規格外な名作、入荷しました。野菜の価値を感性で見つめなおす美術展「アートな青果展」7月21日(金)より開催

規格外な名作、入荷しました。野菜の価値を感性で見つめなおす美術展「アートな青果展」7月21日(金)より開催

2023.07.18

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ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden内)では、7月21日(金)に規格外野菜の価値を見つめ直し、彫刻・絵画・写真・音楽・物語・言葉の切り口で作品化した「アートな青果展」を開催します。



農産物は、取引や流通を円滑に行うために、大きさ・重さ・色・形・熟度・品質などを等級付けした農産品規格が設けられています。この規格から外れた野菜は「規格外野菜」となり当たり前のように「価値が低い」とされ、大抵の場合は「出荷の手間に対して収益が見合わない」「消費者が敬遠するため採算が合わない」といった理由で、出荷されずに廃棄されてしまいます。これまでの商習慣で続いてきた厳しい農産品規格は、物流の効率や安全性などの利点がある一方で、規格内の農産物をつくるための過剰生産と過剰廃棄を引き起こしている可能性もあります。収穫後に出荷されずに廃棄される野菜は膨大な量にのぼると言われていますが、食品ロスの数値には正確には表されていません。一方で、規格に満たない野菜が価値・価格が低いとされるまま市場に多く出回ると、農産物全体の価格下落、農業関係者の大きな収益下落が起きるとも言われており、解決の糸口が見つかりづらい社会課題となっています。



「アートな青果展」は、長年に渡る商習慣で固定化された規格設定に対して、「規格外野菜は、本当にこんなにも価値・価格が低いのか」という問いを投げかけ、現代の価値観で見つめ直すきっかけを提供します。人においては個性・ダイバーシティの価値観がアップデートされている現代。生活者一人ひとりが野菜に対しても、形が変わっている、傷がある、味わいが異なることを「価値が劣る」と捉えずに、「価値ある個性」と捉えることが、フードロス解決の一助になると考え、規格外野菜の個性をアーティストたちが見つめていきます。そこに潜む「名作性」が引き出されたアート作品を見て、きっと明日から規格外野菜への視点が変わるはずです。

本展では、みなさまに規格外野菜の魅力を感じて頂いた上で、規格外野菜とアート作品をその場で値付けし購入できる青果店コーナーをご用意しております。尚、販売の売上については、仕事がない人や働きづらさを抱えている方と、人手不足の農業をつなげる活動を行なうNPO法人「農スクール」へ寄付させていただきます。



また、8月31日(野菜の日)に、野菜と重ね煮料理研究家である戸練ミナ氏による特別イベントを開催。そのほか野菜アートワークショップも展示期間中に予定しております。

詳しい参加方法やイベント詳細は、随時公式インスタグラムで発信してまいりますので、フォローの上、お楽しみにお待ちください。

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/itochu_sdgs_studio/

詳細はこちら

2023.07.18

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