こちらの記事も読まれています
離乳食後期に味わう野菜スープ。鮭や豚肉などを使ったアレンジレシピ
離乳食の進め方や野菜スープの冷凍方法
離乳食後期に食べられる野菜スープを作りたいと考えるママやパパもいるかもしれません。味つけにも活用できる野菜スープの作り方や、鮭や豚肉を使った野菜スープのレシピと冷凍保存の方法についてご紹介します。
離乳食後期の進め方
離乳食後期になると、離乳食を作ることや食べさせることに慣れてきたママもいるでしょう。
離乳食を進めるなかで食べ物の好き嫌いが出てきたり、そのときによって食べる量にムラがあるなど、新たな悩みが出てくることもあるようです。
まずは基本的な離乳食後期の進め方について、厚生労働省の資料を参考にご紹介します。
離乳食後期はいつから?
厚生労働省の資料によると、生後9カ月から生後11カ月ごろが離乳食後期とされています。食事リズムを意識しながら、1日3回食に進めていくとよいでしょう。
調理形態は、歯ぐきでつぶせるバナナくらいの硬さがよいようです。
離乳食の量の目安
離乳食後期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。
穀物:全粥90g~軟飯80g
野菜・果物:30g~40g
魚:15g
肉:15g
豆腐:45g
卵:全卵1/2個
乳製品:80g
目安の量を参考にしながら離乳食を用意しましょう。
だしのうまみを味わえる野菜スープの作り方
複数の野菜を使ってだしを取った野菜スープは、味つけとしても活用できます。スープ以外にも、お粥や和え物など幅広いレシピに使えるようです。
野菜スープの作り方をご紹介します。
1. にんじん、玉ねぎ、キャベツを1cm角に切る
2. 鍋に、水500mlと、1の野菜を合わせて200gを入れて、加熱する
3. 煮立ったら弱火にして、そのまま20分ほど煮る
4. こし器やペーパータオルなどを敷いたざるに出して、こす
上記の野菜以外にも、ブロッコリーやかぼちゃを使ってもよいでしょう。かぼちゃなどの煮崩れしやすい野菜は、煮立ってから加えるとよいようです。
こしたあとの野菜は離乳食に使えます。粗くすりつぶしてフリーザーバッグや製氷皿などで冷凍保存できます。
離乳食後期に作る野菜スープレシピ
離乳食後期に食べられる野菜スープレシピをご紹介します。
小松菜と鮭のスープ煮
1. 小松菜を3mm大に切る
2. 鍋に生鮭を入れ、浸るくらいの水を注いで茹でる
3. 鍋から鮭を取り出し、皮と骨を取り除いて、5mm大ほどの大きさにほぐす
4. 別の鍋に小松菜30g、野菜スープ1/2カップを入れて火にかけ、煮立ったら鮭15gを加えて煮る
塩分が多い鮭は、たいやかれいなどに慣れてから取り入れましょう。
鮭は加熱したあとぱさつく場合もありますが、スープなどの汁物に取り入れると食べやすくなるようです。
にんじんとささみのチャウダー
1. 皮を剥いたにんじんと玉ねぎを4mm角に切り、やわらかく茹でる
2. 鍋に、野菜スープ大さじ2と、にんじん20g、玉ねぎ10gを入れて煮る
3. 2に、食べやすい大きさにほぐしたささみ10gを加えて、さらに煮る
4. 3に牛乳大さじ2を加えてひと煮し、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける
離乳食にささみを使う場合は、筋を取って茹で下ごしらえをします。水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると赤ちゃんも食べやすいでしょう。
しらすと野菜のスープ
1. 器にしらす10gを入れ、熱湯を注いで5分ほど置いて塩抜きする
2. 水にさらしてやわらかく茹でたじゃがいもと、にんじんを粗みじんに切る
3. 鍋に野菜スープ1/4カップと、1、じゃがいも15gとにんじん5gを入れて煮る
しらすには塩分が含まれているため、離乳食に使う際には塩抜きしましょう。耐熱容器にしらすと水を入れて、電子レンジで加熱をしても塩抜きできるようです。
豚肉と白菜のスープ
1. 豚肉は脂を取り除いて粗みじんに切り、片栗粉をまぶす
2. 鍋に、野菜スープ1/2カップと、粗みじんに切った白菜20gを入れて煮る
3. 2に豚肉10gを加えて、火が通るまでさらに煮る
豚肉は脂身の少ない部分を選びましょう。豚肉に片栗粉をまぶして加熱すると、固くなりにくいようです。
野菜スープの保存方法
野菜スープは製氷皿で小分けにして冷凍し、凍ったら取り出してフリーザーバッグに移して冷凍庫で保存します。
冷凍保存した日付をメモしておくと、使用期限を意識しながら離乳食を用意できるでしょう。
冷凍したスープは、鍋に入れて加熱するか、耐熱容器に入れて電子レンジで解凍するとよいようです。
離乳食後期に食べられる食材を使った野菜スープを味わおう
野菜のだしで作られた野菜スープは、お粥や和え物の味つけにも活用できます。
冷凍保存したスープは電子レンジで簡単に解凍できすが、凍ったまま鍋に入れて調理してもよいようです。
離乳食後期が始まると食べられる食材も増えるでしょう。野菜や魚、肉などさまざまな食材を使いながら、野菜スープメニューを楽しめるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年9月25日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。