
1歳の子どもにスプーンやフォークを使ってほしいけれど、他のママやパパはいつから練習しているのか気になることもあるのではないでしょうか。今回は、1歳の子どもがスプーンを使いたがらないときや遊ぶときの対応、持ち方の練習方法などをママたちや元保育士の筆者の体験からご紹介します。
1歳の子どもの食事で、スプーンやフォークの使用を考えているママやパパもいるのではないでしょうか。他のママたちはいつから1歳の子どもにスプーンやフォークを使わせていたのか、気になることもありますよね。また、スプーンやフォークの練習はどのように進めるのかや、遊ぶときはどうするのかなど悩みは多くあるかもしれません。
今回は、1歳の子どものスプーンやフォークの練習方法や嫌がるときの対応などについて、ママたちや元保育士の筆者の体験からご紹介します。まずは、ママたちに、スプーンやフォークの使用を始めた時期を聞いてみました。
「1歳2カ月頃から使い始めました。保育園に入園するときに離乳食完了期だったので、保育園でも使えるように12カ月頃から練習をしました」(30代ママ)
「1歳前後から使い始めました。離乳食の進み具合も順調だったのと、プレゼントにスプーンやフォークをもらったのがきっかけです」(30代ママ)
スプーンやフォークを使い始める時期は、それぞれのようです。子どもの食事の様子や普段の食べ方なども見ながら、タイミングを探してみるとよいかもしれません。
子ども用のスプーンやフォークはさまざまな種類があり、選ぶときには迷いますよね。ママたちは、どのようなことをポイントに1歳の子どものスプーンやフォークを選んでいるのか聞いてみました。
「スプーンのくぼみが深めでこぼしにくい、子どもが自分で口に運びやすいデザインのものを選びました」(30代ママ)
スプーンやフォークでは食べ物をうまくつかめないことから、使うことを嫌がる子どももいるのではないでしょうか。子どもが自分で食べ物をすくいやすいデザインのものを選ぶと、練習もうまく進むかもしれません。
「グリップ部分に丸みがあって、つかみやすいものを選びました」(30代ママ)
「子どもが持ちやすいかどうかを重視して選んでいました」(30代ママ)
スプーンやフォークがすべったり、握り心地が悪いものだと投げることや、スプーンを持たないことにもつながるかもしれません。グリップ部分が握りやすい形になっているものや、すべり止めがついているものを選ぶとよさそうです。
「フォークはすべりやすく麺などをなかなかすくえないので、フォークにギザギザのくぼみがあるものを使いました。麺などがギザギザ部分に引っかかるので食べやすそうでした」(30代ママ)
フォークやスプーンのなかには、食べ物が滑り落ちにくい素材やデザインのものもあるようです。
また、子どもの興味を引くようなデザインなどでまずはスプーンやフォークに関心を持ってもらうのもよいかもしれません。グリップが乗り物のものやキャラクターデザインのものなどもあるので、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
スプーンやフォークを使用させたいけれど、使い方や持ち方の練習方法に悩むママやパパも多いかもしれません。1歳の子どものスプーンやフォークの練習方法をご紹介します。
「子どもにスプーンを持たせて後ろからいっしょに手を動かして練習しました」(30代ママ)
「保育園では、まずはスプーンを持つということを覚えるために、保育士がスプーンを持って口に運び、子どもはスプーンに手を添えているようにしました」(元保育士)
スプーンやフォークの使い始めはママやパパが補助してあげると、スプーンは何に使うものかわかりやすいかもしれませんね。
「親がよそうところを見せ、スプーンに食べ物を乗せた状態で子どもに渡していました」(30代ママ)
うまく食器のなかの食べ物を乗せられないときは、スプーンやフォークのうえに食べ物を乗せた状態で手渡すと、口に運ぶ動作から覚えていけそうです。
「1歳頃は上手持ちでスプーンやフォークを持つ子がほとんどでしたが、持ち方は持ちやすいように持ってもらいました。まずは食具で食べるという経験を積んでほしいので、自分で食べられたらほめてあげると、子どもも達成感につながると思います」(元保育士)
まずはスプーンやフォークの意味を知り、それを使って口に運び、自分で持つというように、段階的に進めていけるとよいかもしれません。
1歳の子どものなかには、スプーンやフォークを使って食べることを嫌がる子もいるのではないでしょうか。スプーンを持たないときや、投げる、遊ぶなどして食事が進まないときなどどうすればよいのか悩みますよね。ママたちや、筆者が行っていた対応をご紹介します。
「普段からあまり食べ進まなかったので、嫌がるときは無理に使わせなくてもよいと思い、まずは手づかみでも食べてくれたらよしとしていました」(30代ママ)
「使い始めた最初は、どうしてもうまく食べ物をすくえず使いたがらないことや、スプーンを持たない姿もありました。嫌がるときは無理をせず、スプーンを子どもの机の上に置いて興味を示すようにしました」(元保育士)
無理にスプーンやフォークで食べさせようとすると、せっかくの食事もなかなか進まず子どもも戸惑ってしまうかもしれません。スプーンで食べる時間を順に増やすなど、少しずつ練習を進めていくのもよいかもしれません。
「わざとスプーンを投げることがよくありましたが、投げるときは『スプーンが嫌がって隠れて出てこないよ』などと話していました」(30代ママ)
「わざと投げるときは一度目は拾って『投げたらご飯が食べられないよ』ということを伝えますが、『投げたらなくなってしまう』ということをわかってもらえるように、二度目からは拾わないようにしていました」(元保育士)
1歳の子どもはまだ食具の使い方がわからず、遊ぶためのものだと思うこともあるかもしれません。スプーンやフォークで遊ぶときや投げるときは、投げてはいけないことや、スプーンなどの意味を理解してもらえるように伝えていくことが大切になりそうです。
1歳の子どものスプーンやフォークの持ち方の練習はいつから始めるとよいのか迷うかもしれません。嫌がる様子があるときや使いたがらないとき、持たないときは無理をせず、子どものペースで進めていくことも大切になりそうです。
投げる、遊ぶなどの姿が見られたら、スプーンやフォークの使い方を見せてあげるのもよいかもしれませんね。子どもの食事の状況などに合わせて、スプーンやフォークの練習を進めていけるとよいですね。
2018年12月25日
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