ、KIDSNAアプリからコメントで教えてください。
月齢が低い場合は、見つかりやすいところに隠すと楽しめます。難易度を高めたいときは、ヒントを書いた紙などを用意して、最終的に宝物にたどり着くように工夫を凝らすと子どもも喜んでくれるでしょう。
子どもと大人の立場を逆転し、子どもに宝物の地図を作ってもらってママとパパが探すという遊び方もおもしろいですよ。