離乳食完了期のレシピにきのこを取り入れたいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。きのこのだしの簡単な取り方、電子レンジやブレンダーなどを使った時短方法が気になる場合もあるかもしれません。今回は離乳食完了期に使えるきのこの種類やレシピについてご紹介します。
離乳食完了期とは具体的にどのような時期なのか、離乳食の量などを知りたいというママやパパもいるでしょう。食べられる固さや食事量についてご紹介します。
授乳・離乳の支援ガイドによると、離乳食完了期は生後12カ月~18カ月頃とされています。完了期には形のある食べ物を歯を使って噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を母乳やミルク以外の食べ物から摂取できるようになります。
この頃に手づかみ食べによって前歯で一口分を噛み取る練習をすることにより、スプーンやフォークを使った食べ方や自分で食べる方法を覚えることにつながっていくようです。
離乳食完了期は1日3回の食事の他に、子どもの様子をみながら1日1~2回の捕食を与える時期です。授乳・離乳の支援ガイドに記載されている、離乳食完了期における1回の食事量の目安は次の通りです。
献立は主食に穀類、おかずやデザートに野菜や果物をあわせ、さらに魚や肉や豆腐などから食材を取り入れて、3種類以上の栄養素を組み合わせて与えるとよいようです。
さまざまな種類の中から、どのきのこを子どもに与えたらよいのか、迷うこともあるでしょう。離乳食完了期に実際にママたちが子どもに与えていたきのこは、以下のような種類です。
離乳食後期には向かなかったエリンギやまつたけなど軸の部分が大きい種類のきのこも、完了期には子どもの食べやすさを工夫して与えたというママがいました。しめじなどの軸の部分も、やわらかく調理して与えるとよいでしょう。
きのこの種類によっては傷みやすいものもあるので、新鮮なうちに料理に使って子どもに与えたり、冷凍保存をしておくとよいようです。
離乳食完了期に取り入れられるきのこを使ったレシピをご紹介します。
うまみ成分がたくさん含まれると言われている、干ししいたけのだしで作る五目野菜うどんです。味つけを工夫したり卵やわかめを加えて中華風のスープにしてもおいしそうですね。干ししいたけは水に入れて一晩置くだけで簡単にだしがとれ、戻したしいたけも具材として利用できるので便利な食材でしょう。
時間がないときは、軸をとった干ししいたけと水を耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで3分ほど加熱しそのまま10~15分ほど放置してだしをとるという方法もあるようです。
きのこの旨味と豆腐のやさしい味、ごまの風味が合わさった子どもにも食べやすいメニューです。ペースト状にした豆腐が口当たりも滑らかにしてくれるので、きのこが苦手な子どもも食べやすいかもしれません。
マッシュルームを使ったスープをやわらかいパンにつけて手づかみ食べしてもよいですね。缶詰やパックのマッシュルームを使う場合は、味つけされていないものを選びましょう。
電子レンジを使って手軽に作れるきのこのおかずメニューです。電子レンジでの加熱なら油を使わず、フライパンやボウルなどの汚れものも少なくて済むので便利ですね。味つけを濃いめにすれば大人のお弁当のおかずなどにもよいかもしれません。
繊維質で噛み応えがあり離乳期の子どもには食べにくいのではと思われがちなきのこですが、工夫しながら離乳食のレシピに取り入れているママも複数いました。
離乳食完了期になると子どもも少しずつきのこの食感を楽しめるようになるので、さまざまなきのこの種類やレシピを試してみましょう。きのこの味になかなか慣れないという場合は、きのこのだしでつくるスープから与えてみるとよいかもしれません。
ブレンダーや電子レンジを活用しながら、離乳食完了期の子どもにおいしくきのこを食べてもらえるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月19日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2019年07月20日