おせちにれんこんをはなぜ入れるのか考えたとき、煮物(煮しめ)や甘酢で味つけした酢れんこんの他に、きんぴらや明太子を使うレシピや華やかな切り方が気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、おせちにれんこんを入れる由来、おせちに用意したレシピやアレンジレシピ、調理のコツについてご紹介します。
煮物(煮しめ)や酢れんこんやなどで、おせち料理に入れられるれんこんですが、どのような由来があるのでしょうか。れんこんには、複数穴が空いていることから「見通しがきく」とされており、見通しの明るい1年を願って食べられるようになったという由来や、れんこんは種が多くできることから「子孫繁栄」の意味もつ縁起物としておせちに用いられるようです。
子どもにれんこんの由来を伝えるときは、「れんこんには、穴がたくさん空いていて向こう側がよく見えるよね。お正月には、将来が明るくなるように願いを込めてれんこんを食べるんだよ」などとわかりやすく伝えたというママの声がありました。
おせち料理には、どのようなれんこん料理があるのでしょうか。実際に、ママたちが作ったれんこんレシピを聞いてみました。
「れんこん、里芋、たけのこ、こんにゃくは下茹でし、大きめの鍋にだしと酒、薄口醤油、砂糖と下茹でした具材とにんじん、ごぼう、しいたけを入れて落し蓋をして煮込んだ後に、そのまま冷まして味を染み込ませます。盛りつけるときに茹でたさやえんどうを飾ると彩りがよくなります」(30代ママ)
おせち料理として定番の煮物(煮しめ)には、いろいろな食材を使うことで「家族仲よく」といった願いも込められているようです。具材は地域や家庭によってさまざまなようで、夫の家で煮物(煮しめ)を食べた際、焼き豆腐が入っていて驚いたというママの声もありました。
「ボウルに酢、砂糖、塩、水をあわせて甘酢を作り、皮を剥いてスライスしたれんこんを茹でて水気を切ってから1晩甘酢につけてでき上がりです。鷹の爪を加えると味のアクセントになり色あいもきれいです」(20代ママ)
酢れんこんはおせち料理の中でもお口直しになる1品かもしれません。酸っぱいのが苦手な子ども用に、砂糖を多めにしたり出汁を加えたりして作ったというママもいました。
「皮を剥いて4cm程度に切ったれんこんを火が通るまで茹でたら、水気をしっかり切り、薄皮を取り除いた明太子をれんこんの穴の中に押し込み、明太子が入ったら1cm程度の厚さに切ったらでき上がりです。れんこんの白と明太子の赤で華やかな一品になります」(20代ママ)
れんこんの穴を活かした華やかなおせちレシピのようです。見た目も美しいので、お正月にはぴったりの料理かもしれません。
「薄切りにしたれんこんと細切りにしたにんじんを炒め、醤油、砂糖、みりんで味つけしして最後にごまをふりかけて完成です。調味料を入れてからは火加減を弱めて焦げないように煮汁を減らしていくのがポイントです」(40代ママ)
きんぴらの甘じょっぱい味は子どもにも食べやすいかもしれません。れんこんのきんぴらは、多めに作って冷凍保存しておき、お正月が終わっても楽しんだというママの声もありました。
たくさんのごちそうが並ぶお正月は、おせち料理が余ることもあるかもしれません。そこで、ママたちが作った、れんこん料理のアレンジレシピをご紹介します。
「我が家では、酢れんこんをアレンジしてちらし寿司にします。甘酢で酢飯を作り、酢れんこんは刻んでご飯に混ぜたり、お刺身の切り身や錦糸卵といっしょにをトッピングとして使います。煮物(煮しめ)しいたけやたけのこなど余ったおせちの具材を混ぜてもおいしいです」(30代ママ)
酢れんこんの甘酢とれんこんの両方を活用できるアレンジレシピのようです。甘酢のみが余った場合は、酢飯を作っていなり寿司にアレンジするというママの声もありました。
「豚肉と酢れんこんを炒めて、生姜・醤油、砂糖、酒のあわせダレをからめてでき上がりです。加熱することで酢れんこんの酸味がまろやかになるのか、普段は酸っぱいのが苦手な子どもも喜んでパクパク食べてくれました」(40代ママ)
酢れんこんは熱を加えることで子どもも食べやすくなるようです。他には、酢れんこんを炒めてきんぴらにしたら、普段のきんぴらとは一味違ったさっぱりとした味になりおいしく食べられたというママもいました。
「煮物(煮しめ)をの具材を適当な大きさに切って豚肉や白菜などといっしょに煮て、顆粒だしと味噌で味をつけて完成です。具材にしっかり味がついているので、味噌も少なめの味つけでおいしく食べられました」(30代ママ)
煮物(煮しめ)の味を活かしたアレンジしたようです。煮物(煮しめ)の具材を細かく刻んでじゃがいもとあわせてコロッケにしたり、春巻きの皮で包んで春巻きにアレンジしたママもいました。
おせち料理を作るときには、れんこんを美しく調理するにはどのようにしたらよいか、調理のコツを聞いてみました。
「皮を剥いて切ったれんこんは、すぐに酢水につけてアクを抜き変色を防ぐようにしています。また、れんこんは空気に触れると色が変わると聞いたので、皮を剥くときや切るときも時間をかけず手早くするように意識しています」(30代ママ)
れんこんのきれいな色を保つための工夫として手早く作業し、アクを抜くとよいようです。ママのなかには、変色を防ぐために下茹でをするときも水に酢を少し入れるというママもいました。
「酢れんこんで使うときは、れんこんを花形に切ります。れんこんの穴に沿って切るので手間がかかりますが、おせち料理が一気に華やかになります」(40代ママ)
れんこんの切り方を工夫するだけで華やかさを演出できるようです。他にも、矢羽根れんこんという飾り切りをしたという声もありました。
おせちに入れるれんこんには、複数の穴があることから将来に見通しがきくことを願って食べられるといった由来があるそうです。おせち料理では、煮物(煮しめ)、酢れんこん、きんぴら、明太子れんこんなどで食べられているようで、甘酢などの味つけは家族の好みにあわせて作るのもよさそうです。
れんこん料理が余ったときはさまざまな料理にアレンジして、お正月後もおいしく食べられるとよいですね。切り方など調理のコツを参考におせちにれんこん料理を作ってみてはいかがでしょうか。
2018年11月23日
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