子どもが2歳の「イヤイヤ期」と呼ばれる時期は毎日の育児で疲れてしまい、ついイライラしてしまうママが多いのではないでしょうか。他のママがどんなことでイライラしてしまうのか、またそれをどのように乗り越えたかの体験談を集めてみました。
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楽しいはずの子どもとの時間。なのに疲れてしまって「もう限界…」と感じてしまうこと、ありませんか?筆者は、息子が2歳の頃、毎日そんな風に感じていました。それは
ぜんぶ自分ひとりで抱えてしまって、他の人と育児の経験を共有する機会が少ない
というのも原因のひとつなのかな、と振り返ってみて思います。
そこで今回の記事では、2歳児のママがついライラしてしまった体験を共有し、さらにその解決策について考えてみます。
2歳児は、やっと「赤ちゃん」ではなくなったものの、まだまだ幼い子ども。…ということは頭でわかっていても、ついイライラしてしまうのはどんな時なんでしょうか。
子どもと一緒に公園に行って「そろそろ帰ろうか」と声をかけても、いつもなかなか帰ろうとしませんでした。
それだけでなく、泣いたりぐずったりし始めて…。早く帰って食事の支度をしたいのに。おなかがすいて余計にイライラが募り、我慢の限界を超えてしまいました。(30代・2児のママ)
一緒にお風呂に入ろうとして声をかけても、なかなか動いてくれなくて、ついイライラ。
待ちきれなくて先に入っても来てくれないので、結局一度お風呂から出て迎えに行くことも。それでも入ってくれない日もありました。(40代・1児のママ)
テーブルに食事を並べていただきますをしようとすると、「食べたくない」と子どもが言い出して…。これは?あれは?ときいてみても、すべてに対してイヤイヤと首を横に振り続けて
どうしようもない状態になりました。
こちらが妥協策を出しても、それを頑なに拒否されると、相手が子どもだとわかっていてもさすがにイラっとしてしまいます。(30代・1児のママ)
夜にどうしても済ませたい用事があったのでその日はお昼寝の時間を短くして、夜に早く寝かせようとしました。が、そういう日に限ってなかなか寝なくて、つい「早く寝なさい」とイライラして言ってしまいました。
大人の都合だとわかっていますが、日中に自分の時間がないのでなにもできなくて…。叱った後にいつも自己嫌悪でした。(30代・2児のママ)
イライラを対処するために、ママたちは限られた時間の中でどんなことをしているのでしょうか。体験談を集めてみました。
身近な人と話すだけで気持ちがすっきりすることもあるようです。
・夜、夫とお酒を飲みながらその日のできごとを話す
・実家の母に電話する
・公園で会ったママ友に、子どもが遊んでいるあいだにちょっと相談する
など、話している内に冷静になれたり、愚痴を言っていると子どもがかわいそうになってイライラがおさまったりすることもありますよね。
子育てをしていると、まわりに話す人がいないことも多いですよね。そんな時の対処法をきいてみました。
・しばらく1人で部屋に閉じこもる
・ヘッドフォンをして大音量で好きな音楽を聴く
・シャワーを浴びて心身ともにスッキリさせる
ほんの少しでも自分ひとりの時間ができると、だんだん気持ちが落ち着いてくるようです。
2歳児育児を乗り越えたママたちが、イライラしてしまった時を振り返って、「もっとこうしたらよかった」と感じるのはどんなことなのでしょうか。
1歳から保育園に預けていたため、なかなか一緒にいる時間が取れなくて、もしかしたら寂しい思いをさせたのかもしれません。
仕事から帰って子どもが寄ってきても、疲れていてあまり遊んであげられなかったような気がします。今は、
もっとたくさん遊んであげればよかったかな
と思います。(40代・1児のママ)
子どもが2歳の時、ちょうど下の子が生まれたばかりで私自身に余裕がなかったのもイライラの原因だったかもしれません。
もう少し気持ちにゆとりをもって優しくしてあげたらよかったのかも…。
下の子を短時間でもいいから誰かに預けて、長男だけを見てあげる時間を持てたらよかったかな、と少し後悔しています。(30代・2児のママ)
子どもが言葉をまだちゃんと理解しきれていないのに、それに対して自分が言葉でなんとかしようとしてしまったように感じています。
もっと子どもの立場になって考えてあげたらよかった
と思います。(30代・1児のママ)
2歳児の子育てはついイライラしてしまい、ママにとっていちばん疲れる時期なのかもしれません。でも
「当時に比べたらずいぶん今は楽になった」
と、2歳児育児を振り返ったママ全員が口をそろえて言っていたのが印象的でした。
この時期はイライラしてしまうのは仕方ないことかもしれません。それをどう乗り切るかはそれぞれのママ次第だと思います。
2017年04月27日
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