家族とコミュニケーションが取れない?円滑にするためのポイント

家族とコミュニケーションが取れない?円滑にするためのポイント

コミュニケーション不足を感じた体験談

家庭環境による社会問題についてのニュースを耳にすると、家族のコミュニケーションの大切さについて考えるママやパパは多いかもしれません。 子どもの将来のためにコミュニケーションの重要性は高そうですよね。そこで今回は、家族のコミュニケーションについて円滑にするポイントなどを体験談をまじえてご紹介します。

家族とコミュニケーションは取れている?

今はスマホが普及し、SNSなどでいつでも誰とでも交流できるようになりましたが、その反面、家族とのコミュニケーションが希薄になってしまう場合があるかもしれません。

上手に使いこなせばよいコミュニケーションツールになるスマホですが、ママやパパが夢中になり、子どもの相手をするのがおろそかになるなど、家族のコミュニケーション不足の原因にもなり得るでしょう。

食事中に会話がなかったり、家族がばらばらの時間に食事をしたり、仕事から帰ってきても1人ですごしがちになることもあるかもしれません。

最近の家族のコミュニケーション事情はどのようなものになっているのでしょうか?

家族のコミュニケーションが不足していると感じたとき

家族のコミュニケーションが不足していると感じたときについて、ママやパパたちに聞いてみました。

夫婦間のこと

マグカップ
iStock.com/PavloTyschuk
30代ママ
夫婦でいっしょにいるのに、お互いがスマホを見たまま無言で時間が経っていくとき、このままでよいのか不安に感じました。
30代ママ
パパの帰りが遅く、夜に子どもと2人だけですごしそのまま寝てしまうとき、今日はコミュニケーション不足だったなと思います。
40代パパ
外出先でコミュニケーションの大切さを実感しました。持ち物や子どもの面倒の配分をちゃんと夫婦で分担しコミュニケーションを取っていかないと、替えのオムツが足りなくなったり、自分ばかり苦労していると感じて喧嘩するなど問題が起きやすいです。
40代パパ
私の実家の墓参りに親戚一同で行ったとき、母が急に予定になかった親戚まわりをすると言い帰りが長引きました。私にとっては慣れていることですが、ママは疲れてしまい、もっと配慮したコミュニケーションが必要だったと思いました。
夫婦間のコミュニケーション不足を感じることがあるママやパパは少なくないようです。

夫婦でも育ってきた環境によって生活習慣や文化の違いがあるときは、コミュニケーションでその差を埋めることができるかもしれませんね。

親子間のこと

40代パパ
残業が続いたとき、1歳半の娘とのコミニュケーションが取れない状態になり1度治っていたパパ見知りが再発しました。コミュニケーションの重要性を感じました。
30代ママ
テレビを見ながら特に会話せずに食事をすることが続いたとき、子どもがテレビを消すと見たがって泣くことが多くなりました。
30代ママ
子どもの話をきちんと聞いてあげられないことが続くと、些細なことで機嫌が悪くなるなど子どもの様子に変化が出るのでハッとさせられます。
30代ママ
息子が生まれたあと娘の赤ちゃん返りがありました。娘とのコミュニケーションが不足しているかもしれないと思い、もっと娘を抱っこをするようにしたら赤ちゃん返りはなくなりました。
仕事の都合で、子どもとなかなかコミュニケーションが取れないパパは少なくないかもしれません。

子どもといっしょにいられる時間があっても、きちんと対話できなかったり、2人目が生まれることなどで、コミュニケーション不足による影響が出ることもあるようです。

家族のコミュニケーションを円滑にするポイント

家族のコミュニケーションを円滑にするポイントについて、ママやパパたちに聞いてみました。

夫婦間の場合

話をする夫婦
iStock.com/itakayuki
40代パパ
何も言わなくても通じ合える関係はたくさん話し合うことでできると考えており、何でも話すようにしています。特に朝に今日の予定を伝え合ったり、おはようやありがとうなどの挨拶は必ずします。
40代パパ
ママが自分にきびしく頑張っているときは『たまには休んでいいんだよ』と言い、強がって言えなかった弱音をあえてひきだして聞くようにしています。
30代ママ
夫婦間で情報共有することを意識しています。買い足さなきゃいけない日用品や、子どもがトイレに行けたかどうか、お隣さんとどのような会話をしたかなど、小さなことですが共有したほうが何かと便利ですし話題作りにもなっています。
30代ママ
夜間授乳で私が寝不足なことにパパが気を遣い、朝食やお弁当を作ってくれて思いやりを感じます。私も、パパが友達に会ったり飲み会に行くときは、自由に羽をのばせるように帰宅時間など干渉しないようにしています。
積極的に会話する機会を作ったり、感謝の言葉を伝えるという意見が複数ありました。

スマホツールやSNSで子どもの写真やスケジュールを共有しているママやパパもも少なくないようです。

親子間の場合

30代ママ
3歳と0歳の子どもを平等に接するようにしています。息子を抱っこしたら娘も抱っこするなどどちらかに合わせすぎないよう意識しています。
30代ママ
毎日、食事中や保育園の帰りに『今日何があったの?』などの話題を振って、会話を引き出すようにしています。
40代パパ
子どもがマナーを守らないときはきちんと間違っていることを伝え、何かよくできたときはしっかりとほめて、親の意見をちゃんと伝えるようにしています。
40代パパ
スキンシップが大事だと思っているので、仕事で時間がなくても必ず抱っこはするようにしています。
子どもに対して、まっすぐ向き合うよう心がけているママやパパの意見が複数ありました。

仕事で時間がなかったり疲れでふさぎこんでいても、少しでもスキンシップをとり子どもに対しての気持ちは変わらないことを示すことも、コミュニケーションとして大切かもしれませんね。

ゆっくり家族と向き合いコミュニケーションを深めよう

笑顔の赤ちゃん
iStock.com/bee32
今回は、家族のコミュニケーションについて円滑にするポイントなどをご紹介しました。

夫婦仲がよいと自然と親子間のコミュニケーションもうまくいくかもしれません。

子どもの写真などを共有できるアプリもコミュニケーションを取るための便利ツールとして使えそうです。

会話の重要性や思いやりの大切さも、家族円満のために必要でしょう。

休日に家族団欒できる時間を作るなどして、コミュニケーションを深めていけるとよいですね。

2019年09月05日

この記事を読んでいるあなたにおすすめの記事
子どもの「やってみたい!」を叶えることで育まれる〇〇力とは?
子どもの「やってみたい!」を叶えることで育まれる〇〇力とは?
[PR]本田技研工業株式会社
「子どもが自分でやりたいと考え、それをやれる場所、自由に遊べる機会を作り出すことが必要」。そう語るのは、子どもの成長や発達に長年携わってきた汐見稔幸先生。そこで、実際に子どもたちのやりたいことを叶えられるプチ旅企画を実施!一体、どんな力が育まれているのか汐見先生と紐解きました。
詳しくはこちら

家族の関連記事

カテゴリ一覧