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里帰り出産で住民票を移すとき。移してよかったことや事前の確認事項
住民票の変更手続き方法についても紹介
里帰り出産を控えるママのなかには、上の子の保育園入園など里帰り先に住民票を移すことを考えることがあるかもしれません。今回の記事では、里帰り先に住民票を移した体験談や移してよかったこと、扶養から外れるのかなど住民票を移す前に確認したことと準備や手続き方法について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
里帰り出産で住民票を移すとき
里帰り出産を予定するママのなかには、さまざまな事情から里帰り先の住所に住民票を移すことを考えることがあるかもしれません。
実際に、どのような事情で住民票を移したのかや、その際に気になったことをあわせて聞いてみました。
「双子を妊娠し出産前後の里帰り期間が長くなる予定だったので、住民票を移すことにしました。そのとき夫の扶養に入っていたのですが、住民票を移すことで扶養から外れてしまうのかと気になりました」(30代ママ)
「里帰り出産の予定だったのですが、私の両親もまだ仕事を持っており出産時など上の子を見てくれる人がいなくなるかもしれないと思いました。そこで里帰り先で保育園に通わせるために、住民票を移しました」(20代ママ)
里帰り期間が長くなるときや上の子を里帰り先で保育園に通わせたい場合などに住民票を移したママもいるようです。ママのなかには、住民票を移した場合に赤ちゃんが生まれたあとの書類はどこに提出するのか気になったという声もありました。
里帰り出産で住民票を移してよかったこと
里帰り出産で住民票を移すか考えたとき、どのようなメリットが気になるママもいるのではないでしょうか。里帰り出産で住民票を移してよかったと感じたことについて、ママたちの体験談を聞いてみました。
健診費用が助成された
「里帰り先にある自治体に確認したところ、住まいのある自治体で受け取った妊婦健診の補助券が使えず自費診療になると言われました。住民票を移したことで健診の費用が助成されたのがよかったと思います」(30代ママ)
住民票を移すことで、健診の費用が里帰り先の自治体の公費でまかなってもらえることがあるようです。
ママのなかには、妊婦健診は後期になるほど受診頻度が増えることに加え、健診費用は保険が適用されないので公費で受診できて助かったという声もありました。
予防接種を公費で受けられた
「産後もしばらくの間は里帰り先ですごす予定でした。住民票を移したことで、赤ちゃんの予防接種費用が公費でまかなえたので助かりました」(30代ママ)
産後の里帰り期間が長くなり、赤ちゃんの予防接種が住まいのある場所で受けられない場合に、赤ちゃんの住所を里帰り先にすることで予防接種費用を公費で受けることもできるようです。
予防接種費用の負担の仕方については、自治体によってもやり方が違うようだったので、住まいのある自治体と里帰り先の自治体に確認したというママもいました。
上の子の保育園が利用しやすかった
「私の里帰り先の自治体では、上の子を保育園に預ける場合に住所がその自治体にないと一時保育しか利用できないようでした。住民票を移すことで認可保育園に途中入園できたことがよかった点でした」(30代ママ)
下の子の出産で里帰りを考えたとき、住民票を移すことで上の子が保育園に通いやすくなることもあるようです。
里帰り中の一時的な保育園の入園については、空きがあるかや自治体の方針によって違うようなので、里帰り先の役所の保育課や通わせたい園に問いあわせて確認したというママの声もありました。
里帰り出産で住民票を移すとき確認したこと
里帰り出産で住民票を移す場合、どのようなことを確認しておくとよいでしょうか。ママたちが住民票を移す前に確認したことを聞きました。
夫の扶養のまま移せるのか
「産休中は夫の扶養に入っていました。住所が変わることで夫の扶養から外れなければいけないのか、保険はどのようになるのか夫の会社の医療保険について問いあわせをしました」(30代ママ)
夫の扶養になっている場合、扶養に入った状態で住所だけ変更ができるのかどうかを確認したママもいるようです。
ママのなかには、夫が自営業で国民健康保険に加入しているため、里帰り出産で住民票を移すときに保険証の住所変更の手続きも行ったという声もありました。
住民税の支払いが変わるのか
「住所が変わると住民税の支払い先が変わるのか気になり自治体に確認したところ、住民税は前年の収入に応じた額を1月1日に住所のある自治体に支払うとのことでした。私の里帰り期間とは被らない予定だったので、そのまま自宅のある自治体に住民税を収めました」(30代ママ)
住民税の支払いについての確認をしたママもいるようです。住民税の支払いをしている場合、里帰りの期間が年をまたぐときは住民税の支払いなどについてしっかりと確認しておくとよいかもしれません。
産後の書類の提出先
「私と夫の住所が違う場合、生まれる赤ちゃんに必要な書類はどこで提出しようか考えました。出産後提出しなければならない書類は出生届以外にも乳幼児医療費助成、児童手当の申請書などさまざまだったので、自治体の窓口で相談しました」(30代ママ)
里帰り出産で住民票を移動させる場合、赤ちゃんが生まれたら提出する書類についてどこに出せばよいのか確認しておくことも必要かもしれません。
ママのなかには産後は体調もすぐに戻らず、赤ちゃんのお世話も大変な時期なので、事前に確認しておいてよかったという声もありました。
住民票を移すための準備や手続き方法
住民票を移す場合の準備や手続きの方法、必要なものについて、今回は東京都大田区のホームページを参考にご紹介します。
住まいのある自治体で行う手続き
里帰り前の住まいのある自治体で転出の手続きを行います。転出届に記入後、市区町村役場に提出すると、転居証明書が発行されるようです。
転出届は実際に里帰り先に移動する14日前からの受付できるようなので、前もって行っておくと慌てず準備ができそうですね。
また、転居届を提出する際は、本人確認書類や印鑑などが必要になるようなので、忘れず持参するとよいでしょう。
里帰り先の自治体で行う手続き
里帰り先では転入の手続きをしましょう。里帰り先の市区町村役場に住まいのある自治体で交付された転出証明書に加えて転入届を提出する必要があるようです。
その際も本人確認書類や印鑑が必要になるようなので、転出証明書とセットで忘れず持っていくようにしましょう。
転入届は転居後14日以内に行うこととされているようなので、早めに手続きを行うとよいでしょう。
住民票を移すときは早めの準備を
里帰り出産に伴い、上の子の保育園のためなどの事情で住民票を移すママもいるようです。夫の扶養親族の場合など、住民票を移す場合は転出転入届の他にもさまざまな書類が必要になるようなので、早めに確認して準備ができるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年1月28日時点で作成した記事になります。