サンタの「オフ」を描いた絵本「サンタクロースの冬やすみ」が登場
クリスマス・イブの大仕事を終えたサンタクロースと小人たちの、冬休みの過ごし方を大公開
「偕成社」から、絵本「サンタクロースの冬やすみ」が刊行。フィンランド発の人気クリスマス絵本「サンタクロースと小人たち」の続編となる。
この本の作者であるマウリ・クンナス氏は、数多くの人気絵本を手がけてきたフィンランド出身の絵本作家。
中でも、ひみつのサンタ村でプレゼントを準備する小人たちとサンタクロースの忙しい日々を描いた「サンタクロースと小人たち」は、1981年(日本では1982年)の発売以来、26の言語に訳され、世界中の子どもたちに愛されている。
今回刊行した「サンタクロースの冬やすみ」の原書は、フィンランドで2020年に刊行。「サンタクロースと小人たち」の発売から実に39年、今作ではクリスマスプレゼントを配る仕事を終えた、サンタ村の冬休みが描かれている。
「サンタクロースの冬やすみ」のストーリーは、クリスマス・イブの夜、サンタクロースと小人たちがプレゼントを配り終えたところからはじまる。
サンタ村に戻り、ゆっくり体を休めたら、翌朝はクリスマス当日。そこからはじまるサンタ村の冬休みを、カレンダーのように毎日、1見開き〜2見開きで追いかける構成となっている。
12月25日は朝から全員で集まって食事。その後、疲れた体を休めながら、おのおの自由に過ごしたら、翌日からは、ゆかいな日の連続!
12月26日は、馬が引くそりに乗ってお出かけし、ダンスパーティを楽しむ「馬のそりにのる日」。
12月27日は、プレゼントを配り終えて空っぽになったサンタ村の巨大なおもちゃ倉庫で、サンタ劇団が劇を披露する「劇をみる日」。
12月28日は、どんなにふざけたことをしても叱られない、小人の子どもたちの大好きな「いたずらの日」。
というように、サンタ村の住人が過ごす楽しい日々が紹介されている。
姿を見ることができないからこそ、子どもたちの関心を集める、サンタクロースという存在。そのサンタさんの「オフ」の姿が見られる、ワクワクが満載の1冊を、ぜひ子どもと楽しんでみては。
サンタクロースの冬やすみ
作/マウリ・クンナス
訳/いながきみはる
対象年齢/4歳から
偕成社刊 1,980円(税込)
問い合わせ先/偕成社