教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
3歳を目前にしてすっかり髪が伸び、トレードマークだったモヒカンもなりを潜めたまめ。
次に浮上してきたのはヘアカットの悩みです。
前髪くらいは頑張って切ることができても、それ以外の整え方なんてわからない。
ただでさえ毛量が少なく、伸びるのも遅いまめのこと。うっかり失敗なんてしようものなら次に生えそろうまでどれだけかかるかわかりません。そんなこんなでビクビクしながらヘアカットを先延ばしにしていたら、もういい加減に切らないと外に連れ出せないレベルのざんばら頭になってしまったため、ついに重い腰をあげることに。
ところが落ち着きのないまめの髪を切るのは大変な重労働。
飛び出た髪の毛をチョンチョンと切っただけで飽きて大暴れを始めるので、疲弊したわたしは深夜、まめが深い眠りについているタイミングを見計らって少しずつ少しずつヘアカットを進めました。
寝静まったのを見計らって深夜にこっそり人の髪を切る老婆、なんだか昔話にいそう。
どうしてわたしはこんなことをしているんだろう。息子の髪の毛を整えるためだけに息を殺して何日もかけて。ベッドの上で切った髪の毛の片付けだって大変なのに……
疲れと寝不足も手伝って、涙がボロボロ出てくる始末です。
そんな折に、夫が突然まめを美容室へ連れていくと言い出したのでわたしは仰天しました。
5分もじっとしていられないまめが美容室でカット!正気ですか!?
とはいえ、家で鬱々と悩んでいたって仕方がないし
いつまでたってもまめの髪は整わないのです。
ならばダメ元で試してみるのもいいかもしれないと美容室に連れて行ったところ
拍子抜けするくらいあっさりと切らせてくれてまた仰天。
家でダメだから外では当然無理だなんて勝手に決めつけていましたが、こうもあっさりうまくいくとは。案ずるより産むが易しとはこういうことなのですね……。
しかしまあ、長いこと髪の毛がないないと心配していたのに、ヘアカットの悩みだなんて贅沢なものです。
色々な意味で成長を感じてじんわりきました。
Profile
イラストレーター。2015年に生まれた2歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。
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