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出産祝いにお金を贈るとき。ご祝儀袋の表書きや封筒の書き方、お金の入れ方など
出産祝いを贈ろうと考えたとき、お金を贈ってもよいのか迷うこともあるのではないでしょうか。今回の記事では、出産祝いにお金を贈るときの封筒の選び方や書き方、新札の準備と袋への入れ方や包み方、お金と品物の両方を郵送で贈る方法などについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
出産祝いはお金を贈ってもよい?
友だちや親戚の出産祝いは、お金だけを贈ってもよいのでしょうか。実際にママたちが出産祝いにお金を贈っていたのか聞いてみました。
「親しい友人に赤ちゃんが産まれたと聞き、出産祝いは何がよいか迷いました。そこで、お金を贈れば必要な物が買えるのでよいかもしれないと思い、お金を贈りました」(30代ママ)
「妹が出産したので、お祝いは何がよいかを聞いて、お金と品物の両方を贈りました。希望の品物と都合のよいときに使えるお金の両方を贈ったので、とても喜んでもらえました」(40代ママ)
一般的に出産祝いは赤ちゃん用品を贈ることが多いようですが、相手が親しい間柄の場合、お金を贈ることもあるようです。お金を贈ったことで、必要なものを選べて嬉しかったと相手に喜ばれたというママもいました。
出産祝いのご祝儀袋の選び方
出産祝いには、ご祝儀袋を使うことが多いようです。実際にママたちはどのようなご祝儀袋を選んだのでしょう。
のし(熨斗)や水引
「出産祝いにはのしと花結びの水引がついたご祝儀袋がよいと聞き、文具店で購入しました。職場の上司に贈るために、色は失礼のない白を選びました」(20代ママ)
「友だちへの出産祝いを入れるために、きれいな水引がついたご祝儀袋を選びました。ガーゼのハンカチでできたご祝儀袋にしました」(30代ママ)
ご祝儀袋にはさまざまなデザインのものがあるようですが、出産祝いの場合はのしや水引のついたものを選ぶと失礼がないようです。また、出産祝いは人生の中で何回あっても嬉しいお祝いごとなので、何度も結んだりほどいたりできる結び方とされる蝶結びや、花結びの水引を選ぶとよいといわれています。
入れる金額に合うご祝儀袋を選ぶ
「友だちの出産祝いを品物といっしょにお金を渡しました。入れる金額が5000円だったのでカジュアルなご祝儀袋を選びました」(20代ママ)
「妹への出産祝いで、3万円包んだときは、きちんとしたのしや水引がついたご祝儀袋を選びました」(30代ママ)
ご祝儀袋は入れる金額に合わせて選ぶこともあるようです。市販されているご祝儀袋には、中に入れる金額の目安が書かれている場合もあるので参考にして選んでもよいかもしれません。
ご祝儀袋の表書きや封筒(中袋)の書き方
ご祝儀袋の表書きや封筒(中袋)の書き方にもマナーがあるようです。
表書きの書き方
出産祝いの表書きは「お祝い」「御祝い」「ご出産御祝」などがよいようです。文字数が四文字にならないように気をつけて、ご祝儀袋の上半分にていねいに書きましょう。
お祝いの表書き用ののし紙が何枚かついている場合は、出産祝いに適した表書きを使用します。送り主の名前は、水引の下半分にフルネームまたは名字を書くとよいようです。連名で書く場合は、文字の大きさや行間などのバランスを考えて書きましょう。
表書きを自分で書く場合は毛筆がよいようです。毛筆が難しい場合は筆ペンで代用できるようです。色が薄い筆ペンは弔事用なので、必ず濃い色の筆ペンを使うように気をつけましょう。
封筒(中袋)の書き方
中袋には金額と送り主の住所と氏名を記入します。金額は中袋の表の中央部分に縦書きで書くのが一般的です。ただし、金額を記入する欄がある場合、その欄に合わせて横書きで書くこともあるようです。
筆記用具は表書きと同じ毛筆がよいようですが、記入欄が小さい場合は万年筆で代用してもよいかもしれません。中袋の裏には送り主の住所と氏名を、中央より左側に縦書きするようです。
お金を贈るときに気をつけたいこと
出産祝いにお金を贈る場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
新札を準備する
出産祝いにお金を贈るときには、新札を使うのがマナーのようです。出産予定日の少し前に銀行などで新札を準備しておくと、出産の連絡をもらったときに慌てずにすみそうです。事前に用意できなかった場合でも、出産祝いは慌てて贈る必要はないようなので、時間をみつけて新札を準備できるとよいかもしれません。
お金の入れ方や包み方
出産祝いに限らず、お金を封筒に入れて渡すときは、相手がお金を取り出すときに肖像画の描かれているお札の表が見えるようにしましょう。お金の入れ方は、お札の表側の肖像画が中袋の表側に向くように入れます。お金を入れたら封筒(中袋)の蓋を折ることも忘れないようにしましょう。
出産祝いのご祝儀袋の包み方にも気をつけることがあるようです。特に裏側の折り方に注意しましょう。初めにご祝儀袋の上側を下に向けて折り、後から下側を上に向けて折るのが正しい包み方といわれています。下側が外になっているか、包んだ後でもう一度確認するとよいかもしれませんね。
出産祝いを郵送するときのポイント
出産祝のお金を郵送で贈る場合や、品物と現金をいっしょに郵送したい場合には、どのようなことに注意していたのかママたちに聞いてみました。
お金を郵送で贈る場合
「遠方の友だちに出産祝いをお金で贈りたいと思い、郵便局で現金書留の封筒にご祝儀袋を入れて送りました」(30代ママ)
出産祝いのお金を郵送する場合は、現金書留にして送ったというママの声がありました。現金書留の封筒は郵便局で販売しているようなので、出産祝いを入れたご祝儀袋と印鑑を持って郵便局の窓口で手続きするとよいようです。
お金と品物を両方贈る場合
「出産祝いのお金と品物の両方を郵送で送りたいと思い、郵便局に問い合わせたところ、お金は現金書留で送り、品物は小包などで送るように言われました」(30代ママ)
「出産祝いにお金と品物を両方贈るために、お金は郵便局から現金書留にし、品物は配達日を指定して宅配便で送りました」(30代ママ)
遠方にお金と品物の両方を贈るとき、ママたちはご祝儀とお祝いの品物は別々にして送っていたようです。ママのなかには、送り先に届く日時が同じになるよう手配し、電話などで伝えておくといった声もありました。
赤ちゃんが産まれたら出産祝いを贈ろう
出産祝いにお金を贈る場合は、新札やご祝儀袋の準備、封筒(中袋)の書き方やお金の入れ方など、さまざまなことに気をつけているママもいるようです。お金のみを郵送する場合と、お金と品物の両方を送る場合の送り方にも違いがあるようなので、相手が受け取りやすいような工夫をするとよいかもしれません。
マナーに気をつけて、贈る相手に喜ばれる出産祝いが贈れるとよいですね。