離乳食後期に作る簡単グラタンレシピ。野菜や豆腐を使ったグラタンの作り方

離乳食後期に作る簡単グラタンレシピ。野菜や豆腐を使ったグラタンの作り方

グラタン作りに役立つホワイトソースのレシピ

2019.08.12

離乳食後期が始まって食べられる食材が増えると、どのような献立にしたらよいのか迷うママやパパもいるかもしれません。グラタンに使うホワイトソースの作り方や、野菜や豆腐などを取り入れた簡単に作れるグラタンレシピをご紹介します。

離乳食後期の進め方

離乳食後期になると、離乳食を作ることや食べさせることに慣れてきたママもいるでしょう。

離乳食を進めるなかで食べ物の好き嫌いが出てきたり、どのような献立にしたらよいのかなど、新たな悩みが出てくることもあるようです。

まずは基本的な離乳食後期の進め方について、厚生労働省の資料を参考にご紹介します。


離乳食後期はいつから?

厚生労働省の資料によると、生後9カ月から生後11カ月ごろが離乳食後期とされています。食事リズムを意識しながら、1日3回食に進めていくとよいでしょう。

調理形態は、歯ぐきでつぶせるバナナくらいの硬さがよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食後期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。

穀物:全粥90g~軟飯80g

野菜・果物:30g~40g

魚:15g

肉:15g

豆腐:45g

卵:全卵1/2個

乳製品:80g

目安の量を参考にしながら離乳食を用意しましょう。

出典:授乳・離乳の支援ガイド/厚生労働省

子どもの離乳食で困ったこと

キッチン
iStock.com/undrey

厚生労働省が出している資料の中で離乳食で困ったこととして、以下のような内容が挙げられています。

作るのが負担・大変/33.5%

もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)/28.9%

食べる量が少ない/21.8%

食べものの種類が偏っている/21.2%

食べさせるのが負担、大変/17.8%

食べるのをいやがる/15.9%

(回答数:1240)

離乳食を作ることが大変、食べるものの種類が偏っていると感じているママは多いようです。

離乳食後期になり、食べられる食材が増えることによって、レシピに迷うこともあるかもしれません。

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離乳食後期に作るグラタンのアレンジレシピ

グラタンに使うホワイトソースの作り方と、離乳食後期に食べられる食材を使ったグラタンレシピをご紹介します。

グラタンを作るときに市販のホワイトソースを使用する場合は、大人用のものではなく、離乳食に使える赤ちゃん用のものを選ぶとよいでしょう。


グラタンに使うホワイトソース

1. 耐熱容器に小麦粉とバターを大さじ1ずつ入れて、ラップをかけて電子レンジで1分ほど加熱し、よく混ぜる

2. 鍋に1を入れて火にかけ、混ぜながら牛乳200mlを少しずつ加える

小麦粉を米粉に変えたり、牛乳を調乳した粉ミルクや豆乳に変えることもできるようです。

バターは塩分が含まれているものもあるため、離乳食に使う際には無塩タイプを選ぶとよいでしょう。

ホワイトソースは冷凍保存できるので、ストックしておくと簡単にグラタンを作れそうですね。


かぼちゃグラタン

かぼちゃグラタン
iStock.com/alely

1. かぼちゃは皮を剥いて、種とワタを取り除き、食べやすい大きさに切って茹でる

2. ささみを茹でて、細かくさく

3. ブロッコリーを茹でて細かく刻む

4. 耐熱容器に、かぼちゃ30g、ささみ20g、ブロッコリー5gを入れて混ぜ、その上にホワイトソース大さじ3をかける

5. 4にパン粉と粉チーズをふりかけて、オーブントースターで焼く

離乳食後期になると、ブロッコリーの茎部分も食べられるようになります。赤ちゃんが食べやすいようにやわらかく茹でましょう。


レタスグラタン

1. レタスを細切りにして茹でる

2. ボウルに、ホワイトソース大さじ3と、油抜きしたツナ10g、レタス20gを加えて混ぜる

3. 2を耐熱容器に入れて、粉チーズをふりかけてオーブントースターで焼く

離乳食にツナを使う場合は、油抜きをしましょう。茶こしやざるにツナを入れて、湯通しすると簡単に油抜きできるようです。

牛乳の代わりに溶いた粉ミルクを加えてもよいでしょう。


お魚チーズグラタン

1. さばの水煮は油抜きをして水気を切り、身をほぐす

2. 耐熱容器に豆腐と水を入れて、電子レンジで加熱し、水切りをして5mm角に切る

3. 耐熱容器にさば5g、豆腐15gを混ぜて盛りつけ、チーズを乗せてオーブントースターで焼く

豆腐はペーパータオルで包み、ボウルなどを上に置くと簡単に水切りできます。

さばの水煮には塩分が含まれているため、離乳食に使う際は茹でて油抜きをしましょう。


豆腐グラタン

1. 茹でたブロッコリーと玉ねぎを5mm角に切る

2. 油抜きをしたツナ10gと玉ねぎ5gを、サラダ油を引いたフライパンに入れて炒める

3. 玉ねぎが透明になったら火からおろし、ブロッコリー15gを入れて混ぜる

4. 耐熱容器に豆腐15gと水を入れて電子レンジで加熱し、水切りをして味噌小さじ1を加えて、なめらかになるように混ぜる

5. 耐熱容器に3を入れて、その上に4をかける

6. フライパンでパン粉をきつね色になるまで炒めて、5にかける

チーズの代わりに炒ったパン粉を使います。パン粉をきつね色になるまで炒めると、香ばしさが出るようです。

離乳食後期の食材を取り入れたグラタンを味わおう

離乳食を食べる赤ちゃん
© ucchie79 - Fotolia

離乳食後期が始まり、使える食材の種類が増えると献立に迷うこともあるでしょう。

グラタンレシピはさまざまな食材を組み合わせて簡単に作ることができます。赤ちゃんの様子を見ながら、おいしいグラタンを用意しましょう。

野菜や豆腐などを使ったグラタンメニューを、赤ちゃんに楽しんでもらえるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年9月18日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

離乳食完了期に作るおいしいグラタン。野菜や麩を使った簡単レシピ

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2019.08.12

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