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パートでも保育園に入れる?勤務時間、条件は?保育園代や入れない場合についても説明
パートでも保育園に入れるのか、それとも入れないのか知りたいママもいるかもしれません。今回は、勤務時間などの保育園に入れる条件、保育料金や保育時間、妊娠した場合、保育園代で赤字になるなど保育園に預けるときに知っておきたいこと、保育園ではなく幼稚園に預ける場合について、ママたちの体験談を元にご紹介します。
保育園の入園条件とは?
パートでも子どもが保育園に入れるのかどうか不安に感じるママもいるかもしれません。内閣府などが出している資料によると、就労や妊娠など「保育を必要とする事由」を満たせば、保育園を利用するための保育認定を受けることができるようです。
就労時時間の条件は?何時間以上?
保育の利用が可能となる保護者の就労時間の下限は、月に48時間から64時間の範囲となっており、パート勤務の場合でも下限時間を超えて働いていれば、保育園を利用することができるとされています。下限の設定は市町村が定めることになっているので、気になる場合は直接市町村に確認しておくとよいかもしれません。
パートでも子どもは保育園に入れる?
パート勤務をしているママの中には、保育園に入れたママと入れなかったママがいるようです。それぞれのママたちに話を聞いてみました。
子どもが保育園に入れたママ
「待機児童が少ない市だったこともあってか、パートでも保育園に入れることができました」(4歳児のママ)
「パート勤務ですが、子どもは保育園に入れることができました。週4日で月80時間ほど勤務しているので、勤務時間の長さが考慮されたのかもしれません」(3歳児のママ)
待機児童が少ない市町村の場合や、勤務時間が長い場合には、パート勤務でも子どもが保育園に入れることもあるようです。保育園の定員や職場からの通いやすさなどを考えながら、希望の保育園を選んだというママの声もありました。
子どもが保育園に入れなかったママ
「待機児童が多くパート勤務では子どもは保育園に入れない状況でした。今は幼稚園に子どもを預けて働いています」(3歳児のママ)
「就労時間が少なかったため、保育園に入れませんでした。保育園のかわりに、実家の母に子どもを見てもらうことにしました」(2歳児のママ)
待機児童が多い市町村の場合や、パートの勤務時間が短い場合には、子どもが保育園に入れないということもあるようです。1歳、2歳では入れなかったけれども、3歳になりようやく入園できたというママの声もありました。
保育園に入れる際に知っておきたいこと
パート勤務で子どもを保育園に預けたいと思ったとき、保育園代がどのくらいかかるか、赤字にならないのかなど、知りたいこともあるかもしれません。保育料金や保育時間、妊娠した場合や入園申し込みの必要書類などについてご紹介します。
保育園代
「年少から子どもを保育園にあずけています。保育園料は月に33000円ほどかかるので、赤字にならないように勤務時間を調整して働いています」(4歳児のママ)
「2歳の子どもを保育園に入れていて、保育園料は月60000円ほどかかり、赤字になってしまう月もあります。今は赤字ですが今後のことを考えて子どもを保育園に預けています」(2歳児のママ)
保育園代は保護者の所得を基準に決まるとされています。また、多子世帯やひとり親の場合、保育料金の負担軽減などもあるようです。市町村によって保育園代が異なるようなので、事前に自治体に確認をしておくとよいかもしれません。
保育時間
「就労時間の関係で『保育短時間』に認定されました。現在は、9時から16時までの7時間、子どもを保育園に預けています」(3歳児のママ)
「パートですが、勤務時間が長くなったので11時間預けられる『保育標準時間』に変更してもらいました」(3歳児のママ)
保育時間には1日最長8時間利用できる「保育短時間」と、1日最長11時間預けることができる「保育標準時間」があるようです。勤務時間によってどちらに認定されるか決まるようなので、気になる場合は保育園や自治体に問い合わせてみるとよいかもしれません。
妊娠した場合
「保育園に上の子どもを入れているときに、下の子どもを妊娠しました。産休中も預けることができて助かりました」(4歳児、1歳児のママ)
妊娠や出産のために仕事を休んだり辞めた場合でも、保育が必要な状況であると認定されれば、保育園に通い続けることができるようです。出産後いつまで預けられるのかや、育休中いつまで預けられるのかは自治体によって違いがあるようです。
申し込みの際の必要書類
パート勤務で子どもを保育園に入園させたい場合には、一般的に入園申込書と就労証明書などの必要書類を記入し、自治体の担当窓口へ提出する必要があるようです。就労証明書は勤務先に記入してもらう箇所もあるようなので、勤務先には忘れずに就労証明書に記入してもらうようにするとよいでしょう。
保育園ではなく幼稚園に入れる場合
パートで働くママの中には、保育園ではなく幼稚園に入れることを考えているママもいるかもしれません。幼稚園に子どもを入れてパートで働くママたちに、幼稚園を選んだ理由などについて聞いてみました。
幼稚園を選ぶ理由
「待機児童の多い市で、『パートでは保育園に子どもが入れないこともある』と聞いたので幼稚園を選びました。1日の勤務時間が短いので、幼稚園に子どもを預けて無理なく働くことができています」(3歳児のママ)
1日の勤務時間が短いという理由から、保育園ではなく幼稚園を選んだというママもいました。勤務時間が短ければ子どもが幼稚園で過ごしている間に働くことができるかもしれません。最近では幼稚園でも延長保育や預かり保育を充実させている園が多くなっているようなので、パートなどの時間勤務であれば幼稚園に預けても十分働くことができそうです。
幼稚園を選ぶ場合に考えたいこと
保育園と幼稚園では入園申し込みの時期が異なったり、保育園の場合は直接園に申し込みする以外にも、園によっては自治体に申し込みするなど、申し込み先が異なったりと違いがあるようです。保育園のかわりに幼稚園を検討している場合には、園見学やプレ保育のときなどに、入園申込みのスケジュールや申込みに必要な書類などについて聞いておくとよいかもしれません。
延長保育や夏休み期間の預かり保育の有無、園バスの時間、ママが幼稚園の行事に参加する頻度などについても確認しながら、パート勤務でも子どもを預けやすい幼稚園を見つけられるとよいですね。
保育園入園の準備はしっかりと
パート勤務でも保育園に預けることができるようですが、勤務時間や保育の現状などから保育園入れる場合と入れない場合ががあるようです。保育園に預ける場合は保育園代や保育時間、妊娠したときどうすればよいのかを事前に確認できるとよいかもしれません。保育園料でパート代が赤字になることや、保育園に入れず幼稚園を選ぶママもいるようです。保育園に入れるために、事前に情報収集など準備をしっかりしておけるようにしたいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年9月12日時点で作成した記事になります。