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離乳食完了期のかつおだしを使った和食レシピ。基本の取り方と冷凍保存の仕方
だしの力で美味しい離乳食を作ろう
かつおだしを使った離乳食のバリエーションを増やしたいと思っているママもいるのではないでしょうか。かつおだしの基本の取り方やママたちから教えてもらった離乳食完了期の和食レシピをご紹介します。またかつおだしを少量作る方法や時短方法、冷凍保存の仕方も併せてお伝えします。
離乳食完了期の進め方と注意点
離乳食完了期は、手づかみ食べが上手になり、小さなものをつまんだり、スプーンなどの道具を使える赤ちゃんが多くなります。
なんでも積極的にやらせてあげると、赤ちゃんの食べる意欲がどんどん育っていくようです。卒乳へ向け栄養バランスがよく、しっかり食べてくれる離乳食を作れるとよいですね。
食材の大きさ・柔らかさに気をつける
離乳食完了期に入ると、大人とほとんど同じ食材を食べられるようになりますが、食材の大きさや柔らかさは、赤ちゃんの成長に合わせてあげましょう。硬さの目安は、肉団子くらい、少し力を入れればスプーンの縁で切れる程度が理想的なようです。
離乳食完了期は薄味を心掛ける
塩分量が多い食事は、赤ちゃんの体に負担をかけてしまうこともあり、離乳食期に濃い味付けに慣れてしまうのは、あまりよくないようです。
離乳食用のかつおだしを作るときは、塩分が多くなりすぎないように薄めてあげましょう。味つけは大人の1/3から1/2くらい、ママが味見してみてほんのり風味を感じる程度を目安にしてみてください。
離乳食のかつおだしの取り方と保存方法
かつおだしの取り方を改めて知りたいママもいるのではないしょうか?かつおだしの基本の取り方やママたちから聞いたおいしいだしを取るためのポイント、時短テクニックをご紹介します。
基本の取り方
- かつおぶし10g、水2カップ(400cc)を用意する
- なべに水を入れて沸騰させる
- かつおぶしを入れて、再び沸騰したら火を止める
- かつおぶしがなべの底に沈んだら、クッキングペーパーを敷いたざる、またはこし器でこす
30代ママ
かつおだしの簡単な取り方
30代ママ
なべで作るのがめんどうな時は、粉末のだしを使わず、茶こしにかつおだしを入れ、お湯を注ぐだけの時短かつおだしを活用しています。
30代ママ
耐熱ボウルに昆布、かつおぶし、水を入れ電子レンジで5分程加熱し、少し冷ましてからざるでこすだけで簡単に合わせだしを作ることができます。
その他にも、炊飯器の保温機能を使いかつおだしを取っているママやお茶パックにかつおぶしを入れてだしを取るとこす手間が省けるとのママの声もありました。
かつおだしの保存方法
30代ママ
製氷皿1マスに大さじ1程度ずつ流し入れ、ラップをして冷凍庫で保存します。凍ってからいったん取り出し、フリージングパックに入れ替えておくと、取り出しやすく匂い移りを防ぐことができます。
手作りのかつおだしは、容器に入れ冷蔵保存や冷凍保存ができますが、早めに使いきる方がよいようです。
離乳食完了期のかつおだしを使ったレシピ
大人のごはんといっしょに調理できる、離乳食完了期のかつおだしを使ったおかずレシピをご紹介します 。和食の定番メニューを子ども向けにアレンジしてみました。
豚コマの卵とじ
- 豚肉、玉ねぎ、しいたけ、小松菜(お好みの野菜)を食べやすい大きさに切る
- フライパンにだし汁を入れ、沸騰させる
- 具材と少量の醤油と砂糖を入れ柔らかくなるまで煮込む
- 溶き卵を流し入れ、火が通ったら完成
