
家事は溜めれば溜めただけストレスになってしまいますが、毎日きっちりこなすのはなかなか難しいですよね。このような方におすすめしたいのが「ながら家事」です。今回は具体的なやり方や必要なコツをご紹介します。
皆さんのご家庭では掃除機をどんな所に配置していますか?クローゼットや押入れなどの収納できるような場所に配置している方が多いのではないでしょうか。
子どもの食べかすやほこりなどが目についたとき、その都度掃除機をかけたいという方は、よく使う時間帯だけ出しておくのはどうでしょう。
掃除機を収納してしまうと取り出すだけでもひと手間となり「あとでまとめて掃除しよう」とあと回しにしがちですが、手の届くところに置いておけばすぐに片づけられて気分もスッキリします。もしも掃除機を出しておくことがインテリア的に許せないという場合は、おしゃれなほうきやコードレス掃除機を準備するのも良いでしょう。
ちなみに筆者宅では狭くてあまり物を置くスペースがないので、100円ショップで購入した小さなほうきとちり取りを食卓近くに置いています。子どもの食べこぼしをサッと掃除できますし、もうすぐ3歳になる息子も自分で掃除してくれるようになり、立派な「ながら家事」の戦力になってくれました。
何かをしながら掃除をするって難しいイメージかもしれませんが、提案したいのは「顔を洗いながら洗面台も掃除する」や「キッチンタオルを洗濯する前にシンクの水分を拭きとる」のように簡単なことです。
顔や手を洗ったついでに「洗面台」も掃除すれば皮脂汚れをすぐに落とせますし、もともと手が濡れているので手を拭く手間も1度ですみます。「お風呂」や「トイレ」に入ったついでに掃除する、「キッチン」では、ダイニングテーブルを拭いたついでに電子レンジや炊飯器を拭く・お皿洗いのついでに排水溝も掃除すると排水溝から嫌な臭いもせず、ぬめり汚れも発生しづらくなりますよね。
休日で少し時間がある日には、ベランダやお庭の植物に水をあげたついでに「窓」も濡らして水切りワイパーで拭きあげるだけでも面倒な窓ふき作業の軽減につながります。
家じゅうのいたるところで、「ながら掃除・ついで掃除」は発生しますので、できることはどんどん実行していくと良いでしょう。
ほんの少しのことですが、習慣化すると家事は少しずつ楽になっていくでしょう。
掃除編でながら家事について何となくイメージが湧きましたか?慣れてきたら洗濯時にも取り入れてみましょう。
洗濯物の色物や汚れものなどの仕分けはどのようにされていますか?洗濯を担当している人が仕分けることが多いかもしれませんが、それだけでも数分の家事になってしまいます。その数分を楽にするためにも仕分けは服を脱いだ人にしてもらいましょう。
洗濯かごをいくつも洗面所に置くスペースがないお家もあるかもしれませんが、縦型で数段になっている仕分けワゴンや、省スペースに置ける仕分けカートも販売されています。これらを駆使して家族全員に色物や白い服、汚れがひどい物や下着類など、ご家庭の仕分け方法に合わせて入れてもらいましょう。
お子さんが小さい場合でも絵を書いたり、子ども専用のカゴを作ったりして小さい頃から仕分けに慣れてもらうと大きくなってからも習慣化されやすいでしょう。
朝は出勤や登校時間などのタイムリミットがあるので、料理もつい手抜きしてしまいがちです。しかし朝早起きして朝食を作りながら夜の下ごしらえもすると、栄養もしっかり摂れるうえに夕食作りの時間も短縮できます。
夕食作りの際、コンロが埋まっていて調理が思うように進まないと感じている人は特に、朝のうちに下ごしらえをするのはおすすめです。サラダ用のゆで卵やおひたし用の葉物類を茹でておくだけでも十分です。時間があれば炒めものや煮物の野菜を切って冷蔵しておくと帰ってからは炒めるだけ・煮るだけになりますね。
おかずの作り置きってけっこう大変と感じている方には、料理をしながら作り置きを作ることをおすすめします。
お肉を買ってきたら一度全部取り出し、半分は調理で使い、残りの半分は味付けをして冷凍してしまえば、次回はお肉を焼くだけ・揚げるだけなど1工程で調理が終わります。
筆者が実際によく作っている作り置きの例を挙げると、ひき肉を半分は当日のキーマカレーなどに使います。残りの半分は塩コショウと玉ネギのみじん切りといっしょに真空パックに入れて冷凍すると、後日ハンバーグやタコライス、オムレツなどのいろいろな料理に使えて便利ですよ。
ほかにも、野菜炒め用の野菜を切るときに倍量切って、半分冷凍しておけば野菜炒めやお味噌汁にも使えます。その都度イチから作ったり作り置きだけ準備したりするのは大変ですので、調理しながら作り置きを少しずつストックしておくのがコツです。
今回、提案した「ながら家事」を積み重ねていくことで、今までは週末に30分かけて行っていた掃除が15分ですむかもしれません。
やり始めて慣れるまでは大変に感じるかもしれませんが、できることから少しずつ手がけていけると良いですね。
2017年06月21日
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