
離乳食のツナはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。
離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安など、どう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、先輩ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はツナです!
魚を離乳食に取り入れるときは、白身から始め、次に赤身、青皮魚と順に進めていくとよいようです。ツナとは主にマグロのことをさし、ツナ缶によってはカツオの場合もあるようです。ツナは赤身に属するため、完了期には53.4%のママが離乳食として与えているようです。
ツナはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、マグロを含む赤身魚は、離乳食中期の7〜8カ月頃から子どもに与えているママがいるようです。離乳食後期のの9カ月頃からは、鉄が不足しやすいので積極的に赤身を取り入れるとよいようです。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。
ツナは赤身に属するため、赤身を例に進め方を紹介したいと思います。
食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると0.1%のママがこの時期に、マグロを含む赤身魚を離乳食で与えているようです。
離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると、6.9%のママがこの時期に、マグロを含む赤身魚を離乳食で与えているようです。
生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると、29.7%のママがこの時期に、マグロを含む赤身魚を離乳食で与えているようです。
1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。厚生労働省の資料によると、53.4%のママがこの時期に、マグロを含む赤身魚を与えているようです。
調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。
調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める
調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は10~15g
調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は15g
調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は15~20g
「離乳食中期の頃、水煮でノンオイルのツナ缶を選びました。塩抜きしてよくほぐし、お粥に混ぜて与えました」(30代ママ)
離乳食中期に1回に食べる量はそれほど多くないため、必要な分だけ取り出しやすいツナ缶は使いやすいようです。
「離乳食後期の頃、水煮のツナ缶とマッシュしたじゃがいもを混ぜました。水分が少ないときには、調乳した粉ミルクで伸ばしてなめらかにすると食べやすくなったこともありました」(30代ママ)
離乳食完了期には、ポテトサラダに入れて家族と取り分けたママもいるようです。
「ツナ缶が残った場合は、別の容器へ移して冷蔵保存して翌日には食べきるようにしていました」(30代ママ)
「できるだけ空気にふれないように冷凍保存していました」(30代ママ)
オイルが入っているタイプは空気にふれると酸化が進むようです。ラップやフリーザーバッグを使って冷蔵・冷凍保存するママが多いようです。食べる量が少ないため、残ったツナ缶は大人のメニューに使ったという声もありました。
「おにぎりに混ぜ込んで冷凍保存しました」(30代ママ)
すぐに食べられる状態で冷凍保存することで、子どもを待たせることなく離乳食を作ることができたという声もありました。
「ツナ缶にはマグロとカツオがあったので、まだカツオを与えたことがない時期は原材料がマグロのものを選ぶようにしていました」(30代ママ)
スーパーに並ぶツナ缶ではマグロの方が多いようですが、カツオの場合もあるようです。原材料を確認して選んでみてはいかがでしょうか。
「ツナがパサついていると感じるときには水分の多い料理に入れたり、とろみをつけました」(30代ママ)
水分が少ない食材は子どもののどを通りにくいことがあるようです。とろみをつけると飲み込みやすくなるようです。
ツナはいつから離乳食に取り入れてよいのか悩むママも多いようです。ツナは離乳食中期頃から、後期・完了期にわたり取り入れられる食材のようです。下ごしらえや冷凍保存も難しくないようなので、味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで、食事の楽しさを伝えてあげられるとよいでしょう。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2017年11月28日時点で作成した記事になります。
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