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年長で転園すると馴染めない?ママたちが意識した子どもやママ友のコミュニケーション
転勤や新居に伴う引っ越しなどにより年長で転園をするときに、馴染めないことが不安だったり、子どもの友達作りやママ友とのコミュニケーションなどで悩むこともあるのではないでしょうか。今回の記事では、幼稚園や保育園を転園するときにママたちが意識したポイントや、転園後の園生活や子どものことについてママたちの体験談を交えてご紹介します。
年長の転園でママたちが不安なこと
子どもが年長のタイミングで、夫の転勤や新居に伴う引っ越しなどの予定がある場合があると、慣れ親しんだ園から転園することに、馴染めないかもしれないなど悩むママもいるのではないでしょうか。実際に子どもが年長のときに幼稚園や保育園に転園したママたちが不安に感じていたことを聞きました。
「主人の転勤で引っ越しすることになったのですが、転園先の保育園の探し方や準備のすすめ方がわからず悩みました。また、年長で転園するとなると子どもが孤立してしまうのではと心配で、気持ちの切り替え方やフォローなども気になりました」(30代ママ)
「年長のタイミングで転園するとなると、子どもがクラスの輪に入っていけるかのか、馴染めないのでは、また私自身もママ友が作れるかどうか不安で悩むことがありました」(40代ママ)
「夫の転勤により、保育園も転園することが決まり、友達作りや新しい園生活に不安がありました。引っ越したことがあるママ友に相談に乗ってもらい、子どもは保育園のうちは孤立することも少ないし大丈夫と言ってもらい、安心感を持ちました」(30代ママ)
ママたちに聞くと、年長で転園することで子どもが園生活に馴染めるかどうかだけでなく、自分自身もママ友ができるか、コミュニケーションがうまく取れるかなどという転園後の生活についての悩みがあるようです。年長児は、翌年の小学校入学への準備時期でもあることから、ママたちはさまざまなことを不安に思うのかもしれません。
幼稚園や保育園を転園するときに意識したポイント
幼稚園や保育園を転園する際、どのようなことを意識して動けばよいのか知りたいママもいるのではないでしょうか。実際にママたちが幼稚園や保育園を転園するときに意識したことを聞きました。
早めに行動する
「新しい幼稚園探しや、転園書類の準備など早めに行動するようにしました。すぐ動いたことで、想定していなかった手続きなどに対してもバタバタせずに済みました。引っ越しの準備も大変だったので、余裕を持って動けてよかったです」(20代ママ)
転園先の幼稚園・保育園探しや、書類の準備の関係で早めに行動するように意識したママがいるようです。他には、引っ越しが決まったら早めに幼稚園や保育園の先生に相談して、子どもへの対応や新しい園への申し送り事項を確認したというママの声もありました。
転園先は見学して決める
「子どもといっしょに転園先に行ってみて、子どもの反応を見ながら保育園の雰囲気があうかどうか考えて決めるようにしました。同じ保育園でも、クラスや先生によって雰囲気も違うなと思いました。見学してみると安心感が違うと感じます」(30代ママ)
転園先の幼稚園や保育園に子どもと見学に行くことができる場合は、園の雰囲気や子どもの反応を見ながら決めるのもポイントかもしれません。ママのなかには、小学校への入学を見越して同じ学校へ行く友だちが多いかどうかも先生に確認したという声もありました。
転園前のお友だちとしっかりお別れする
「転園前に、クラスのお友だちに親子で挨拶する機会を作ってもらいました。先生や友だちが『新しい幼稚園でもがんばってね』と送り出してくれたことが、子どもの心の支えになったように感じています」(20代ママ)
「子どもの気持ちが切り替えられるように、引っ越す前に保育園で仲のよいお友だちと遊ぶ機会を作りました。『離れてもまた遊ぼうね』と約束することで、子どもも安心感を持ち、転園に対して前向きな気持ちになったように思います」(30代ママ)
保育園や幼稚園の転園前に、クラスの友だちや仲のよい友だちとしっかりお別れをすることで、子どもの気持ちが新しい園生活に対して前向きに切り替えやすいかもしれません。転園による友だちとの別れは寂しいですが、子どもの気持ちに寄り添った声掛けやフォローができるとよいですね。
【体験談】年長で転園したあとの生活は?
