夫婦喧嘩に疲れたと感じたとき、見直したい原因や解決策

夫婦喧嘩に疲れたと感じたとき、見直したい原因や解決策

夫婦とはいえ、意見が合わずに喧嘩をしてしまうこともありますよね。疲れたときや、時間が合わなかったときなどにすれ違いから喧嘩を繰り返してしまうことも。夫婦喧嘩は体力的にも精神的にも疲れてしまいます。なぜ喧嘩になってしまうのか、どうしたら喧嘩をせずに夫婦円満で過ごせるのか解決策を考えてみませんか?

夫婦喧嘩の原因

まずは、どうして喧嘩になってしまうのか、その原因を探っていきましょう。


言葉遣い

相手に話しかけるとき、あなたはどんな風に話しかけていますか?疲れていると、ついつい身近にいる人に八つ当たりしてしまいがち。気がついたらキツい口調で話しかけていたりしないでしょうか?

普通に話をしようとしても、返答の言葉遣いがキツいと、それ以上話を続けようとは思いませんよね。良い気分にもなれません。喧嘩の原因は、言葉遣いにあるのかもしれません。


態度

毎日いっしょに生活をしていくと、初めのうちは気を遣えていたのに、いつのまにか横柄な態度になってしまうことも。例えば話をしようと相手がしていても、相づちは打つものの目線はテレビ。これでは聞こうとする姿勢が見えません。

自分もしくは相手に対する態度の悪さが、意思疎通を邪魔して喧嘩の原因になっていることもあります。


家事への関わり方

家事分担は、夫婦それぞれの働き方、子どもの有無で異なってくるでしょう。でも仕事が忙しかったり、子どもがぐずったりすると決めていたこともなかなかうまく進められないこともあります。

一歩踏み出して協力して欲しいと思うのに、自分の分担じゃないからと歩み寄らない。思いやりの姿勢が見られず、相手に失望して喧嘩に発展してしまうことがあるのかもしれません。


考え方の違いに関する事例

「主人の仕事は朝早くから、帰りは日をまたぐこともあるほど忙しいです。平日はほほ母子家庭。わかってはいるものの、平日の疲れは私もたまっています。休日は少しでも手を抜きたいけれど、主人は平日の疲れでだいたいお昼頃まで寝続けて、起きてきたと思ったらご飯を食べてまた昼寝。

あまりにも腹が立って文句を言うものの、疲れたから休みたいと。家事育児は、適度に休みながらしていて、仕事よりも楽だと思っているようです」


行動に関する事例

「家族で出かけるとなると、自分は家事と子どもの用意をして最後にやっと自分の用意に手が付けられます。でも主人はギリギリまで寝て、自分の用意だけしてあとは待つだけ。ひどいときにはまだかと急かされることも。怠けているわけじゃないのにと、お出かけ前にしょっちゅう喧嘩をしてしまうことがあります」


責任転嫁による事例

「夫婦共働きで、毎朝ふたり分のお弁当を作っています。帰ってきたらカバンから出して流しに置いておくように言っていますが、結構な頻度で忘れるのでついイライラしてしまうことも。夜、先に寝てしまったときには忙しい朝に洗わなくてはならず、お弁当を作る気もなくなってしまうことも。

お弁当箱を出して、と言わない私が悪いと言われてしまい少し傷つきました」

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夫婦円満を目指す解決策

夫婦でキッチンに立つ
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喧嘩ばかりではお互いに疲れてしまって、ますます夫婦仲が悪くなるばかり。では夫婦円満を目指すにはどうすればよいのか、解決策をいくつか見てみましょう。


夫婦喧嘩の原因を一から考えてみる

喧嘩をしていると、感情が高ぶって初めは小さなことだったのに、どんどん話がずれて何を怒っているのかわからなくなってしまうことはありませんか?感情にまかせて言葉をぶつけると、相手も逆上してますますヒートアップしてしまいます。

まずは冷静に、なぜ喧嘩になったのか喧嘩の原因を一から考え直してみましょう。そうすると、お互いに納得する答えを落ち着いて考えることができ、喧嘩をヒートアップさせずに冷静に解決へと導けます。


相手の立場になって考える

喧嘩をしているときは、どうしても自分の意見を相手に受け入れさせようと必死になりがち。その姿勢のままでは、なかなか喧嘩に終止符をうつことはできません。

一度相手の意見を受け入れるためにも、相手の立場になって考えてみましょう。そうすると、お互いの妥協点が見えてくるかもしれません。自分の意見を取り入れつつも、相手の意見も尊重できる答えを見つけて、夫婦喧嘩を円満におさめましょう。


感謝の気持ちを言葉で伝える

いつもしていることでも、改めて「ありがとう」と言われると、嬉しく感じませんか?当たり前と思われて家事をしたり育児をしたりしていると、そのことが苦痛だと感じてしまうこともあります。でも感謝されていると感じると、頑張って良かったな、これからも頑張ろうと思えますよね。

感謝の気持ちを持っていても、相手に伝わらなくては意味がありません。きちんと言葉にして、感謝の気持ちを相手に伝えることが、夫婦円満につながります。

夫婦は敵ではなく生涯のパートナー

手をつなぐ夫婦
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初心を忘れるべからずというように、夫婦は病めるときも健やかなるときも支え合うと誓った仲です。いっしょに生活をしていくと、今までお互いに育ってきた環境の違いから、喧嘩が発生してしまうこともあるでしょう。

でも、決して夫婦は敵ではありません。共に生涯を添い遂げるパートナーです。そのことを思い出して、お互いの気持ちを尊重しながら、夫婦喧嘩を乗り越えて最強のパートナーになっていけるとよいですね。

2017.12.11

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