子育て中にワンオペ育児だと感じるとき。疲れたときに心がけたこと

子育て中にワンオペ育児だと感じるとき。疲れたときに心がけたこと

ママたちが考えるワンオペとは

ママのなかには自分の子育ての環境が「ワンオペなのでは?」感じている方もいるかもしれません。この記事では、ママたちが考えるワンオペとはどういう状況か、ワンオペ育児に疲れたりイライラしたりしたときにママたちが心がけたことなどについて体験談を交えてご紹介します。

ママたちが考えるワンオペとは

ワンオペの経験や大変だと感じたこと、乗り越え方などをママたちに聞いてみました。ママたちの中には「ワンオペとはどういう状況なのか」「自分の子育て環境はワンオペなのでは?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。また、他のママたちがどのような環境で子育てをしているのか、ワンオペの状況のときにどのように乗り越えているのか、知りたいと考えることもあるかもしれませんね。

ワンオペとは「ワンオペレーション」の略語で、子育てにおいてママやパパが子どものお世話や家事などを、1人で行っていると感じるときに「ワンオペ育児」と使われるようになりましたが、どのような状況を「ワンオペ」と感じるのかは、ママやパパによってさまざまなようです。

ママたちが「ワンオペ育児」だと感じる状況

ママたちはどのような状況のときにワンオペ育児をしていると感じるのでしょうか。

夫が仕事で家にいない

30代ママ
夫は単身赴任で海外に住んでいます。1人で2人の子どものお世話をしていると、仕事や家事、育児で毎日に余裕がなく、たまに夫に「ワンオペの子育てが大変」と話を聞いてもらっています。
パパが単身赴任で遠方に住んでいるなどの理由から、ワンオペ育児だと感じるママがいました。パパの仕事が忙しいので家にいる時間が短く、家事や育児を全部任されている状態でも、ワンオペだと感じるママもいるようです。

周りに頼れる人がいない

20代ママ
我が家は両親とも家が遠く、手助けを求めることができません。両親に協力してもらえるというママ友の話を聞くと、うらやましく思うこともあります。
両親の家が遠く頼ることができない場合や、引越したばかりでママ友もいない状況だと、ワンオペ育児だと感じやすくなるというママがいるようです。気軽に相談できたり、頼れたりする場所があると、ママの気持ちも楽になるかもしれませんね。

ママたちがワンオペ育児で大変だと感じたシーン

部屋が散らかっている様子
wavebreakmedia/Shutterstock.com

ママたちがワンオペ育児が大変だと感じるのは、どのようなシーンでしょうか。

自分が病気でも休めないとき

40代ママ
自分が風邪をひいて高熱が出たとき、いっしょに家にいた子どもも熱を出してしまいました。自分のことは後回しにして、子どもを病院に連れて行ったことがあります。
ワンオペ育児で、自分が病気でも休めない状況がつらかったと感じるママがいました。ゆっくり休んで早く治したほうがよいとはわかっているが、頼れる人がいないので困ってしまうという声もありました。

仕事と子育てのバランスを調整しなければいけないとき

20代ママ
家事と子育て、仕事で1日のスケジュールが埋まっているため、仕事でトラブルが起きても残業して対応することができません。職場のみんなに迷惑をかけていないか気になることもあります。
子育てがワンオペになっていると、突発的な状況への対応が難しく、仕事と生活のバランスを取ることが難しいと感じる方もいるようです。仕事が忙しいときに限って子どもが体調を崩し、もどかしい気持ちですごしたというというママの声もありました。

複数の子どものお世話をこなしているとき

30代ママ
ワンオペ育児のときに、年子の子どもたちが胃腸炎にかかったことがあります。下の子はおんぶ、上の子は抱っこという状態で、1人で夜間救急に連れて行きました。
複数の子どもをワンオペでお世話していと、ママの気持ちに余裕がなくなり、大変だと感じることもあるという声がありました。子どもによって異なる生活ペースにあわせる難しさもあるようです。

ワンオペ育児に疲れたと感じたときにママたちが心がけたこと

窓辺でお茶を飲む女性
Alena Ozerova/Shutterstock.com

ワンオペ育児に疲れたとき、ママたちはどのようなことを心がけているのでしょうか。

家族としっかり話しあう

20代ママ
夫に対して「何もしてくれない」とイライラしていましたが、夫婦で話しあいの時間をもったときに夫に素直に伝えると、家事の一部を引き取ってねぎらいの言葉をかけてくれるようになりました。私の気持ちも落ち着いて、ワンオペだとは感じなくなりました。
パパと話しあって自分の気持ちを伝えたママがいました。家事や育児の内容をリスト化し、どのようにしたら円滑に生活がまわるか具体的にパパと話しあったというママもいるようです。

1人で抱え込まず広く協力を求める

40代ママ
保育所の一時預かりやベビーシッター、子育て支援センターなどの情報を集め、自分が頼れる環境を1つでも多く持つことを心がけました。ワンオペ状態が苦しくなる前に、周囲にヘルプを求めることが大切だと感じています。
普段から子育てをサポートしてくれるものを調べておき、ワンオペで大変だと感じたときに利用するようにしたママもいるようです。がんばりすぎず、助けを求めることも大切かもしれません。

家事のハードルを下げる

30代ママ
食洗機や乾燥機などの家電を購入しました。我が家には高価なものでしたが、家事が減り、私の気持ちに余裕が生まれたことでイライラしなくなりました。
家電や便利グッズを使って、毎日の家事の負担を減らすようにしたママがいました。お惣菜を利用する、タイミングを決めて片づけをするなど家事に対する自分のハードルを下げたことで、気持ちが楽になったママもいるようです。

自分のことも大切にする

30代ママ
ワンオペ育児をがんばっている自分を認めて褒めるようにしたら、イライラすることも減りました。自分のことを大切にできるようになると、パパや子どものがんばっている姿にも目を向けられるようになりましたよ。
がんばっている自分を褒め、自分のことも大切にすることを心がけたママがいました。1日に10分、自分だけの時間を作ることを意識したママもいるようです。

ワンオペ育児は工夫をしながら

ガラス瓶に入ったピンクの花
Africa Studio/Shutterstock.com
ワンオペとはどういう状況なのか、どのような状況をワンオペと感じているのかは、ママたちによって違いがありそうです。ワンオペ育児が続くと、イライラしたり疲れたと感じたりすることもあるかもしれません。周囲に助けを求めたり、家事のハードルを下げたりして、がんばっている自分自身を大切にしながら子育てができるとよいですね。

2020年01月09日

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