小学生の3人に1人がブルーライトによる「ゲーム時差ボケ」に
ゲーム時間の増加により「時差ボケ」状態の小学生が増加
師走を迎え、今年も残すところあと1カ月を切ったが、子どもたちにとっては年に一度の一大イベント・クリスマスが控えている。今年はコロナウイルスの流行による巣ごもり期間が長引いた影響もあり、新たに家庭用ゲーム機器を購入した・またはゲーム時間が増加した家庭も多いのではないだろうか。
11月15日に任天堂が発表した2021年3月期の決算報告書によると、同社の家庭用ゲーム機器「Nintendo Switch」の販売台数は2017年の発売から累計6830万台に達し、ファミリーコンピュータの累計販売台数である6191万台を抜いたことが分かっている。
今後もコロナ第三波への懸念もあり、年末年始と例年以上に自宅で過ごす機会が増加することが予想される中、問題視されているのが子どもたちの「ゲームのやりすぎ」による「デジタル時差ボケ」である。
通常、海外旅行などで時差のある国へ移動することで体内時計が昼夜逆転してしまう現象を「時差ボケ」と呼ぶが、ゲームなどのデジタル機器から発されるブルーライトの浴びすぎにより、同じような現象に陥ることが分かっている。
Zoff Eye Performance Studioは、「ゲーム時差ボケ」に着目し、ブルーライトの浴びすぎが及ぼす子どもの健康への影響を探るべく、小学生375人にアンケート調査を実施した。
(出典:Zoff Eye Performance Studio調べ「小学生のゲーム時差ボケに関する実態調査」)
小学生の約3人に1人が「ゲーム時差ボケ」に陥っていることが判明
後ほど紹介する眼科専門医、林田康隆先生監修の「時差ボケチェックシート」に回答してもらった結果、29.4%の小学生がゲーム時差ボケであることが分かった。また、23.4%はゲーム時差ボケ予備軍となっている。
また、小学生の35.8%がコロナ禍でゲームのプレイ時間が増加したと回答。おうち時間の増加で小学生のゲーム時間は110%に。
さらに、今年のクリスマスプレゼントにゲームが欲しいと回答した小学生は55.2%。また、親もコロナ禍を受けてクリスマスプレゼントとしてゲームを考える傾向にあることが分かった。
Zoff Eye Performance Studioの調査によると、ブルーライトカットメガネを着用していない小学生は着用している子に比べて、72.6ptもゲーム時差ボケになる割合が高いことも判明している。
ゲーム時差ボケがもたらす弊害として、当症状に当てはまる子どもは、1週間あたりの2時間35分ほど両親との会話が少ない傾向にあることも明らかになった。
10個中6個以上当てはまる場合は要注意!ゲーム時差ボケチェックシート
下記の10個のうち6個以上チェックがある場合は「ゲーム時差ボケ」に陥っている可能性ある。また、チェックが4個以上ある人は「ゲーム時差ボケ予備軍」の恐れがあるため注意が必要だ。
また、林先生がおすすめする「ゲーム時差ボケ」を防ぐために親子でできる4つのゲーム習慣は以下の通り。
当然、子どもだけの問題でなく、大人もスマートフォンやデジタルデバイスの見過ぎによる睡眠の質の低下やそれによる睡眠不足は深刻である。
この機会に親子で「ゲーム時差ボケ」をチェックし、デジタルデトックスを取り入れてみてはいかがだろうか。
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