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出産手当金はいつ申請する?給付の条件や計算方法、支給の期間について
産休期間を控え、出産手当金はいつ誰が申請すればよいのか方法について気になるママもいるかもしれません。申請は自分で行うのでしょうか。申請方法や給付を受けるための条件、出産手当金はいつからいつまでもらえるのかなど期間について資料を元にご紹介します。
出産手当金とは
妊娠中も働くママのなかには、産休に入ってから受け取れる手当があるのか気になる方もいるのではないでしょうか。出産で会社を休んでいる期間に給与が受けられない場合には、社会保険などから出産手当金という給付金が支給されるようです。出産手当金とは、どのような制度なのでしょうか。
給付金をもらうための条件
出産手当金の給付を受けるための条件として、全国健康保険協会のホームページでは以下のように紹介されています。
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被保険者が出産のため会社を休み、事業主から報酬が受けられないときは、出産手当金が支給されます。
出典: 出産に関する給付 / 全国健康保険協会ホームページ
出産手当金とは出産のために会社を休む間、給与の支払われない場合に対して社会保険から支給される給付金をいうようです。休んでいる期間に給与が支払われている場合は給付の対象に含まれないとされています。また、出産を機に会社を辞めるときにも出産手当金の給付を受けるための条件として、以下のように紹介されています。
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資格喪失の日の前日(退職日等)まで被保険者期間が継続して1年以上あり、被保険者の資格喪失の日の前日に、現に出産手当金の支給を受けているか、受けられる状態(出産日以前42日目が加入期間であること、かつ、退職日は出勤していないこと)
出典: 出産で会社を休んだとき(出産手当金)/ 全国健康保険協会ホームページ
出産手当金をもらうには、雇用保険に加入していた期間も条件にかかわるようです。わからない点については、勤務先や加入している社会保険の担当窓口で確認しておくとよいかもしれません。
支給額の計算方法
出産手当金の支給額は、以下の計算方法をもとに出すことができるようです。
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【支給開始日以前の継続した12ヶ月間の各月標準報酬月額を平均した額】÷30日×(2/3)
出典: 出産手当金について / 全国健康保険協会ホームページ
上の計算式で出た1日あたりの金額が、対象となる日数に応じて支給されるようです。標準報酬月額の平均が20万円だった場合、20万円÷30日×2/3で計算してみると、1日あたりに支給される金額は約4447円となるようです。自分の場合はいくらになるのか、妊娠中に一度計算しておくのもよいかもしれません。
出産手当金が支給される期間
出産手当金はいつからいつまでもらえるのでしょうか。
いつまでもらえるか
出産手当金が支払われる期間は、以下のように紹介されています。
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出産の日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)以前42日(多胎妊娠の場合98日)から出産の翌日以後56日目までの範囲内で、会社を休んだ期間を対象として出産手当金が支給されます。出産日は出産の日以前の期間に含まれます。
出典: 出産で会社を休んだとき(出産手当金)/ 全国健康保険協会ホームページ
双子など多胎出産の場合を除き、支給日数は産前産後あわせて最大で98日間とされています。会社を休んだ期間に対して支給されるため、仕事をいつまで続けているかによって支給日数の計算も変わってくるようです。
出産日が遅れた場合
出産が予定日よりも後になった場合、遅れた期間については以下のように計算できるようです。
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支給期間:出産予定日前42日+出産予定日から遅れた出産日までの日数+産後56日
出典: 出産手当金について / 全国健康保険協会ホームページ
予定日より遅くなった分も支給日数に含まれるというのは、予定通りに行かない出産において安心できるポイントでしょう。出産当日は産前に含まれるようなので、実際の出産日とあわせて支給日数がどれくらいになるか計算すると、期間をイメージしやすいかもしれません。
出産手当金の申請について
基本的な申請の流れや、いつ申請するかについて見ていきましょう。
誰が申請する?
出産手当金は誰が申請をするのか、自分がするべきなのか迷うこともあるかもしれません。申請はママ本人が行うことが多いようですが、勤務先が代行してくれる場合もあるため、事前に確認するとよいでしょう。
申請の流れ
手続きについては「健康保険出産手当金支給申請書」を、勤務先に提出する必要があるそうです。申請書には、指定する振込先の金融機関を書く項目もあるので、自身の口座番号などを確認するとよいかもしれません。
添付書類には、医師または助産師が記入する項目もあるようで、出産で入院しているときに準備しておくママもいるようです。提出する前には、事業主の証明をもらう欄や医師や助産師の意見欄などに記入漏れがないかの確認も忘れず行えるとよいでしょう。
いつ申請する?
出産手当金の書類は、医療機関で出産の証明をもらう必要があるため、基本的には出産日から提出が可能なようです。しかし本人が希望する場合は、産前分と産後分の2回にわけて申請をすることもできるそうです。申請書の書き方について以下のように紹介されています。
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医師または助産師の証明欄は1回目の申請が出産後であり、証明によって出産日等が確認できたときは、2回目以降の申請書への証明は省略可能になります。
出典: 出産手当金について / 全国健康保険協会ホームページ
2回にわけての申請は、事業主の証明欄については毎回記入してもらう必要があるようです。まとめて申請する場合も2回にわけて申請する場合も、いつ申請すればよいかや提出する書類は勤務先に確認しておくとよいかもしれません。
【体験談】出産手当金はいつもらえた?
出産手当金が実際いつもらえたかについて、支給日に関するママたちの体験談をご紹介します。
「産後56日が経過してから勤務先に提出し、振り込まれるまで2カ月ほど空いたので、実際の支給日は約4カ月後だったと思います。想像していたよりも時間がかかるのだなという印象でした」(20代ママ)
「私の場合は、申請が受理されたと通知があったのが産後2カ月後くらいのときで、そこから約2週間後が支給日でした。産休中は、今までのように給料日にお金が振り込まれるわけではないので、出産手当金がもらえたときにはホッとしました」(30代ママ)
育児休業の申請もしていたママからは、初回の育児休業給付金の支給日の方が先だったという声もありました。給料日と関係あるのかと、会社に問いあわせたというママもいるようです。勤務先で加入している保険組合やいつ申請したのかによっても違いがあるようなので、気になる場合は加入している保険組合に直接確認してみるとよいかもしれません。
出産手当金の申請を忘れずに
出産手当金の申請方法や支給期間などについては、ママの出産予定日と照らし合わせながら確認するとよいでしょう。実際に出産手当金の申請をしたママたちに話を聞いてみると、申請書を受理したという通知が届いてからも、いつもらえたかにはバラつきがあるようです。
申請は自分で行うのか、誰がするのか迷うこともるうかもしれません。ママ本人が行うことが多いようですが、会社が代行してくれる場合もあるようなので、事前に相談をするとよいでしょう。
産後が慌ただしくなることを考え、いつ申請するかやもらえる期間、必要な書類は早めに確認し、余裕を持って準備を進められるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年10月3日時点で作成した記事になります。