こちらの記事も読まれています
フリージングで離乳食作りを効率的に!ラップやフリーザーバッグなど保存方法
食材別の冷凍や解凍の仕方をご紹介
1回の食事量が少ない離乳期に、まとめて作った離乳食をフリージングして調理の手間を減らしたいママやパパは多いのではないでしょうか。冷凍にはフリーザーバッグやラップなどさまざまなアイテムが使えるので、食材ごとにどのような方法が最適なのか知りたい場合もあるでしょう。今回は解凍の仕方も含めてご紹介します。
食材別でみる離乳食のフリージング方法
離乳食を時間のあるときにまとめて作り、小分けにしてフリージングしているという家庭は多いでしょう。食材ごとに冷凍・解凍の方法は異なるのでしょうか。実際にどのように離乳食をフリージングしていたか、ママやパパに聞いてみました。
お粥・軟飯
30代ママ
30代パパ
お粥を電子レンジで解凍するときは大きめの器に入れていました。加熱しすぎるとすぐに吹きこぼれたり飛び散ってしまうので、一部隙間をあけてラップをかけ、様子を見ながら少しずつ加熱していました。
30代ママ
主食は10倍粥の頃から軟飯になった時期まで冷凍ストックを作っていました。お粥は冷凍すると作りたてのときより乾燥して水分が少なくなり粘り気が強くなることが多かったので、水分の出やすいキャベツのストックや出汁といっしょに解凍していました。
お粥や軟飯をフリージングして毎日の離乳食に活用しているママやパパは多いようです。お粥は電子レンジで解凍するときに水分が抜けやすく、加熱しすぎると吹きこぼれやすいため、水分を加えたり加熱時間に気をつけるなどの工夫が必要という声がありました。
野菜・肉・魚
30代パパ
離乳食初期や中期にじゃがいもやにんじん、キャベツなどの野菜をペーストにして冷凍していました。電子レンジで解凍すると水分と固形が分離したようになってしまうことがあったので、よく混ぜてからあげていました。
30代ママ
中期や後期から野菜のストックを作っていました。野菜を圧力鍋で柔らかくしてから食べやすい大きさに角切りにし冷凍しておくと、スープなどを作るときにそのまま使えて便利でした。
30代ママ
茹でたささみや鶏胸肉、白身魚をほぐして冷凍したものを、後期や完了期の離乳食によく使っていました。減塩のしらすはパックごと冷凍し、その都度必要な分だけ砕いて使いました。
茹でて柔らかくしてから細かく切ったり骨を取り除いたりと、野菜やお肉、お魚も離乳食の下ごしらえには手間がかかるものでしょう。フリージングした食材は解凍してそのまま子どもにあげられるだけではなく、スープやおじやなどの具材に取り入れやすいので作っておくと便利なようです。
出汁・スープ
30代ママ
中期ごろから、かつおとこんぶの合わせ出汁を製氷皿で冷凍していました。冷凍してあったお粥といっしょにお茶碗に入れ、電子レンジで解凍しておじやとしてあげることが多かったです。
30代ママ
後期をすぎたころから野菜を細かく切って入れたスープを作っていたので、保存容器に小分けにして冷凍保存しました。汁物は毎日子どもにあげていたので、冷凍ストックがあると便利でした。電子レンジで解凍したり、うどんを入れてあげるときはいっしょに鍋に入れて火にかけていました。
さまざまなメニューに応用できる出汁や、完成したスープを冷凍していたというママの声もありました。
どの食材でも初期や中期から完了期まで、幅広い方法でフリージングを活用しながらママやパパは離乳食を作っているようです。なかには市販のレトルトをあらかじめ小分けにして冷凍し、少しずつ使っていたというママもいました。
離乳食のフリージングに便利なアイテム
これから離乳食のフリージングを始める方やもっとよい方法を探している方に向けて、ママやパパが使っていたフリージングに便利なアイテムをご紹介します。
フリーザーバッグ
30代ママ
衛生面を考えると密閉できるものがよいと思い、フリーザーバッグを使っていました。ペーストやフレーク状にした野菜やお肉などを入れ平たく広げて冷凍すると、必要な分だけ折って使えるので便利でした。
