
嫌がる1歳児を寝かしつけるときにイライラしてしまうことがあるかもしれません。また、断乳してからお昼寝が少なくなったことに悩むママもいるようです。そんなときは、絵本に歌、抱っこにおんぶ、パパに手伝ってもらうなどのさまざまな工夫をしてはいかがでしょうか。寝かしつけの方法について考えてみました。
小さな子どもを持つママがほぼ毎日している寝かしつけ、思ったように寝てくれないとイライラすることがあるかもしれません。たくさんのママが試行錯誤している寝かしつけには、どんな方法があるのか見ていきましょう。
絵本の読み聞かせは、1歳の子どもの眠気を誘うかもしれません。部屋は少し暗めにして、絵本のあたりだけ明るくするとよいでしょう。
ジャンルは子守歌など、子どもが好きな歌がよいでしょう。アップテンポの歌は、興奮して逆効果になってしまう場合もあるようなので、優しい声でゆっくり歌うとよいかもしれません。
抱っこやおんぶは小さい子どもを寝かしつける方法として実践しているママも多いかもしれません。抱っこやおんぶに加えて、歌を歌いながらゆらゆら揺らすとすぐに眠ってしまうというママの声もありました。
どうしても子どもが寝ないときは、思い切ってパパに任せてみてはいかがでしょうか。人を変えれば子どもも案外あっさり寝てくれるかもしれません。実際にパパに任せてみた経験があるママの意見を聞いてみました。
「パパはもともと育児に積極的な方ではありませんでしたが、偶然だったのか、パパが抱っこをすると子どもがすぐ寝てくれることが多いと感じました。もしかしたらパパの抱っこの方が、安定していて心地よかったのかもしれません。それを伝えると自信をもったのか、パパが寝かしつけに前向きに取り組んでくれるようになりました」(1歳4カ月・女の子のママ/40代)
なかなか寝てくれなくてイライラしてしまったら、パパに任せてみるというのもひとつの方法かもしれませんね。
ここからはシーン別に、寝かしつけの方法を考えていきます。
授乳中はお乳を飲みながら寝てくれた赤ちゃんが、断乳した途端なかなか寝なくなってしまい困ったというママもいます。断乳後の寝かしつけを工夫しているママの意見を聞いてみました。
「昼も夜も、いつも授乳しながら寝かしつけしていたので、断乳後にどうやって寝かせるかには試行錯誤しました。まずは時間を決めて、その時間になったら寝室に連れていくようにしました。カーテンを閉めて部屋を暗くするなど、寝る雰囲気作りも意識しました。はじめは暗いことを嫌がっていましたが、今ではそれがスイッチになるみたいで、ほぼ同じ時間に寝てくれるようになりました。
でも断乳してすぐは、お乳を欲しがり寝ないこともありました。ママが遠くにいってしまったように感じたのかなと思い、普段からスキンシップを増やすように意識しました。寝た後もしばらく添い寝したら、寝つきがよくなったように思います」(1歳10カ月・男の子のママ/20代)
お昼寝が長かった日は、昼寝後にできるだけ体を使った遊びをするというママの意見がありました。それでもなかなか寝てくれないときは、根気よく絵本を読んだり、静かに子守歌を歌ってあげたりするという方法もよいかもしれません。
子どもが泣いているときは、まずは子どもが好きなおもちゃや遊びで機嫌を直してから、寝かしつけをしてみてはいかがでしょう。また、泣くことにはかなりのエネルギーを使うので、体調が悪くて泣いているのではないなら前向きにとらえ、泣きつかれて寝るまで待つというママもいるようです。そんなママの体験談を紹介します。
「理由は分からないけれど、子どもが大泣きして困ったことがありました。無理矢理寝かそうとしたことが嫌だったのかもしれません。抱きしめて背中をトントン叩いていたら、だんだん眠くなってきたみたいで、眠りにつきました」(1歳3カ月・男の子のママ/30代)
寝かしつけで子どもが思ったように寝てくれないと、パパやママがイライラしてしまうこともあるかもしれませんね。ここでは、ママたちが実践していた解決方法をご紹介します。
「寝てくれない息子に対してイライラしても仕方ないと思い、一度寝かしつけを諦め、電気をつけて息子の思うようにいっしょに遊んでみました。そうしたら30分ほどで遊び飽きて横になり、しばらくすると寝てくれました。それから、なかなか寝ない日は息子の気が済むまで遊ぶようにしています」(1歳8カ月・男の子のママ/30代)
「子どもは早く寝かせなければいけないとこだわりすぎていたのかもと思い、気持ちを切り替えて、たまには夜更かししてもいいかなと考えるようにしています。お話をしたり、絵本を読んだり。娘も機嫌のいいママが嬉しいみたいで、寝かしつけのときに泣くことが減ったように感じます」(1歳2カ月・女の子ママ/20代)
嫌がる1歳児を寝かしつけるのは大変なことも多いと思います。断乳してから眠りが不規則になったり、お昼寝が長くなってしまうこともありますよね。そんなときは、絵本や歌、抱っこ、おんぶなど、紹介した方法を試すしたり、できればパパにも協力してもらって、解決できたらよいですね。
イライラせずに大らかな気持ちでいられるように、子どもに合った寝かしつけ方法を探してみてはいかがでしょうか。
2018年02月15日
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