年長で保育園や幼稚園の転園をした経験のあるママたちに、転園後の子どもの様子やママの自分自身のことについて感じたことなどを聞きました。
子どものこと
「最初の頃は、新しい保育園行きたくないと登園拒否することがあったものの、園生活に慣れてクラスにお友だちができてからは笑顔で通えるようになりました。引っ越しもあってバタバタしてしまったので、子どもにはストレスだったと思いますが、新しい保育園の先生や友だちが優しくて、安心感がありました」(20代ママ)
「新しい環境に最初は緊張して馴染めない時期もありましたが、少しずつ笑顔で通えるようになりました。今では仲のよいお友だちも増えて、楽しく園生活をすごしているようです」(30代ママ)
「新しい保育園では先生が何日も前から、新しいお友だちがくるから優しくしようね、と話してくれていたようで、クラスのお友だちがすごく気にかけて一緒に遊んでくれているようでした。馴染めないかなと心配していましたが、子どもってすごいなと親のほうが関心しました」
転園後は、新しい保育園や幼稚園に慣れなかったり、登園拒否があったり、緊張したりすることもあるようですが、少しずつ楽しく通えるようになったという声がありました。ママのなかには、友達作りうまくできるかなという親の心配とは裏腹に、元気よく登園してくれたので安心したという声もありました。
ママのこと
「幼稚園参観日の後の懇談会で、挨拶する場を先生が設けてくださいました。その後、同じクラスのママたちと顔をあわせる度に、園のことや近隣の小学校を教えてもらったりコミュニケーションをとるなかで、気のあうママ友に出あうことができました。親としても新しい友だちができて嬉しかったです」(30代ママ)
新しい転園先で、送り迎えの場面や子どもと同じクラスの参観日などの場面で新しいママ友との出あいがあったという声がありました。他には、ママ友と積極的に話すことで、小学校のことやさまざまな情報を知ることができたという声もありました。
幼稚園や保育園転園後にママが心掛けたこと
保育園や幼稚園の転園後の子どもへの対応や、家族でのすごし方が気になるママもいるかもしれません。実際にママたちが、新しい環境で生活するなかで心掛けたことを聞きました。
子どもの様子を気にかける
「環境が変わったことで、子どもに緊張や疲れがないかこまめに様子を気にかけていました。担任の先生から園での様子などを聞いて家での話題にするなど、親子のコミュニケーションの時間をゆっくり持つようにしました」(30代ママ)
子どもの様子を気にかけるように意識していたママがいるようです。新しい園生活に慣れないうちは、子どもがリラックスしてすごせるように、家では前向きな声掛けや安心感を持てる雰囲気作りができるとよいかもしれません。
新しい環境を家族で楽しむ
「仕事の関係で幼稚園の転園を経験させてしまったけど、子どもに『ここに来てよかった』と新しい環境を前向きに感じてほしいと思いました。幼稚園でできたママ友に聞いたおすすめスポットなどに行って、家族で新しい生活を楽しめるように心掛けました」(40代ママ)
前向きな気持ちで新しい生活を楽しめるような家族の雰囲気作りやコミュニケーションを意識していたママもいました。新しく住む町の観光スポットを調べたり、名物を食べに行くなど引っ越し後の生活を、親も子どももいっしょに楽しめる計画を立てるのもよいのではないでしょうか。
転園先の保育園や幼稚園で馴染むためのコツ
年長で保育園や幼稚園の転園をした経験のあるママたちに、転園後の子どもやママが早く新しい園に馴染むためのコツを聞きました。
園児やママと積極的にコミュニケーションを取る
「転勤に伴う保育園転園で、子どもが新しい友だち関係ができるか心配でしたが、実は自分自身もママ友ができるか、人間関係が不安でした。でも、送り迎えのときに会うママたちに挨拶をしたり、自分から話しかけることを意識することで、少しずつ会ったら気軽に話せるママ友ができました」(20代ママ)
先生との連携を密にする
「保育園を転園してからは、前の園に通っていたとき以上に、クラスの先生や園長先生と会話をするようにしていました。息子の園での様子をできるだけ教えてもらうことで、家でも保育園であったことを話したり、親子で新しい園に慣れるように心がけました。子どもはすぐに友だちができていました」(30代ママ)
子どもの様子を見つつ、積極的に園児やママたちとコミュニケーションを取ったというママの声がありました。大人よりも子どものほうがすぐに友だちができることが多いので、様子を見つつ過度な心配はしなかったという意見もありました。
年長での転園を子どもといっしょに楽しもう
ママたちに聞くと、年長で保育園や幼稚園を転園するときは子どもが馴染めないのではないか、孤立してしまうのではないか。また、親自身もママ友ができるかどうかといった悩みがあるようでした。転園による別れは寂しいですが、新しい出あいを前向きにとらえることで、子どもの気持ちも切り替えやすいかもしれません。
小学校に向けた最後の保育園・幼稚園の一年間。子どもの気持ちに寄り添いながら、親子で新しい生活を家族で前向きにすごせるとよいですね。この記事で紹介した内容も、参考にしてみてください。