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2歳で急に夜泣きが再開!もしかして夜驚症?ママ達の体験談と対処法
夜間授乳を卒業して、ようやくぐっすり眠れるようになったと思ったのに、2歳になった途端、夜泣きが急に復活して困っていませんか?仕事や家事で忙しい中、夜通し眠れないのは本当に辛いですよね。この記事では、2歳児の夜泣きが急に始まる原因や、先輩ママたちの体験談、そして今すぐ試せる対処法について詳しくご紹介します。
※この記事の内容は、2025年9月24日に更新されたものです。
2歳で夜泣きが急に始まる原因は?いつ終わるの?
2歳は、身体的にも精神的にも大きく成長するタイミングです。突然の成長に脳が追いつかず、その混乱した気持ちが夜泣きとして現れることがあるようです。一般的に、2歳児の夜泣きの原因として挙げられる例としては以下のようなものがあります。
- 引っ越しや保育園入園などで生活環境が変化した
- 旅行や日中の活動でいつもとは違う刺激を受けた
- 弟や妹が生まれ、複雑な感情が芽生えるようになった
- 卒乳・断乳をして寂しい気持ちや心もとない気持ちになっている
- 怖い夢を見た など
「イヤイヤ期」到来!2歳児の特徴とは
子育て中のママなら、「魔の2歳児」や「イヤイヤ期」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
2歳頃になると、子どもは自分でできることが一気に増え、言葉も発達して自分の意思を伝えられるようになります。こうした成長の反面、「自分でやりたい」という気持ちと「まだうまくできない」現実とのギャップや、自分の主張が通らないことへのもどかしさが「イヤイヤ」という形で現れます。
「イヤイヤ期」は、子どもの自立心や自我が育つ大切な成長過程です。しかし、保護者にとっては戸惑いや悩みが尽きない時期でもあるため、「魔の2歳児」と呼ばれることもあるようです。
【体験談】2歳児の夜泣き、どうだった?
ママ達の体験談を聞いてみると、「2歳で急に夜泣きが再開した」というケースは珍しくないようです。子どもの夜泣きがどのような様子だったのかを紹介します。
目をつむりながら激しく泣いていた
卒乳した1歳半におさまった夜泣き。これでゆっくりと眠れる夜がくるとホッとしたのですが、2歳近くになると再び夜泣きが始まりました。そして夜泣きの種類も激しくなり、ギャーギャーとわめくように。しかし泣きながらも目はつむっていて、夢を見ながら泣いている状態でした。
来客があった日など、刺激が強い日の夜は特に夜泣きが激しくなり、3日に一回は同じような激しい夜泣きがあります。脳が発達してきた証拠ということも聞きますし、幼稚園に行っても泣く子はいるらしいので、気長に頑張ろうと思っています。
怒りながら暴れていた
2歳になった娘は、その2か月前から夜泣きが徐々にひどくなりました。必ず0時と3時に起きて泣き、3時の方が特にひどく、泣きながら自分がしたかったことやほしいことを要求します。
まだ卒乳をしていないため、泣いたときはおっぱいを飲ませようとしますが、泣き止まないどころか逆に怒りだします。どんどん力が強くなっているので、暴れたときはおさえるのにも苦労します。3時に泣き出すときはそのまま朝を迎えることも少なくありません。
入眠はスムーズなのに激しく泣いた
2歳の次女の夜泣きはそれはそれは激しく、夫婦ともに苦しみました。夜中に突然大声で泣き叫び、声をかけても完全に無視。絶叫に近い声をあげた状態で足をバタバタさせて、抱こうとしても暴れて抱けません。
どんな方法を試しても泣き止まない状態が10分近く続き、やっと母親が抱き寄せて布団に寝かせておさまりました。入眠時の寝付きはとても良いのに、眠ってしばらくすると暴れる、叫ぶ、の夜泣きが始まり、悩まされました。
これって夜驚症?夜泣きとの違い
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夜驚症とは、睡眠中に突然パニックを起こし、暴れたり、泣き叫んだりする睡眠時随伴症の一種です。深い睡眠状態(ノンレム睡眠)から不完全に覚醒してしまった状態(いわゆる寝ぼけている状態)で、特に幼児期から小学生までの子どもによく見られ、成長とともに自然と落ち着いていくことがほとんどです。
夜驚症と2歳児の激しい夜泣きは症状が似ているため、区別がつきにくいと感じる方も多いでしょう。夜驚症の明確な原因は分かっていませんが、疲労やストレス、生活環境の変化などが引き金になることがあり、これは2歳児の夜泣きにも共通する原因です。
夜驚症は、日中の活動に支障が出るほど頻繁に起こる場合を除き、基本的には特別な治療を必要とせず、経過観察となることがほとんどです。夜驚症か夜泣きかをはっきりと区別することは難しいですが、まずは規則正しい生活リズムを整えたり、就寝前の刺激を控えたりするなど、子どもが安心して眠れる環境を整えることから始めてみましょう。またもし子どもが動き回っても安全な環境を作ることも大切です。
急な夜泣きは体調不良のサインかも?
