【調査】子どもが生まれてからの「夫婦の寝室」は一緒、別どちらがいいのか?

【調査】子どもが生まれてからの「夫婦の寝室」は一緒、別どちらがいいのか?

2017.06.15

子どもが生まれる前と生まれてからでは夫婦の寝室スタイルが変わったという話をよく聞きます。今回は、各家庭、生活環境は異なるので、それぞれのスタイル別にメリットを紹介し、自分たちの家庭に合った寝室のありかたを考えてみました。

寝室スタイルを考える

子どもが生まれてから夫婦の寝室が別々になったという家庭は少なくないようです。

理由はいろいろとある思いますが、どのスタイルが良いのだろう……?と考えたことはないですか。

親子全員いっしょ、ママと子どもがいっしょ、パパと子どもがいっしょ、パパとママがいっしょ……家庭によって考え方が違うと思いますが、それぞれどのような良さがあるのか具体的に挙げて考えてみたいと思います。

それぞれのスタイルとメリット

親子でいっしょ

【コミュニケーションがとれる】
隣にいることですぐに会話ができ、スキンシップなどのコミュニケーションが十分とれることが大きいようです。また、同じ空間にいるとつながりを感じられるというのもこのスタイルの良さでしょう。

画像

【災害や体調不良の際に安心】
地震などの災害が発生したときや夜中の急な子どもの発熱など体調の変化が起こったとき、すぐに気づくことができます。

一人だと不安や焦ってしまうこともパパとママがそろっていれば安心かもしれません。


【子どもが両親の愛情を感じる】
近くにパパとママ両方が居てくれることで子どもは安心感を得られるようです。小さな子どもの成長は、パパとママどちらか一方ではなく、両方の愛情がとても大事になってきます。親子でいっしょの寝室は、子どもがパパとママ両方の愛情を感じられることが大きなメリットだと思います。


パパだけ別

【パパが睡眠不足にならない】
子どもの夜泣きや授乳、子どもの寝相の悪さや寝言などで起こしてしまい、睡眠を妨げないようにするためにパパのベッドは別室という家庭も多いようです。

子どもが小さいときは寝室を分けることで、パパの仕事に支障をきたさないようにできるという点が良いのではないでしょうか。


ママだけ別

【生活リズムに合わせて】
ママが働いている場合、出勤時間が早いママだけ寝室が別で、パパと子どもがいっしょに寝ている家庭もあるようです。パパとママで生活リズムが違うときは、生活リズムに合わせて部屋を考えることも合理的なスタイルかもしれません。


【子どもがパパにも頼れるようになる】
子どもは、いっしょに過ごす時間が長いママを求めがちになりますが、パパといっしょに寝るとパパの存在もより大きくなり、身近に感じることにつながると思います。ママだけでなく、パパと子どもがいっしょの寝室はパパへの信頼も強くなるかもしれません。


子どもだけ別

画像

【子どもが自立する】
日本では子どもだけ別の寝室というのは少ないようですが、海外ではこの考え方が中心のようです。

近くに親がいると何かあったときにすぐに手を差し伸べてもらえる環境になってしまいます。しかし、親と別の部屋の場合、細かいことにすぐには気づかず、かかわってもらえないため、子どもが自分で何とかしようと思う気持ちが生まれます。

海外で子どもだけ別の寝室にするスタイルが中心なのは、子どもに早くから自立心を身につけてほしいという思いからのようです。


【夫婦の時間ができる】
子どもができると、どうしても子どもの世話に時間をとることになります。

ママと子どもの時間が増えて夫婦間の会話やコミュニケーションが減るとよく聞きますが、子どもだけ別の寝室にすることで夫婦の時間が増えます。

こちらの記事も読まれています

それぞれの家庭では

実際の寝室事情と感じているメリットをまとめてみました。


親子でいっしょ

【安心感があります】
うちは二人の息子がいますが、泣いたときも、パパママのどちらか目が覚めたほうが対応するというような協力ができます。
なにより、子どもが全員いっしょだと嬉しそうです。(30代/4・2歳のママ)


【いずれ、子どもたちは巣立っていくことを考えて】
子離れをギリギリまでしたくなかった私たち夫婦は、親子全員いっしょのスタイルをとりました。休日は、みんなでゴロゴロ過ごしたり、コミュニケーションがとれて楽しかったです。

また、朝に子どもの体調が確認できるのも良かったです。毎朝、子どもの顔色をチェックできたことは安心材料でした。 (40代/20・16・14歳のママ)


基本的には夫婦と息子たちで別々。時々ふとんを運んで家族4人で寝る

子どもが別だと、夫婦でゆっくり話ができます。

息子たちの寝相が悪いので、子どもだけ別のスタイルはぐっすり眠ることができます。子どもの寝室は、寝る前に兄弟で笑いあったり小声で話している声が聞こえてきて楽しそうにしているので、子どもだけの寝室に良さを感じています。(30代/8・6歳のママ)


パパだけ別

パパが音に敏感なこと、また仕事の関係で就寝時間が不規則なためこの形態にしました。

パパもぐっすり眠れて、みんなもストレスなく過ごせるようになったので良かったと思います。(40代/6歳のママ)

家族のライフスタイルに合わせて

画像

夫婦の寝室にはいろいろなかたちがあり、それぞれ魅力があると思います。

生活環境や子どもの性格、家庭状況も考えて家族に合った寝室のあり方を選んでいけると良いでしょう。

2017.06.15

家族カテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。