約1億2000万円でエリート官僚に身請けされたが…吉原の花魁・誰袖が辿った「五代目瀬川」より衝撃的な末路

約1億2000万円でエリート官僚に身請けされたが…吉原の花魁・誰袖が辿った「五代目瀬川」より衝撃的な末路

吉原で屈指の人気を誇った遊女、誰袖(たがそで)とはどんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「吉原の中でもトップクラスの花魁だった彼女は、旗本の土山宗次郎に身請けされる。しかし、2人の生活は3年程度しか続かなかった」という――。

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東京ガールズコレクションに出演した福原遥さん=2025年3月1日、東京都渋谷区

NHK大河ドラマに突如現れた「誰袖」とは

瀬川(小芝風花)がいなくなって、花が失われたようだったNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」だが、あたらしい花=花魁が登場した。蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)が、仲の町に並べられて咲き誇る桜に見惚れていると、肩越しにひとりの娘が飛びついて「蔦重兄さん!」と甘えてみせた。

蔦重は「かをり」と呼ぶが、彼女が蔦重の口に自分の口を近づけて息を吹きつけると、蔦重は「やめろ、誰袖花魁」と言い直した。かをり改め誰袖(福原遥)である。

誰袖は「聞きんしたよ、往来物、ずいぶんと上手くいったようで」と言ったあと、歩を進める蔦重の後を追いかけて手をとり、「ところで兄さん、わっちの身請けはいつごろで? このまま商いが上手くいけば、兄さんなら身請けもできんしょ」と問いかけた。

蔦重は「あのなあ、腐るほど言われてっと思うけど、吉原の男と女郎は」と返したが(吉原の男と女郎の恋愛は厳禁だった)、誰袖は構わず「なにを気弱なことを。次々にあたらしいことを成し遂げてきた兄さんでありんす。そんなしきたりも書き替えてしまいんしょ、2人の愛の力で」と言って、蔦重にしなだれかかる。

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2025.05.14

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