
赤ちゃんの離乳食に野菜だしを使いたいと考えたときに、作り方やアレンジレシピが気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、野菜だしの作り方や活用アイデアの他に、離乳食の時期別アレンジレシピをママたちの体験談を交えてご紹介します。
離乳食を作るときに、風味づけや調味料の代わりとして野菜だしを活用したいと考えるママもいるかもしれません。野菜だしは、離乳食時期の初期から完了期まで幅広く使うことができることから、レシピにも取り入れやすいようです。
ママたちからは、野菜だしの作り方だけでなく野菜だしを使ったアレンジレシピが気になるという声もありました。実際に、ママたちはどのように野菜だしを使って離乳食を作っているのでしょう。
野菜だしの基本の作り方が気になるママもいるかもしれません。野菜だしの作り方の手順をポイントとともにご紹介します。
野菜だしに使いやすい基本的な材料として、玉ねぎ、にんじん、キャベツがあるようです。離乳食初期に作る場合は赤ちゃんが食べたことのある野菜を使って作るとよいかもしれません。
野菜だしに使う野菜に決まりはないようですが、ねばねばした食材などは野菜だし作りに向かないこともあるようです。
カットした野菜と水を鍋に入れて、一度沸騰させてから火加減を弱めて煮ましょう。野菜だしを作るときにやわらかく煮た野菜は、すりつぶして離乳食として使うこともできるようです。
ママのなかには、大人用のポトフやカレーを作るときに、味つけ前のスープを野菜だしとして取りわける工夫をしていたという声もありました。
野菜がやわらかくなるまで煮たら、こし器や網を使って野菜とだし汁にわけましょう。粗熱がとれたら野菜だしの完成です。
冷凍保存をする場合は、製氷皿を使うと保存しやすいかもしれません。作り置きする量としては、1週間で使いきれる量を目安にしたというママの声もありました。
離乳食作りで、野菜だしの活用方法が気になるママもいるかもしれません。実際に、ママたちがどのように野菜だしを離乳食に取り入れていたのか聞きました。
「白身魚をすりつぶしてあげるときに、ぼそぼそして食べにくそうにするときがありました。口当たりが滑らかになるよう水分を加えるときに、お湯ではなく野菜だしを使いました」(生後6カ月赤ちゃんのママ)
「食パンをペースト状にのばすときに使っていました。うちの子は野菜だしでのばすと喜んで食べてくれたように感じています」(生後7カ月赤ちゃんのママ)
赤ちゃんの月齢にあわせて、すりつぶした食材の水分調整に野菜だしを活用することができるようです。ママのなかには、お湯でのばすよりも野菜だしを使うと赤ちゃんの食べ進みがよかったと感じたという声もありました。
「離乳食を始めて1カ月くらい経ち、野菜を食べることに慣れてきたタイミングでお粥の煮汁に野菜だしを使うことがありました」(生後7カ月赤ちゃんのママ)
「離乳食のレシピバリエーションを増やそうと思い、うどんやパン粥のスープに野菜だしを取り入れていました」(生後8カ月赤ちゃんのママ)
野菜だしのスープを、お粥やうどんなどの煮汁に活用していたママもいるようです。離乳食のバリエーションを増やしたいときには、野菜だしや野菜スープを使うことでレシピの幅も広がるかもしれませんね。
「豆腐をあげるときに、野菜だしのスープに混ぜています。野菜の風味があることで、赤ちゃんの食べ進みがよかったように感じています」(生後7カ月赤ちゃんのママ)
「離乳食中期に卵焼きを作るときに、風味づけとして細かく刻んだ野菜といっしょに野菜だしを混ぜました。野菜だしをまぜると美味しくなるのか、もっと欲しいというような仕草を見せることもありました」(生後8カ月赤ちゃんのママ)
野菜だしを風味づけとして、スープとして利用したり、食材に混ぜたりすることもできるようです。ママのなかには、ハンバーグやおやきを作るときに、野菜だしを加えていたという声もありました。
野菜だしのアレンジレシピはどのようなものがあるのでしょう。ママたちに聞いた離乳食の時期別レシピをご紹介します。
「野菜だしにじゃがいもと粉ミルクを加えて鍋で煮て、クリームスープにしました。じゃがいもはとろとろに茹でてポタージュにすると赤ちゃんが喜んで食べてくれました」(生後7カ月赤ちゃんのママ)
野菜だしに、粉ミルクや牛乳を加えることでクリームスープにアレンジした離乳食レシピのようです。じゃがいもの他には、かぼちゃやさつまいもなど食材を代える工夫でも離乳食レシピのバリエーションが広がりそうですね。
「白身魚を湯通しして細かくすりつぶし、トマトは皮を湯剥きして細かく刻みます。それぞれの食材を野菜スープに加えて煮ると完成です。白身魚の他にささみを使うこともありました」(生後8カ月赤ちゃんのママ)
野菜だしにトマトを加えることで洋風にアレンジした離乳食レシピのようです。ママのなかには、ごはんを混ぜてトマトリゾットにアレンジしたり、粉チーズを使って味つけを工夫していたという声もありました。
「茹でて細かく刻んだ野菜と小麦粉、野菜だしをいっしょにして混ぜます。お玉ですくってフライパンで両面焼くと完成です。手づかみしやすいように細長く切ってあげると赤ちゃんが食べやすそうでした」(生後11カ月赤ちゃんのママ)
野菜だしを使った手づかみ食べできるアレンジレシピのようです。赤ちゃんが食べにくそうな場合は、カットした後に少しだしで煮て柔らかくすると食べやすいかもしれません。野菜の他にしらすなど加える具材を変えてアレンジしてもよさそうですね。
「野菜スープに水で戻して細かくした干ししいたけと戻し汁を加え、炒めたそぼろといっしょに煮ます。片栗粉を入れてとろみをつけ、細かくしたやきそばにかけると完成です。いろいろな食感が楽しめるからか赤ちゃんのお気に入りのレシピでした」(1歳2カ月のママ)
野菜だしに干ししいたけを加えることで、和風にアレンジができる離乳食レシピのようです。とろみのついた和風の野菜あんは、焼きそば以外にもお粥や煮物などにあわせてアレンジができそうですね。
野菜だしは、食材をのばすときや煮汁として活用できることから離乳食初期から完了期まで長く使うことができるようです。また、野菜だしに加える食材を工夫することでアレンジできたり、離乳レシピのバリエーションを増やすこともできるようでした。
味つけや使う食材を工夫しながら、赤ちゃんが喜ぶ離乳食作りができるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2018年10月17日
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