大人向けの料理や食材の冷凍にフリーザーバッグを使っているおうちも多いでしょう。子どもの離乳食のフリージングにもフリーザーバッグを活用しているというママの声が複数ありました。
ラップ
30代ママ
茹でて細かく切ったうどんや軟飯は、1回分の量をラップにくるんで冷凍していまいた。容器に入れるほどではない量や少ない数のストックを作るときに便利でした。
ラップは必要な分だけを好きなように包んで保存できるのがよい点でしょう。隙間から食材が漏れないよう、ラップを多めに使って2重に包んでいたというママもいました。
製氷皿・離乳食用トレー
30代ママ
離乳食のフリージングをはじめた頃は、冷凍庫にあった製氷皿を使っていました。ベビー用品店で製氷皿より取り出しやすくさまざまなサイズがある離乳食用トレーをみつけてからは、後期か完了期頃まで使っていました。
30代ママ
離乳食用の小分けトレーは1つのブロックが小さい12個入りから、大きめの6個入りまでいろいろなものがあったので、子どもの食べる量や食材にあわせて使い分けていました。
製氷皿や離乳食用トレーはさまざまなサイズのものが販売されているので、ママが使いたい量や子どもが食べられる量にあわせて選べるのがよい点でしょう。一度に多くのストックを作れるので、離乳食のフリージングに活用していたというママの声が複数ありました。
小さいサイズの保存容器
30代ママ
完了期になると子どもが一度に食べられる量が増えてきたので、お茶碗1杯分ほどが入る小さな保存容器を使っていました。軟飯のほか、ミートボールや豆腐ハンバーグなどを保存するときにも便利でした。
子どもの成長に合わせて保存アイテムを変えたというママがいました。完了期に買った保存容器は、子どもが大きくなってからも家族のおかずの作り置きやご飯の冷凍に使いまわせたという声もありました。
離乳食をフリージングするときに気をつけていたこと
冷蔵保存に比べて長期間保存できるフリージングは離乳食作りに便利ですが、気をつけるべきポイントもいくつかあるようです。
30代ママ
下ごしらえした食材はすばやく冷凍できるよう工夫していました。離乳食用トレーに食材を入れたあとに保冷剤を上に載せて粗熱をとったり、ラップやフリーザーバッグに入れて薄くのばすと冷めるのが早かったです。さらに夏は冷凍庫の設定を強にしていました。
30代パパ
フリージングした離乳食は1週間を目安に使いきるようにしていました。そのまま冷凍庫に入れるといつ冷凍したか忘れてしまうので、フリーザーバッグには油性マジックで作った日にちを書きました。
30代ママ
たまに解凍したストックを使いきれないことがありましたが、再冷凍すると食材が傷むと本に書いてあったので、残りは捨てていました。
フリージングした離乳食を子どもにおいしく食べてもらうために、冷凍までの時間を短くしたり期限を決めていたというママやパパがいました。ときには解凍した食材や料理を大人が味見し、味や風味を確認することも大切かもしれません。
フリージングで離乳食調理の手間を減らそう
ママやパパに話を聞いてみると、離乳食作りの時短やアレンジのためにフリージングをしていたという声が複数ありました。
食材をペースト状にする初期から舌でつぶせる固さにする中期、少しずつ形のあるものを食べられるようになる後期やさまざまな料理に挑戦できる完了期まで、離乳食作りにフリージングは活用できるでしょう。
これからフリージングを始めるママやパパは、フリーザーバッグやラップ、製氷皿などすでにおうちにあるアイテムを使って試してみるのもよいかもしれません。
解凍方法や子どもにあった小分けの量を工夫しながら、フリージングで子どもにおいしい離乳食を作ってあげられるとよいですね。
お粥は初期から離乳食用の柔らかい小分けトレーで冷凍していました。離乳食の本に自然解凍は衛生的によくないと書いてあったので、毎回電子レンジで解凍していました。使う分だけ小鉢に入れてラップをかけ、500Wで1~2分くらいです。