節分の日に簡単に描ける、かわいい鬼のイラストの描き方

節分の日に簡単に描ける、かわいい鬼のイラストの描き方

2017.12.27

節分の日は手作りのアイテムを作って、子どもといっしょに盛り上がってみるのもよいかもしれません。今回は節分についての知識を深めつつ、簡単に描けるかわいい鬼のイラストの描き方や、簡単な鬼のお面の作り方について紹介していきます。

なぜ節分に鬼が登場するのか?

節分に鬼が登場する理由を探るには、まずは節分がどんな日なのかを知る必要がありそうです。

諸説ありますが、節分は季節の節目を意味しているようです。
現在も節分は立春の前日である2月3日(※年によっては2日になることも)を指しますが、昔の人は春の始まりである2月4日の立春の日を1年の始まりと考えていたそうです。

つまり節分は今でいう大晦日。1年の締めくくりである節分の日は、新年を気持ちよく迎えるために邪気を追い払おうという日だったようです。

そしてかつては災害などの恐ろしい災いは鬼の仕業であり、鬼は邪気の象徴であると考えられたようです。
こちらも諸説ありますが、当時は豆などの穀物には魔除けの力があると考えられており、その豆を鬼に投げることで1年間の邪気払いをしていた、というのが有力な説なようです。

節分に鬼が登場するのは、昔の日本の風習が関係していたようですね。

鬼の色の意味は?

節分や日本の昔話にはさまざまな色の鬼が登場しますが、実は鬼は色によって異なる意味があるようです。
今回は3色に絞って、それぞれの意味について調べてみました。


赤鬼

赤鬼は欲深い心を意味しており、「もっと贅沢したい」「もっと楽したい」など、人間の貪欲さを象徴しているようです。


青鬼

青鬼は怒りの感情を意味しており、「気に入らない」「腹が立つ」など、人が怒ったときの不快な気持ちの象徴しているようです。


黄鬼

黄鬼は甘えの心を意味しており、「誰かにやってほしい」「面倒なことはしたくない」など、自己中心的な甘えの気持ちを象徴しています。

このように、鬼の色は人間の悪い心を現わしていると言われており、豆をまくことで自身の悪い心をなくそうという昔からの言い伝えもあるようです。

子どもにも鬼の色の意味を伝えた上で、今年は何色の鬼を退治したいか話し合ってみるのもよいかもしれませんね。

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鬼のイラストを描いてみよう!

節分の日には、子どもといっしょに鬼のイラストを描いてみると盛り上がるかもしれません。
絵が苦手なママでも失敗しないような、簡単でかわいい鬼のイラストの描き方を考えてみました。


ちょっと怖い顔の鬼

鬼1

1.まずは四角い形の鬼の顔を描いて、その上に雲のような形の髪の毛、角を2本描きます

鬼1-2

2.丸い目を描き、その上に眉毛を描きます。口角が下がった口を描き、そのなかに牙を2本描き足します。
怖くなり過ぎないよう、かわいい雰囲気を出すために顔の中央にまるい鼻を描きます

鬼1-3

※「顔のバランスがうまく取れない」という場合は、顔の中に十字の補助線を薄く描き、顔の中心部を定めることで簡単にバランスが取りやすくなるかもしれません

鬼1-4

3.色鉛筆やクレヨンなどで好きな色をつければ、ちょっと怖い顔をした鬼のイラストが簡単に完成するでしょう


かわいい顔の鬼

鬼2

1.上記の「1」と同じ要領で、鬼の顔の形などを描きます

鬼2-2

2.ぱっちりした大きい目を描き、にっこりとほほ笑んでいるような形の口を描きます。顔の真ん中には丸い鼻を描きます

鬼2-3

3.最後に好きな色をつければ、簡単にかわいい顔をした鬼のイラストを描くことができました。色をつける際、ピンク色でほっぺを描き足すとよりかわいい雰囲気になるかもしれません


豆をぶつけられて泣いている鬼

鬼3

1.上記の「1」と同じ要領で、鬼の顔の形などを描きます

鬼3-2

2.ふにゃふにゃとした曲線で泣いているような形の目を描き、
同様に曲線で口を描きます。顔の中央には丸い鼻を描きます

鬼3-3

3.最後に好きな色で色をつければ、泣いている鬼のイラストの完成です。
他の鬼のイラストより少し難しく感じるママもいるかもしれませんが、目と口の線の描き方が少し異なるだけなので、何度か練習してみると簡単に描けるようになるかもしれません


今回は全て赤鬼のイラストを描いてみましたが、前述したように何色の鬼を退治したいかによって鬼の色を描きわけてみるのも楽しいかもしれませんね。

子どもが小さいうちは「2」の工程までをママが描き、「3」の色塗りのところだけ子どもに任せてみると、子どもも塗り絵感覚で楽しめるかもしれません。

イラストを使ったお面の作り方

上記の鬼のイラストを使って、簡単につくれる鬼のお面の作り方を考えてみました。
鬼のお面をつくることができれば、パパも交えて豆まきを楽しむことができるかもしれませんね。


輪ゴムのみを使う場合

お面1

1.イラストを切り抜きます

2.黒目と耳の穴をカッターなどで切り抜きます

3.耳の穴に1本ずつ輪ゴムを通せば、鬼のお面の完成です


帯で留める場合

お面2

1.イラストを切り抜きます

2.輪ゴム2つを結びます

3.お面をつける人の頭の周囲に合わせて、画用紙の帯を2つ用意します

4.「3」の端を少し折り、「2」をにひっかけてホチキスなどで留めます

5.「4」を切り抜いたイラストにテープなどで留めます


お面をつくるために鬼のイラストを描く場合は、子どもやママの顔のサイズに合わせてイラストを作成する必要があるので、注意しましょう。
お面をつくる際にはハサミやカッターなどを使用するので、子どもといっしょに工作する場合は十分に気をつけて作業するようにした方がよさそうです。

かわいい鬼のイラストで節分を楽しもう

今までなんとなく節分の日を迎えていたママも、節分への理解を深め、かわいい鬼のイラストなどの手作りアイテムをつくってみることで、家族で盛り上がることができるかもしれません。

思い出に残る1日を過ごすためにも、節分の日に子どもといっしょに鬼のイラストを描いて楽しんでみてはいかがでしょうか。

2017.12.27

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