お中元のお返しはどうする?お礼状やのしのマナー、ママたちが選ぶ品物について

お中元のお返しはどうする?お礼状やのしのマナー、ママたちが選ぶ品物について

皆さんはお中元を頂いたとき、どのようにお返しをしているでしょうか。お礼状を送ったり品物を贈ったりと、ご家庭によって異なるようです。今回は、お返しを贈る時期やのしの種類など、マナーについて調査。周りのママたちに、お返しとして品物を贈っているかどうか、品物は何を贈っているかについて話を聞いてみました。

お中元とは

夏になるとよく耳にするお中元、毎年知り合いからお中元が届くご家庭もあるかと思います。お中元はそもそもどういった風習なのでしょう?

由来を調べてみると、一般的にお中元は先祖を供養する日が始まりとされているようです。やがてお世話になった人に贈り物を贈る習慣になり、現代に残るお中元の風習へと変化したようです。お中元は日頃の感謝を伝える日でもあるんですね。

お中元のお返しマナー

お中元を頂いたら、その後はどうしたらよいのでしょう?一般的に考えられているお返しのマナーについて調査しました。


お礼状

一般的にお中元を頂いた場合には、無事に届いて受け取ったという知らせと共にお礼を伝えることがマナーとされているようです。親しい仲なら電話などで伝える場合もあるようですが、お礼状を送る方がより礼儀をわきまえた印象になりそうです。お中元が届いたら、一両日中にはお礼状を出せるとよいようです。お礼状には、感謝の言葉だけでなく、相手を気遣う文章もいれられるとよいかもしれません。これからもよい関係が続けられるよう、お礼の気持ちはきちんと伝えていきたいですね。


お返しをする時期

画像
iStock.com/paprikaworks

一般的に、お中元のお返しはお礼状のみでよいとされているようです。それでもこちらから感謝の気持ちを伝えたい場合もありますよね。お返しとして贈り物をする場合、お中元の時期や8月初旬から立秋の時期に送る場合が多いようです。お中元の時期は地方によって異なりますが、例えば関東なら7月初旬から15日まで、関西なら7月中旬から8月15日までとされているようです。
お返しをする前に確認しておくとよいでしょう。


金額

お返しに贈り物を用意するなら、いくら位の品物を用意するかも気になりますよね。お返しの金額については、頂いた相手によって異なるようです。
職場の上司など、目上の方に対するお礼の品物であれば半額程度の贈り物を、身近で親しい間柄の方から頂いた場合は、半額や同等くらいの贈り物を用意するのが一般的のようです。
お中元でもらった品物より高価な物や同等の品物を贈るのは避けたほうがよいでしょう。相手を恐縮させてしまうばかりでなく、「今後お中元は結構です」「頂く理由はございません」という捉え方をされる場合もあるようです。
今後もよい関係を続けていくためにも、品物の金額には注意したいですね。


のしの書き方

画像
iStock.com/kokoroyuki

贈り物にのしをつける場合、何度あってもよいという意味で花結び(りぼん結び)の水引きを選ぶとよいようです。表書きは品物を贈る時期によって異なるらしく、例えば、7月15日までなら「御中元」、8月初旬から立秋までなら「暑中御伺」、それ以降なら「残暑伺」となるようです。お中元の時期も地方によって変わるようなので、迷ったらお店の方に確認してもよいかもしれませんね。

こちらの記事も読まれています

お中元のお返し

お中元が届いたら、お返しはどうしているのでしょう。周りのママに話を聞いてみました。


お礼状のみ

「夫の仕事先からお中元が毎年届きます。お礼状はすぐに出しますが、相手に気を遣わせてしまいそうなのでお返しの品物は渡していません」(30代2児のママ)

「取引先にお中元を渡しますが、お返しを頂いたことはありません。お礼状が届くので、自分あてに届いたお中元に対してもお礼状で返しています」(20代1児のママ)

周りのママたちに話を聞くと、お中元のお返しに品物は渡していない場合が多いようです。仕事関係にはお礼状で返し、身近な親戚へは電話でお礼を伝えているという声もありました。


品物を贈っている

画像
iStock.com/hudiemm

「会社の同僚からお中元を頂いたことがあり、そのときはお返しを贈りました。お礼のメッセージを添え、好き嫌いがあまりなさそうなクッキーを選びました」(20代1児のママ)

「職場の後輩からお中元が届き、半返しで後輩が好きなゼリーを返しました。嬉しかったのですがあまり気を遣わせたくなかったので『今後はこのようなお心遣いはなさいませんよう』との一文も添えました」(40代1児のママ)

「家族ぐるみで仲のよいママ友とお中元のやり取りをしています。相手から先に送られてくる場合が多いので、お返しとして毎年同等位の品物を返します」(20代2児のママ)

お中元のお返しをしない場合が多いようですが、お返しの品物を送る家庭もあるようです。品物は食べ物などが最も多く、相手の好みに合わせて贈っているママもいました。お返しの品物選びに迷ったら、日持ちしやすい食べ物などがよいかもしれませんね。

お中元のお返しは気持ちが大切

画像
iStock.com/maroke

結婚や出産後、お中元が届いてお返しに悩んでしまう場合もあるかもしれません。今後もよい関係を続けていくためにも、マナーはしっかり守りたいと思うママも多いと思います。感謝の気持ちがつまったお中元は頂いたらまずお礼を伝えることが大切なようです。お礼状を出してから、お返しやのしはどうするか、品物はどうするかを考えてもよいかもしれませんね。人との繋がりを大切にできるよう、お中元のお返しについて考えてみてはいかがでしょうか。

2018.03.01

イベントカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。