お子さんが普段は夜泣きをしないのに突然夜泣きを始めた場合、それは体調不良のサインかもしれません。発熱や咳といった目に見える症状がなくても、体がだるかったり、どこかに不快感があったりする可能性があります。
もし急に夜泣きが始まったら、数日間はいつもより注意深く様子を見てあげましょう。
子どもへの影響は?
2歳児の夜泣きは、叫んだり暴れたりするほど激しいのに、朝になるとケロッとしていることが多いですよね。そのあまりの変わりように、「もしかして脳の病気なのでは?」と不安になる保護者もいるかもしれません。
しかし、夜泣きや夜驚症の症状は、ほとんどが一過性のものであり、成長とともに自然と落ち着いていく場合がほとんどです。日中の活動に支障が出るほどの睡眠不足になっていなければ、過度な心配はいりません。
2歳児の夜泣き対処法6選
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2歳児の夜泣きは原因がはっきりしないことが多く、必ずしもすぐに改善するとは限りません。しかし、一般的には以下のことを心がけることで、夜泣きが落ち着くことが多いとされています。もし子どもの夜泣きに悩んでいる場合は、ぜひ試してみてください。
あまり疲れさせない
適度な運動はよい睡眠につながりますが、あまり疲れてしまうと脳が興奮状態になり睡眠の質が下がるといわれています。1日に予定を詰め込みすぎず、子どもが疲れすぎないようにしてあげましょう。お出かけをした場合も、夕方以降はゆっくり過ごすなど調整をしてあげるのも大切です。
生活リズムを整える
夜泣きで眠れないと、朝はついゆっくり過ごしたくなりますよね。しかし、起きる時間が遅くなると生活リズムが乱れ、さらに夜型の生活になってしまうことも。夜泣きがあった日こそ、朝はいつも通りに起きて、朝日を浴びるようにしましょう。そうすることで、体内時計がリセットされ、生活リズムを整えることができます。
適度にお昼寝をさせる
長すぎるお昼寝や、夕方近くのお昼寝は、夜の寝つきに影響することがあります。2歳児に必要な睡眠時間は11〜14時間と言われているため、夜間の睡眠時間を考慮しながら、お子さんに合ったお昼寝時間を見つけてあげましょう。ただし、疲労も夜泣きの原因になります。いつもと違う場所へ出かけたり、特別な経験をしたりした日は、短い時間でもお昼寝をさせてあげるのがおすすめです。
参考|厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド2023
夕方以降にテレビを見せない
テレビやスマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、眠気を促すホルモン(メラトニン)の分泌を抑制すると言われています。夜の寝つきを良くし、質の良い睡眠につなげるためにも、夕方以降はテレビやスマートフォンを見せないようにしましょう。
見通しを立ててあげる
環境が急に変わると、大人でも不安になるものですよね。2歳児には理解できないと思いがちですが、「あと〇日で新しいお家にお引越しするよ」「来月から保育園に行くんだよ」といったように、事前に伝えてあげることが大切です。先に見通しを立てさせてあげることで、環境の変化による子どもの不安を和らげることができます。
寝室の環境を見直す
子どもは大人よりも暑がりだったり、わずかな光にも敏感だったりします。エアコンで適温にしたり、カーテンの隙間から光が入らないように工夫してあげたりすることで、朝までぐっすり眠れるようになるかもしれません。
また2歳頃になると、「暗闇が怖い」という気持ちが芽生えることがあります。これまで真っ暗な部屋で寝ていた場合、常夜灯(豆電球)をつけてあげるのもひとつの方法です。常夜灯の色は、眠りを妨げにくい温かみのあるオレンジ色や暖色系を選ぶと良いでしょう。
【体験談】実際に効果的だった夜泣きの対処法
実際に2歳児の子どもの夜泣きに苦しんだパパやママに、効果的だった対処法を聞いてみました。
1度完全に起こす
2歳児の夜泣きの対処法としては、一度起こしてしまうのが効果的でした。なだめようとして優しく声をかけてもヒートアップしてしまうので、ゆすったり、電気を点けたり、ときにはパジャマを脱がせたりして無理やり起こしてしまいます。
完全に起きたら、腰から肩甲骨あたりをトントンして落ち着かせるようにします。その後すぐ寝てしまうことも多いですが、寝ない場合は脱がせたパジャマを着せたり、本を読んであげたりしながら過ごします。
泣いてしまった原因を聞いてみる
すでにおしゃべりができるようになっていたので、なんで泣いたか理由を話してくれる場合もありました。例えば「寝る前に見た絵本が怖かった」「起きたときに真っ暗でびっくりした」など、理由によっては対策を立てられます。
2歳児は心身ともに大きく成長するタイミング。おおらかな気持ちで見守って
2歳で急に夜泣きが再開すると、子育てが辛いと感じてしまう人もいるでしょう。「この状態が永遠に続くのではないか?」「何か病気が隠れているのでは?」と絶望的な気持ちになる人もいると思います。2歳〜2歳半ごろの夜泣きはほとんどの場合一過性のものであり、成長と共になくなるケースがほとんどです。また、寝る前に今日のできごとを振り返ったり、明日の予定を話して見通しを立ててあげたりすることで改善することもあるようです。
夜泣きにイライラしてしまうときは、パパや祖父母など周りに協力してもらう対策を取ったり、適度に息抜きをしたりして、解消しながら付き合っていくようにしましょう。