野菜をいれた卵とじは、冷蔵庫のあまり野菜を使って手軽 作れるメニューです。大人のごはんといっしょに調理するときは、材料を切り分けたあとに別の鍋で調理し、味付けや食感を調節しましょう。お肉や野菜の種類を替え、献立のバリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか。
ほうれん草とにんじんのかつおだし醤油和え
- ほうれん草とニンジンを柔らかく茹でる
- それぞれ食べやすい大きさに切り、だし汁と少量の醤油で和える
かつおだしに含まれているうまみ成分によって、素材の味が引き立ちしっかりとした味になります。離乳食期は、お浸しよりも具材と調味料を和えてあげる方がたくさん食べてくれるかもしれません。お好みによりゴマを加えてもよいでしょう。
鶏と豆腐のふわふわつくね
- 鶏ひき肉、豆腐、みじん切りにした玉ねぎ、しいたけ、塩少々をボウルで混ぜる
- 鍋にだし汁を沸騰させ、スプーンで成形しながらつくねのタネを入れる
- 中まで火が通り、浮いてきたら火を止め、味がしみ込むまで冷まして置く
だし汁で煮込まずにフライパンで焼く場合は、タネを作るときにだし汁で少し柔らかくしたり、だし汁に醤油や砂糖を加えタレを作るとよいかもしれません。大人のごはんは味を濃いめにしたり、焼きつくねに大葉や卵の黄身を添え月見風にするのもよさそうです。
具だくさんの豚汁
- 大根、にんじん、ごぼう、じゃがいも、ネギ、豚肉を切る
- 熱した鍋に少量の油をひき、野菜を炒める
- だし汁を加え沸騰したら、野菜が柔らかくなるまで煮る
- 野菜が柔らかく煮えたら、豚肉を入れる
- 野菜が柔らかく煮えたら、豚肉を入れる
- それぞれの鍋に味噌を溶かす
離乳食に豚汁や味噌汁を作るときは、味つけ前の段階で食材を取り分け、赤ちゃんが食べやすいサイズにしてから、薄味に味を整えてあげましょう。味付けした後に取り分ける場合は、湯を足したり、一度具材を洗うなどして塩分が高くなりすぎないように調節しましょう。大人の2~3倍くらいに薄めるのが目安です。
粉末だしはいつから使う?
手軽で使いやすい粉末だしは離乳食にいつから使ってよいのか、知りたいママもいるかもしれません。市販の粉末のかつおだしは、かつお節やその他の天然だしを濃縮したものに塩、砂糖、保存料などを加えて作られた風味調味料です。離乳食完了期の赤ちゃんが使用する際は、赤ちゃん用のだし粉末や塩分と調味料が添加されていない天然だしパックを選んであげましょう。
離乳食完了期はかつおだしを使った和食レシピを取り入れましょう
離乳食完了期は卒乳、幼児食に向けてのステップアップの時期です。アレルギーに気をつけながらさまざまな食材を一通りチャレンジできるとよいでしょう。1日3回の離乳食に慣れ、そろそろ食べ飽きしたり、好き嫌いがでてくる頃かもしれません。
離乳食をだし汁から手作りするのは、めんどうに思いがちですが、やってみたら案外簡単だったというママの声もありました。冷凍保存もでき、作り置きしておくと献立のバリエーションがいろいろ増えるかもしれません。
粉末出だしをいつから使ってよいか、時短を考えるときや大人の料理の取り分けなどで迷う場合は、赤ちゃん用や化学調味料無添加のものを選んで使うとよいでしょう。
かつおだしを使った和食レシピを取り入れて、家族で食卓を囲む楽しさを知り、食べることを好きになってもらえるとよいですね。
離乳食用に少量だけ作るときは、水1カップに対しかつおぶし5gにしています。市販のかつおだし小分けパックは1パックあたりおよそ5g前後なので、1パックに対し水200ccとなります。花かつおを使うときは、水200ccに対しひとつかみの半分くらいを目安にしています。