父親の子育てでの役割。子育ての悩みや夫婦で協力するための工夫など

父親の子育てでの役割。子育ての悩みや夫婦で協力するための工夫など

2018.11.11

子育てにおける父親の役割や仕事とのバランス、休日のすごし方について悩むパパがいる一方で、夫が子どもに甘いと感じたり、子育てと夫婦関係について悩むママもいるかもしれません。今回は、父親が感じている子育ての悩みや旦那が実際に行っている家事や育児、夫婦で協力しあう工夫などを体験談でご紹介します。

父親が感じている子育ての悩み

子育て世代のパパの中には、子育てに関してさまざまな悩みを抱えている方もいるようです。どのようなことに悩んでいるのか聞いてみました。

「仕事で帰りが遅く、私が家に帰る頃には子どもは寝てしまっています。もっと子どもと関わりたいと思っているのですが、子どもとの時間があまりとれずにいます」(30代パパ)

「子どもが生まれてから趣味の時間を減らし子育てや家事は協力しているつもりですが、妻にとってはまだまだ不十分のようです。子育てや家事に対して夫婦間での意識の差を感じています」(20代パパ)

ママはパパに対して子育てや家事にもっと協力してほしいと考えているという声もありますが、パパ自身ももっと子育てや家事に参加したいと考えているのかもしれません。

【体験談】父親が担っている子育てや家事

子育てや家事で、パパはどのような役割を担っているのでしょうか。実際どのようなことをしているのか聞いてみました。


子育て

幼稚園
iStock.com/gyro

「うちでは旦那が子どもを保育園に送ってくれます。私の方が出勤時間が早いこともありますし、家事に集中できるので助かります」(30代ママ)

「平日は仕事が忙しく、子どもと関わる時間がないので休日は子どもと遊びに行くようにしています。母親とは違った遊びを教えたいと思い、僕の趣味の釣りに連れて行くこともあります」(40代パパ)

他にも子どもの寝かしつけやお風呂に入れることなどを担当しているという声がありました。子どもがパパの読み聞かせの方が面白いと言ったことをきっかけに読み聞かせの担当になったというパパもいるようです。


家事

「お風呂掃除と夕食後の食器洗いは僕の役割になっています。結婚するまで家事をしたこがなかったので最初は戸惑いましたが、今ではコツをつかみ、要領よくできるようになりました」(40代パパ)

「休日の夕食は旦那が作ってくれます。毎日食事を作っているとメニューがパターン化してしまうのですが、旦那が作ってくれるといつもとは違った料理が食べられるので楽しみです」(30代ママ)

他にも、ゴミ出しや洗濯、トイレ掃除などがパパの役割になっているという声もありました。パパが家事に協力している姿を見て、子どももお手伝いをするようになるということもあるようです。

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夫婦間で子育てを協力しあうための工夫

夫婦のどちらかが負担したり無理をしたりすることなく、協力して子育てをしていきたいと考えているママやパパもいるのではないでしょうか。実際に、協力しあうための工夫を聞いてみました。


自分の得意なことをやる

「夫は朝起きるのが早いので、子どもたちの朝の身支度は夫に任せています。着替えや幼稚園の準備などをゲーム感覚でやり、子どもをやる気にさせるのも上手です」(40代ママ)

夫婦それぞれが得意なことを生かしながら、子どもと向きあえると子育ても楽しく感じられそうですね。子育てだけでなく家事でも得意なものを役割分担しているという声もありました。


感謝の気持ちを言葉にする

笑う女性
iStock.com/Yagi-Studio

「夫がやってくれたことに対して『ありがとう』を意識して言うようにしています。最近は、夫もありがとうと言ってくれるようになり、お互い気分良く子育てや家事を分担できています」(20代ママ)

感謝や気遣いの気持ちを言葉にしてもらえるのは嬉しいですよね。感謝されるともっとがんばろうという気持ちになるかもしれません。心の中で思っているだけでは伝わらないかもしれないので、きちんと言葉にして伝えられるとよいですね。


話し合いをする

「旦那は娘のことが大好きで、娘を叱ることがありません。娘に甘いことで以前は旦那に文句を言っていましたが、今ではバランスがとれているかなと考えられるようになりました」(30代ママ)

お互いに気に入らないことがあると、文句を言いたくなることもあるかもしれません。相手の言動が気になるときは、しっかり向き合って話しあうなど、感情的にならずスムーズに解決できるとよいですね。

父親が子育てに参加しよかったと感じたシーン

父親が子育てに参加してよかったと感じたシーンを、パパとママにそれぞれに聞いてみました。


父親の体験談

「子どもが生まれたとき、育児休暇を取り家事と子どもの世話をしました。子どもと関わっているうちに父親としても実感もわき、育児休暇をとってよかったと思います」(20代パパ)

「子どもが逆上がりの練習をしたいと言ったので、休日に公園へ行きいっしょに練習をしていました。できなくて悔し涙を流し、歯を食いしばりながら何度も挑戦する姿を見て、成長したなと感じ嬉しい気持ちになりました」(30代パパ)

子育てに参加することで父親としての実感を感じたり、子どもの成長を感じることができたりするようです。子どもががんばっている姿やできるようになる瞬間をそばで見ることができるのは、親としても嬉しいことなのではないでしょうか。


母親の体験談

「子どもの夜泣きが続いていたとき、夜中でも嫌な顔をせずに抱っこをしてあやしてくれたとき嬉しかったです。子どもが生まれたばかりの頃は、私に任せっきりでしたが徐々に協力的になりました」(20代ママ)

「旦那と子どもの話題でよく話すようになりました。子育てをしていると母親としての悩みや不安が出てくることもありますが、夫が話を聞いてくれると気持ちが楽になり、夫婦関係もよくなったように感じます」(30代ママ)

パパが子育てに積極的に参加してくれることで、ママの負担が軽くなったり、気持ちが楽になったりして、夫婦関係もよくなったと感じるママもいるようです。子どもがパパに一層懐くようになったという声もありました。

夫婦で子育てや家事を協力しよう

ベッドに寝ている赤ちゃん
iStock.com/Yuji_Karaki

子育てでの父親の役割や夫婦間で意識の差について悩むパパやママもいるようですが、仕事と同じように子育てを優先させたいと考えるパパや、趣味の時間を減らし、休日は子どもと遊びに行くなど役割を決めて子育てや家事を担っているパパもいるようです。

旦那が子どもに甘いことに文句を言わないなど、夫婦間で子育てを協力しあうために工夫をすれば、夫婦関係にも変化が見られるかもしれません。夫婦で協力しあいながら、子育てと家事を分担をしていけるとよいですね。

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